児童虐待防止に関する市長緊急コメント
令和4年6月10日 児童虐待防止に関する市長緊急コメント
市長コメント
令和3年9月と12月に発生した2件の児童虐待事件について、市長としてコメントを申し上げます。
初めに、お亡くなりになられたお子さまのご冥福を心からお祈りいたします。
児童虐待はあってはならないものであり、今回、かけがえのない幼い命が失われたことに対し、強い憤りと深い悲しみを抱いております。
本市では、要保護児童やその家庭等への支援、乳幼児健診未受診者への受診勧奨など児童虐待の防止に努めておりますが、より一層の児童虐待の防止に向けて、地域の皆さま、関係機関の皆さまと協力しながら、市全体で全力で取り組んでいく所存でございます。
また、保育施設などに対しましては、登園時や保育活動中などあらゆる機会に子どもの虐待発見の可能性があるため、お子さまの様子をしっかり確認するよう改めて指示をいたしました。
児童虐待防止のためには地域社会全体でお子さまを見守っていただくことも非常に大切です。どんなにささいなことでも構いません。身の回りで「虐待かもしれない」「おかしいな」と感じることがあったら、迷わず虐待対応ダイヤル「189」へご連絡いただきたいと思います。市民の皆さまの目が幼い命を守ります。ご協力をお願いいたします。
本市では、このような事案が二度と発生しないよう詳細な検証を行うとともに、再発防止に向けた対策と、児童虐待防止に向けた体制の更なる強化に取り組んでまいります。
来年2月には、全ての妊産婦を始め子育て世代への一体的な支援を行う「(仮称)こども家庭センター」を設置いたします。常駐する社会福祉士、保健師などの資格を有する職員が、妊産婦の心配ごとや子育てに関する相談、お子様のしつけや児童虐待に関する相談など、それぞれのご家庭の状況を的確に把握し、必要な支援につなげてまいりたいと思います。
繰り返しのお願いとなりますが、児童虐待防止のためには地域の皆様の見守りが非常に大切です。どんなささいなことでも構いません。身の回りで「虐待かもしれない」「おかしいな」と感じることがあったら、迷わず虐待対応ダイヤル「189」へご連絡をお願いします。匿名でも連絡は可能です。連絡した方の責任は問われません。ご連絡いただいたことで、幼い命が救われることにもつながります。市民の皆さまのご協力をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和4年6月10日
春日部市長 岩谷 一弘
更新日:2022年06月10日