家庭内での感染予防のポイントや自宅療養中の注意事項
家庭内での感染予防のポイント
家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合、家庭内で感染を広げないために次の八つのポイントに注意してください。
- 個室にしましょう。食事や寝るときも別室にしてください
- 小さな子どもがいる、部屋数が少ないなど、部屋を分けられない場合は、感染者から少なくとも2メートル以上の距離を保つことや仕切りやカーテンなど設置することを勧めます
- 同じ部屋で寝るときは、頭が向き合うように枕の位置をそろえて並んで寝るのではなく、互い違いにするだけでも、感染者の顔からの距離がとれるようになります
- 本人は極力部屋から出ないようにしましょう。人との接触を減らすことが大切です
- トイレ、バスルームなどの共有スペースの利用は最小限にし、換気を十分に行いましょう
心臓、肺、腎臓に持病のある人、糖尿病の人、免疫の低下した人、妊婦などが感染者の世話をするのは可能な限り避けてください
- 感染者の身の回りの世話が必要な場合、世話する家族に、感染する可能性があるため、可能な限り一人に決めておいた方が良いです
- 使用したマスクは他の部屋に持ち出さないでください
- 使用したマスクは、他の部屋に持ち出さずに部屋の入口に置くか、すぐ捨てるようにしましょう
- マスクの表面には触れないようにしてください
- マスクを外す際には、ゴムやひもをつまんで外し、マスクの表面には触れずに破棄します
- マスクを外した後は必ずせっけんで手を洗ってください
- マスクが汚れた場合は、すぐに新しい清潔な乾燥マスクと交換してください
- マスクがないときやマスクが使用できない人は、ティッシュなどで咳(せき)やくしゃみをするときに口と鼻を覆います
小まめにせっけんで手を洗い、アルコール消毒をしてください。ウイルスの付いた手で目や鼻、口などを触らないでください
- ウイルスの付いた手で目や鼻、口などを触ると粘膜・結膜を通して感染することがあります。家族は小まめにせっけんを用いた手洗いもしくはアルコール消毒をしましょう
定期的に換気してください。共有スペースや他の部屋も換気をしましょう
- エアコンなどの空調や換気扇を回したり、日中の温かい時間に窓を開けるのも良いでしょう
- 共有部分(ドアの取っ手、ノブ、ベッド柵など)は、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう。
- 物に付着したウイルスはしばらく生存します
- 家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、使用量の目安に従って薄めて使ってください(目安となる濃度は0.05パーセントです(製品の濃度が6パーセントの場合、水3リットルに液を25ミリリットルです))
- トイレや洗面所は、通常の家庭用洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤で小まめに消毒してください
- タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄で構いません
- 感染者の使用したものを分けて洗う必要はありません
- 洗浄前のものを共有しないようにしてください
- 特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどでは共有しないように注意しましょう
体液で汚れた衣服、リネンを取り扱う際は、手袋とマスクをつけ、一般的な家庭用洗剤で洗濯し完全に乾かしてください
- 新型コロナウイルス感染症は下痢がみられることがあり、ふん便からウイルスが検出されることがあります
鼻をかんだティッシュはすぐにビニール袋に入れ、室外出すときは密閉して捨ててください
- 鼻をかんだティッシュなどにもウイルスがついています。同居者が触ると感染する可能性があります
- 捨てた後は、直ちにせっけんで手を洗いましょう
同居者が外出する際の注意事項
- 家族や同居者は、既に感染している可能性があります。 熱を測るなど、健康観察をし、不要不急の外出は避け、特に咳や発熱などの症状があるときには、職場などに行かないでください
- 感染者の症状が軽快してから14日間経過するまでは、健康状態を監視することをお勧めします
関連リンク
家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~(厚生労働省のサイト)(外部サイト)
新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(日本環境感染学会とりまとめ)(厚生労働省のサイト)(外部サイト)
新型コロナウイルス感染症 自宅療養中の人へ
新型コロナウイルス感染症で自宅療養中の人は、下記の埼玉県ホームページを参照してください。
自宅療養の手引き(新型コロナウイルス感染症)(埼玉県のサイト)(外部サイト)
自宅療養を行う上での留意点や、健康観察の方法、療養の終了基準、症状悪化時の連絡先などを記載しています。
感染拡大に備えた医療提供体制(埼玉県のサイト)(外部サイト)
感染者の大幅増を想定した緊急的な患者対応方針・体制の整備について記載しています。
更新日:2022年01月28日