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第54回 少年を地域社会の中で育てる(広報かすかべ平成31年1月号)

更新日:2018年12月27日

少年の健全な育成を見守り、応援する

少年非行防止ボランティア連絡会は、警察署と連携し少年非行防止および青少年健全育成を推進するとともに、少年問題に関する意識を高め、社会の健全な発展に寄与することを目的として活動しています(実施日:平成30年11月12日)。
少年…20歳未満の者を指します。

懇談内容

市長

今回は少年非行防止ボランティア連絡会の皆さんと大いに語り合いたいと思います。本日はお忙しい中お集まりいただきまして、常日頃から少年の健全育成にご尽力賜っていることをこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、昨日(平成30年11月11日)入ってきたニュースでは、第53回マーチングバンド関東大会で春日部中学校と豊野中学校の吹奏楽部が金賞をいただいて全国大会出場ということで、先だっては第70回全日本合唱コンクール全国大会で武里中学校音楽部が金賞と、春日部の子どもたちが頑張っております。こういったことも皆さんのご尽力の賜物、そういった成果のひとつではないかと思っております。
今、春日部はいろいろなところで動きがあります。今日も春日部駅付近連続立体交差事業に関して、関係者が竹の塚駅の現地視察に出掛けております。春日部もこれからいよいよ連続立体交差事業の都市計画決定を予定しており、現在、いい駅を作ろうと一生懸命頑張っているところです。そしてこれも交通の要となる東埼玉道路の整備も、国道16号庄和インターチェンジ付近で始まっております。また、市立医療センターの運営も軌道に乗ってまいりまして、日本大学医学部の関連病院の中で一番の基幹病院だと言っていただいております。
いずれの場所でも真ん中には人がいて、人が活躍する場が地域だと思っておりますので、これからを担う少年たちをいろいろな角度から見守り、ご指導いただければと思います。
それでは、1時間というわずかな時間ですがよろしくお願いいたします。

会長 山崎(やまざき)さん(注意:崎の字は、正しくは大の部分が立の字)

日頃より市長には本当に春日部市民、そして子どもたちのために多大なるご尽力をいただき、また、今の春日部市の状況をお伝えいただきまして、ありがとうございます。
そして今日は、私たち少年非行防止ボランティアの活動を皆さんにお伝えする、こんな良き機会をお与えいただきまして本当にありがとうございます。
この懇談がいつも春日部市民に配られている広報紙に紹介されるということで、われわれの活動がより皆さんに周知されることで、さらに力を入れてやっていくことができるのではないかと期待しております。今日は21人の会員の中から半分ほどでございますけれども、参加させていただいております。まち全体がより非行防止、少年の健全育成のために良い状況になっていくよう、活動の一環となるように、今日の会合を有意義なものにしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。

市長

それではまず、少年非行防止ボランティア連絡会は、どのような経緯で、いつ、発足されたのか、また、会における活動の目的をお聴かせください。

会長 山崎(やまざき)さん

発足当時の状況についてですが、埼玉県内の少年非行は少年人口の増加に伴い、戦後最高を記録した昭和58年以降なかなか減ることがなく、高い水準で推移しておりました。刑法犯検挙数の過半数を少年非行が占めるようになり、内容は、万引き・自転車盗・少女買春・シンナー・暴走族・無職少年の凶悪犯罪などが挙げられております。
昭和55年5月21日に埼玉県警察少年補導員連絡協議会が発足し、その後、埼玉県警察少年非行防止ボランティア連絡協議会と名称が変更になったのが昭和61年5月1日でございます。その後、平成2年4月1日に春日部警察署少年非行防止ボランティア連絡会が発足しました。
次に活動の目的ですが、春日部警察署と連携しまして、委員相互の理解と協調を図り、少年非行防止および青少年健全育成のための効果的な活動を推進するとともに、少年問題に関する意識を高め、社会の健全な発展に寄与することが大きな目的です。

市長

この地域での活動は平成2年からということですね。長年にわたる活動に改めて感謝申し上げます。
皆さんは、これまで少年指導委員としてさまざまな活動をされていると思いますが、主な活動内容について聴かせてください。

副会長 土谷(つちや)さん

それでは私から説明いたします。まずわれわれの活動には、少年非行防止と青少年健全育成という二つの大きな柱がございます。
基本は毎月3回の街頭補導や夏まつりなどのイベントにおける補導活動です。藤まつり・大凧あげ祭り・夏まつり・大凧花火大会の4つを大きなイベントとして補導活動をしております。春日部駅周辺や商業施設などにいる少年たちに直接声掛けをして非行につながる不良行為がないかどうか、少年たちの様子や状況をリアルに感じ取れるような活動をしております。この声掛け活動が一番重要な活動内容だと思っております。
また、市内の小学校・中学校に出向いて、非行防止・薬物乱用防止などの啓発活動も行っています。皆さん体当たりのロールプレーイング形式で、劇を通して子どもたちに訴えるという方法を取りながら、分かりやすく説明しております。それと市内の中学校の校門で「朝の声掛け活動」などもしております。
毎年11月には「未成年者飲酒・喫煙防止キャンペーン」も各駅前で行います。こういった活動は、自分たちだけではなく、関係団体と協力して活動を進めております。あとは、非行少年あるいは触法少年の矯正施設(少年院)の視察研修などを行って、会員の見分を高め、より高いレベルで少年たちに接することができるようにも心掛けております。

市長

分かりやすい説明ありがとうございました。積極的に現場に出て、少年たちに接しているということですね。少年たちの顔を直接見て声掛けやあいさつを交わすことで、様子や状況を感じ取ることができると思います。そしてまた、関係団体と協力をしながら活動を続けているということで、これはすごく大事なことではないかなと思います。一つの団体にできることは限られているかもしれませんが、いろいろな関係団体が力を合わせることによって、よりインパクトの強い、また幅広い活動内容になっていくと思いますので、ぜひまたいろいろな関係団体と一緒にご協力いただきながらお互いを理解し、補強し合えれば素晴らしいなと思います。次に、活動をしていて感じたことなどを聴かせてください。

金重(かなしげ)さん

パトロールをしているときに、少年に対しては、地域の皆が見守りながら応援しているのだということが伝わるように接し、そこで何か気付いて注意をするときにも、その少年に話をさせていただくという気持ちでおります。地域の少年は地域のみんなで守り育てるという、そういう言葉を耳にしますが、まさにそういう気持ちで会の皆さんもボランティア活動をされていると思います。

市長

確かにそうですね。私もPTAの役員をやらせていただいて、そういう子どもと接することもありましたが、お互いを分かり合ってくると親密感が湧いてきますよね。悪い子を懲らしめようというのではなく、応援しているよというスタンスで声掛けすれば、子どもも聞く気になるのだと思います。外見だけを見て犯罪者のように扱ったり、上から目線でものを言ったりするようだと、反発する面があると思います。皆さんさすがですね。

高野(たかの)さん

一番印象に残っているのは、夕方に皆さんと公園へ行って、そこでちょっと元気のいい少年たちに声を掛けると、向こうからいろいろな話をしてくれる。ああ、この子たち寂しいんじゃないかなと思いましたね。やはり環境は大事ですし、われわれは本当に微力ですが、そういった少年に声を掛けて話し相手になって、愚痴でもいいから聞いてあげることができればという感じでやらせていただいています。実際のところ、昔と比べると今は補導的なことを必要とする子は少なくなりましたね。だからこそ声は掛けやすい。これからも皆さんと共に少しでもそうした抑止力となって、お役に立てればと感じております。

市長

応援しているという気持ちが伝わるように声掛けしているからこそ、少年たちからも言葉が返ってくるのでしょうね。そうやって少年たちが自分たちの存在をアピールしてくるのは、皆に見てもらいたいとか、話を聞いてもらいたいとか、そういった気持ちがものすごくあるからだと思います。それを少しでも解消してやれるというのは、とても大きな意味を持ちます。
昔の中学校は荒れていたときもありましたが、そういう意味では、今は各学校が落ち着いていて、頑張っているなと思いますね。

副会長 渡辺(わたなべ)さん

春中(はるちゅう)を育てる会で、荒れていた頃のお話しを聞いたことがあります。私も長く活動をしておりまして、当初はテレフォンクラブのステッカーなどが電話ボックスや電柱にいっぱい貼ってありまして、それを剥がし、それから立て看板を剥がす。少年たちに声掛けすることよりも、まず環境を整えることが最初でした。そのような仕事から、徐々に街頭補導にも出まして、その頃はカラオケボックスに入りますと台をひっくり返されることもありました。シンナーを吸っていたり、ガスライターのガスを吸っていたりする少年もおりました。最近はだいぶ良い傾向に向いているかなと思います。私たちも学校に出向いてロールプレーイング形式で、実践的な啓発活動をしておりますが、少年たちもそういうことを理解してくれて、とても分かりやすくて良かったというような感想を受けますと、やって良かったなと思います。

今井(いまい)さん

私もいわゆる非行的な行動に出会うことは本当に少なくなっていると感じています。特に喫煙が減っているのではないでしょうか。あとゲームセンターやカラオケ店などにも行くのですが、店側がルールをきちんと守るようになっていて、そういった店の対応も良い傾向なのではないかと思います。

市長

皆さんのおかげももちろんあって、穏やかな状況が作り出せてきているのだと思います。重ねて感謝申し上げます。
次に、皆さんが日頃から心掛けていることを教えていただけますか。

園部(そのべ)さん

親や先生が理解してあげることが一番ですが、親にも言えない先生にも言えないというときに、誰か一人でも話ができる大人を見つけておいてねと言うのですが、そういう少年たちが信頼できる一人の大人としての存在でありたいと思っています。そしてたとえば、万引きしようとしている少年がいるとして、万引きジーメンでしたらやるまで待つのでしょうが、私たちはその前に、目が合ったときに思いとどまらせることができるような存在でありたいので、そのために少年たちとの信頼関係を地域で作っていきたいと思っています。

松田(まつだ)さん

心掛けということであれば、やはりまずあいさつですね。こんにちはとかこんばんはと言うと、最初は「なに、このおばさん、おじさんたち」みたいな顔をされるのですが、声掛け活動をするときには、あいさつは欠かさずするようにしています。以前PTA会長をしていたときに、学校に、素行が悪いわけではないですが、来たり来なかったりという子どもたちがいたのですが、私がその子に学校で会ったとき「来たんだね」と声を掛けたそうです。私はあまり覚えていなかったのですが言われた子はよく覚えていてくれたようで、娘に「こうやって言ってくれたんだよね、お母さんだよね」と言っていたと聞いたときに、やはり声を掛けるということ、そして身内以外も声を掛けるということはとても大事だと思いました。これからも声掛けを続けていきたいと思います。

市長

家族・先生・友達だけではなく、地域の人たちがいろいろな形で見守り、応援してくれているという認識を持つと、随分気持ちが違ってくると思います。本当に一声のあいさつというのは大きいですよね。

大木(おおき)さん

確かに、あいさつすると驚かれるときが結構あります。じっとこちらを見てきたりしますが、声を掛けられてなんだろうと反応してくれているということなので、本当にあいさつは大事ですよね。なるべく明るい感じで、小学生くらいのお子さんでしたら早く帰らないとねと話をしたり、カラオケボックスに行けば試験が終わってほっとしているところにお邪魔してごめんねとか声を掛けたりするのですが、やはり優しい感じで声を掛けると少年たちの反応もよく、楽しく活動させていただいています。少年たちも私たちがこういう活動をしているのだと分かってくれて、そして社会も全体的によくなるように、皆さんの足手まといにならないように頑張っていきたいと思っています。

市長

最初の印象は大事ですからね。特に初対面のときの対応は、相手を思って接することが信頼につながると思っています。
皆さんにとってボランティア活動の魅力とは、どのようなところでしょうか。

下田(しもだ)さん

自分がずっと生きてきた中で、間違ったこともやってきましたが、少しでもそのことをプラスに伝える方法がないかなと、このボランティア活動に入りました。私たちの年代では、悪い事をするときは皆で集まってやっていましたが、今はまとまって何かしようという子がほとんど居ないのですね。それともう一つ感じているのは、生まれたときの赤ちゃんはまったく白いキャンパスですよね。個性はあると思いますが、それに色が塗られていくというのは、当然身近な人、親などを見て育っていく。ある程度、非行に走る少年はそういう環境の影響も大きいのかなと。そうすると彼らは被害者であり、かわいそうな立場とも言えるのではないかと思いまして、応援するという気持ちが強くなっています。

会長 山崎(やまざき)さん

先ほど副会長から説明がありましたが、学校に出向いて、ロールプレーイング形式で子どもたちを巻き込んで、不良に声を掛けられたらどう断るかなどの芝居をやるのですが、その中で私たちはかつらをかぶって不良役になり、学校の教員も一人巻き込んで、子どもたちに断らせます。先生たちとも一緒に楽しくやらせていただいています。

小山(こやま)さん

自分の子どもたちもだんだん大きくなって、小学生・中学生と接することはなくなってきたのですが、非行薬物乱用防止活動で小学校や中学校に行って、金髪のかつらを被ってお芝居をしてみせると、子どもたちは真面目に聞いたり驚いたり、素直な反応を見せてくれます。今の子どもたちの感じがダイレクトに分かるというのが一番の魅力で、次の活動への活力になります。

市長

自分たちのできることを一生懸命やることで、返ってくるものがあると思います。

尾谷(おたに)さん

私も皆さんと小学校へ行ってロールプレーイングをやりますけれど、ちょっとズレを感じることがあります。今、マスメディアでいろいろなことが詳しく報道されているので、私たちももう少しやり方を今風に変えていかないと、ちょっと時代遅れかなと感じます。私たちは不良の表現としてたばこを吸う格好をしますが、今はたばこを吸っている人も少ないですし、もうちょっと違うやり方があってもいいのかなと思っています。

市長

皆さん役作りにも熱心で、楽しくやられていることが伝わってきます。時代に合わせた設定が必要だと感じているとのことですが、その通りだと思います。
最後に、今後の抱負について聴かせてください。自分たちの活動を通じて、春日部市がどのようになってほしいと思いますか。

逸見(へんみ)さん

春日部市はボランティア活動が活発ですが、それも市長さんのキャッチフレーズ「日本一幸せに暮らせる街」に貢献しているのだろうと思います。
私も少年非行防止ボランティアとして、非常にささやかですが、少年たちの非行防止にいくらかでも貢献できればと思ってやっています。ボランティア活動をやりながら、それによって元気をもらって、春日部のまちをよくしていこうという気持ちでやっておりますが、個人的には、まだあまりボランティアをやっていない人にも興味を持っていただきたいです。市民活動センターも充実しておりますので、もっとボランティアをやりたいという人が増えればいいなと思っています。

永田(ながた)さん

私は子ども会の役員から20年近くずっとボランティア活動をやっています。町会の役員から警察のボランティアに入って5年目になります。なかなか声掛けのタイミングも難しくて、一生懸命ゲームをしている子にどう声を掛けたらいいか、どのように接したらいいのかと迷うときもあります。そして今、表面的には大きな問題がないように見えますが、隠れた部分でSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やインターネットの問題があり、ニュースを見て心が痛むこともありまして、私になにができているのかなと考えさせられることが多々あります。微力ですけれども、自分たちの活動で少年たちがいい方向に進んでくれればいいかなと思って続けさせていただいております。

副会長 土谷(つちや)さん

春日部で育った子どもたちが成長して外に出ていくこともあるかと思うのですが、いつか大人になって帰ってきたときに、春日部のために何かしよう、と思えるようになっていてほしいと思います。

市長

ぜひ、故郷に錦をではないですが、いろいろな形で春日部に戻ってきてほしいですね。錦っていうのは成果をあげることだけではないですから。
少年たちは春日部の未来をつくる、まさに宝でございます。そして皆さんは、春日部の宝である少年の非行防止や健全な育成に欠かせない、大切な存在です。今後も、さまざまな角度から少年たちを見守り、ご指導いただければありがたいと思います。今日はありがとうございました。

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