
春日部を舞台に活躍する「クレヨンしんちゃん」でおなじみの野原一家が、春日部市の特別住民として登録されています。「クレヨンしんちゃん」は日本だけでなく、多くの国でも親しまれています。
世界最大級の地下放水路

首都圏外郭放水路は、台風や大雨で増えた川の水を地下トンネルに取り込んで、江戸川に流す施設で、世界最大級の地下放水路です。この施設は、埼玉県南東部や東京都を洪水から守っています。
その大きさは60階建てのビル1杯分の水を貯めこむことができるほどです。また、25メートルプール1杯の水を1秒間で一気に流すことができます。
日本で最大級の大凧

大凧あげ祭りで揚げられる大凧は、日本最大級の大きさです。縦15メートル、横11メートルで、重さが800キログラムもあります。毎年5月3日・5日に行われる大凧あげ祭りでは、みなさんが健康で元気に成長できるようにという願いを込め、大凧が揚げられています。

春日部の桐たんすづくりは、江戸時代にさかのぼります。日光東照宮を作る職人さんたちが、キリの産地だった春日部に移り住んで生産を始めたのがきっかけです。
春日部の桐たんすは、昭和54年に国から「伝統的工芸品」の指定を受けています。

桐たんすと同じく、約300年の歴史があります。春日部の豊富なキリをもとに、家具や本棚、整理箱などの日用品を作ったのが始まりと言われています。昭和52年に埼玉県の伝統的手工芸品の指定を受けています。

押絵羽子板は、戦後、東京からキリを求めて移り住んだ職人が作り始めました。押絵羽子板は、キリでできた羽子板を、立体感のあるきれいな模様の布で飾ったものです。江戸時代の浮世絵を思わせる押絵羽子板は、ひとつひとつ職人が手作りしたものです。昭和52年に埼玉県の伝統工芸品の指定を受けています。

麦わら帽子は、麦わら真田という麦わらで組んだ幅1センチメートルほどのひもで作られています。もともと麦わら真田は農家の副業として作られていました。春日部市や周辺の農村でも麦わら真田作りが盛んで、その麦わら真田を改良して、明治30年ごろから現在のような麦わら帽子になりました。今では帽子の他に、バッグや小物入れなど、いろいろな製品が作られています。