「えせ同和行為」に注意しましょう
更新日:2020年4月1日
「えせ同和行為」とは、同和問題の解決を口実に、個人、企業、行政機関などに対して「図書等物品購入の強要」や「寄付金・賛助金の強要」など、不法・不当な行為や要求をすることを言います。
このような行為は、要求を受けた人が被害に遭うだけでなく、同和問題に対する誤った認識を植え付け、新たな偏見や差別意識を生む要因となり、同和問題解決の妨げとなる許されない行為です。
えせ同和行為は断固拒否しましょう
- えせ同和行為の要求に応じる義務はありません
- 購入する意思がなければ断りましょう(断る理由を言う必要はありません)
- 不当な要求は断固として拒否し、終始、き然とした態度で対応することが重要です
- その場しのぎの安易な対応は、かえって相手につけ込まれます(一度応じてしまうと相手につけ込まれます)
同和問題(部落差別)に関する正しい理解を深めましょう
同和問題とは、同和地区(被差別部落)に「住んでいる」あるいは「生まれた」ということを理由とした不合理な偏見により、結婚や就職、日常生活などの面で差別を受け、基本的人権が侵害されるという、日本の歴史の中で生み出され、現在もなお存在するわが国固有の重大な人権問題です。
同和問題に関する正しい理解を深めていくことも、えせ同和行為への対策です。
埼葛12市町では、「部落差別の解消の推進に関する法律」を踏まえ、同和問題の正しい理解が図られるよう、人権教育・啓発活動を推進しています。
関連情報
埼玉県ホームページ「啓発冊子『えせ同和行為対応の手引』を掲載しました」(外部サイト)
県内の相談窓口など、埼玉県で作成したPDF版「えせ同和行為対応の手引」が掲載されています。
法務省ホームページ「『えせ同和行為』を排除するために」(外部サイト)
えせ同和行為に関する状況や対応の手引き、啓発ビデオ・冊子などが掲載されています。
