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第45回 図書館でまちを創る(広報かすかべ平成30年4月号)

更新日:2018年4月1日

地域の活動拠点となる図書館を目指して

現在、市内には中央図書館、武里図書館、庄和図書館の3つの図書館があり、それぞれの指定管理者が運営しています。今回は、市立図書館を運営している皆さんと「図書館でまちを創る」をテーマに懇談しました(実施日:平成30年2月9日)。

市立図書館を運営されている皆さんと市長

春日部市内には3館の図書館があります。

懇談内容

市長

皆さんこんにちは。今回は、日々、市立図書館の運営に尽力している皆さんと、大いに語り合いたいと思います。
図書館事業は地域の文化度あるいは社会教育の度合いを示す、非常に重要なものです。長年蓄積されたノウハウを生かし、民間企業だからこそ考えられるアイデアを振り絞ってもらって、利用者にとってよい環境をつくってもらえればと思います。今回は、まさに未来を担う子どもたちに、よい影響を与えられるようなお話ができればと思っておりますので、よろしくお願いします。
まず、図書館は子どもから高齢者まで幅広い年齢層の皆さんに利用される施設ですが、日頃から心掛けていることはありますか。

中央図書館一般担当チーフ 関根(せきね)さん

利用者の皆さんが困っている際に、こちらから声を掛けられるよう、周りを見ながら業務を行っています。また、小さい子どもの場合には、同じ目線になって、分かりやすい言葉で話し掛け、高齢者には、はっきりと聞き取りやすい声で話し掛けるなど、利用者の皆さんが安心・安全かつ快適に図書館で過ごせるよう心掛けています。

武里図書館副館長 池田(いけだ)さん

利用者の皆さんの要望に対し、可能な限り柔軟な対応を心掛けています。しかしながら、危険な行為や迷惑行為などにつながる場合もありますので、ルールを守ってもらうなど、公平性や安全性の確保に努めています。

市長

図書館の利用者の皆さんは、何を目的に来ていますか。基本的には本を借りて返す、あるいは自分の学びのためなどかと思いますが、皆さんはどのように感じていますか。

庄和図書館副館長 井上(いのうえ)さん

単純に好きな本を読みたいからということであれば、書店などで購入するのも図書館に来るのも、目的は同じように思います。ただ、その中で図書館を選んだ人は、例えばこの情報はどう調べたらよいのかなど、それぞれの疑問や課題を持っている人が多いように思います。そういった疑問や問題を解決するためのお手伝いも、私たちの役目だと認識しています。また、利用者の皆さんに接する際には、常に笑顔で穏やかな声で接し、目線などにも気を付けています。

市長

まずは、皆さんのご意見をしっかりと聴き、どういったニーズがあるのか把握することが重要ですね。まさに、さまざまなニーズを読み解いて、適切に対応するというのがサービス業の極意かと思います。現在、図書館司書はどのくらいの割合でいるのですか。

中央図書館長 山本(やまもと)さん

中央図書館では職員が36人おり、そのうち司書が27人です。

市長

司書27にいれば、相当なニーズに答えられる体制だということですね。

中央図書館長 山本(やまもと)さん

司書の資格を持っているから全ての対応が可能というわけではないのですが、基本的な知識は備えていると思います。

市長

次に、各館の事業や、特色を生かした取り組みがあれば教えてください。

中央図書館長 山本(やまもと)さん

中央図書館では、武里図書館、庄和図書館の3館の図書館が共同で行う事業に取り組んでいます。昨年(平成29年)は、子どもたちに読書の楽しさを知ってもらうため、小学1年生に本をプレゼントするセカンドブック事業「らんどせるブックかすかべ」を行いました。
また、自宅のパソコンやスマートフォンから、クラシックCDの音楽データベースや電子書籍を利用できるサービスを開始しました。また、中央図書館独自の事業として、羽子板組合の皆さんと共同で「押絵羽子板講習会」を実施するなど、伝統工芸を知ってもらうための事業にも力を入れています。

武里図書館長 山中(やまなか)さん

武里図書館は、武里大枝公民館と併設されているので、各種イベントはもちろん、普段から情報を交換しながら協力して運営しています。
武里図書館のすぐ側には、スーパーや商店街、小学校や東武鉄道の駅などがありますので、おはなし会やイベントなどのポスターを掲示してもらうなど、市民の皆さんや地域の施設と一体となった運営を心掛けています。

庄和図書館長 名倉(なぐら)さん

庄和図書館の特徴は大きく分けて3つあります。一つ目は、同じ施設内の2階に庄和児童センター「スマイルしょうわ」があり、共同事業体として一緒に仕事をしていることです。具体的には共催事業としてスマイルしょうわの館長と井上(いのうえ)副館長の二人が講師となり「イクメンの読み聞かせ講座」を開催したり、スマイルしょうわのプレイルームを使って人形劇の公演や作家による講演会を開催したりと、いろいろな事業を両者で協力しながら行っています。
二つ目は、施設の立地や構造上の良さを生かして、図書館西側にある談話ロビーにおいて、地元サークルによるマンドリンやギターのコンサートを行うなど、さまざまなイベントを開催しています。また、展示パネルを使ってさまざまな展示も行っており、地元の皆さんの作品はもちろん、春日部市出身の小説家である三上 於菟吉(みかみ おときち)さんの資料展示など、市民の皆さんの学習発表の場として積極的に提供しています。
三つ目は、図書館サービスと直接関係はないのですが、毎年5月4日に開催される「春日部大凧マラソン大会」で手荷物預かり所を設けており、毎年1,000人ほどの皆さんに利用してもらっています。市外から参加した皆さんへのおもてなしといいますか、春日部市のよいイメージの一つとなればと思っています。

市長

非常に主体的なサービスをしてもらっているのですね。それぞれの特色を最大限に生かすことは、とても大切なことだと思います。普段の業務の中で、何か困っていることはありますか。

中央図書館長 山本(やまもと)さん

図書館で大規模な催しを開催しようとしても、できる場所が小さな集会室しかありません。しかし、近くに市民文化会館や視聴覚センターがありますので、公共施設を借りることで、デメリットをカバーできていると思います。

市長

そうですね。無いものをマイナスに考えるのではなく、一つの特徴として捉え、公共施設とうまく連携を図ることでプラスに作用することもあるかと思います。武里大枝公民館や武里団地などとのコラボレーションはありますか。

武里図書館長 山中(やまなか)さん

公民館のイベントとして「武里団地文化祭」という、団地で活動しているボランティアさんの発表の場となるお祭りがあり、図書館としても積極的に参加しています。また、落語会や人形劇なども公民館と連携して行っています。

市長

次に、これからの図書館に求められているのは、どのような役割ですか。

武里図書館長 山中(やまなか)さん

春日部地域には桐たんすや押絵羽子板、藤の花、庄和地域は大凧あげ祭りなど、いろいろな特産品や宿場町としての歴史もありますので、そういった地域の魅力の再発見につながるようなイベントや、特集展示などで貢献できればと思っています。

市長

新しい利用者を獲得するかというところでは、図書館としても受け身ではなく、攻めの姿勢が重要です。民間企業ならではの蓄積されたノウハウを生かしつつ、利用者が行ってよかったなと思えるような図書館づくりをしてもらえればと思います。
次に、まちの賑わいを創出するためには、図書館が「本を貸す、本を読む」だけの場所ではなく、「市民の交流」としての場所となる必要があると思いますが、そのためにできることはありますか。

中央図書館長 山本(やまもと)さん

現在、中央図書館の来館者の半数近くが60代以上で、高年齢層に偏っています。どうすれば、より多くの子どもたちや子育て世代の皆さんに図書館を利用してもらえるかということを考えて、先ほどお話しした「らんどせるブックかすかべ」を実施している他、中学生や高校生向けには、読書に興味を持ってもらうため「ビブリオバトル」という書評合戦を行っています。勤労世代や子育て世代で忙しくて図書館に来られない人には、自宅で本が読める電子書籍のサービスも提供しています。電子書籍には本の読み上げ機能があり、目の不自由な人でも本を楽しむことができます。
また、新しい事業として、さまざまな世代の人に参加してもらえるような催しものを開催していきたいと考えています。例えば、先ほどお話しした押絵羽子板講習会では、皆さん和気あいあいと羽子板を作っていました。世代を超えて利用できるというのも図書館の一つの特徴ですので、今後も世代間の交流を図っていきたいです。

庄和図書館長 名倉(なぐら)さん

これからの図書館の在り方としては、それはむちゃじゃないかと思われるくらいの発想力と行動力が必要かと思います。図書館という建物があっても、活用されていないのであれば意味がありません。春日部の未来を担う子どもたちのためにも、図書館の可能性を模索していきたいです。

市長

ぜひ、地域の皆さんとの交流を図りながら、主体的に地域を盛り上げていただきたいですね。

武里図書館長 山中(やまなか)さん

武里大枝公民館のイベントとして、夏にはサマーキッズフェスタ、秋には武里団地文化祭が開催され、子どもから高齢者までさまざまな世代に参加してもらえますので、そこに図書館としても積極的に参加し、スペースをもらってイベントを行い、地域交流の場として貢献をしているところです。今後も、地域の皆さんの趣味や生涯学習の提案など、さまざまな面でお互いに協力していけたらと考えています。

市長

公民館との共催ということは本当にありがたいことです。図書館からも、積極的にアイデアを持ち掛けてもらい、リーダーシップを取るくらいの気持ちで臨んでください。
最後に、今後の抱負について、聴かせてください。

武里図書館副館長 池田(いけだ)さん

武里図書館では、武里団地の歴史に関する写真や資料の展示などを通して、あらためて団地を見直す機会を提供できればと考えています。写真や資料の収集についても、地域の皆さんの協力をもらい、一緒に創り上げていけたらと思います。

市長

団地の中にあるという立地を生かして、未来を見据えた新しい事業にも取り組んでもらいたいですね。

庄和図書館副館長 井上(いのうえ)さん

先ほど、名倉(なぐら)館長からお話しがありましたが、地元の皆さんのコンサートや展示会を庄和地域だけではなく市全体を巻き込むような形で開催し、図書館が市民の皆さんの交流拠点となるよう、運営していきたいです。

市長

庄和総合公園にはグラウンドやバーベキュー広場、館内には庄和児童センターがあり、駐車場スペースも広くありますので、遠方から来ても利用してもらえます。その特徴を生かして、庄和地域だけではなく春日部地域も巻き込んだPRを行い、各館同士はもちろん、行政とも協力して盛り上げてもらいたいと思います。

中央図書館児童担当チーフ 浅田(あさだ)さん

今年(平成30年)、初めて「春日部市 図書館を使った調べる学習コンクール」を開催しました。これは調べる学習を通して、図書館の蔵書や検索システムなどを活用してもらう中で、子どもたち自身に考える力や生きる力を培ってもらうことを目的としています。このコンクールの開催に当たっては、3館全体で協力して生涯学習のワークショップを行ったり、過去の全国コンクールに優勝した作品のレプリカを展示したりと、子どもたちの調べる学習のサポートを行いました。応募作品の中で、2点の優秀作品を全国コンクールに出展したところ、全国応募総数約9万点の中で2点とも入選しました。
この調べる学習では、子どもたちの家族をはじめ、学校や図書館など地域全体で環境づくりをしてあげることも重要です。やはり、身近な人たちの心強いサポートがあることで、安心して学習できる環境になっていくと思います。
今はコンクールを始めたばかりですので、応募数も知名度も低く、環境もまだまだ整っているとは言えませんが、春日部の未来を担う子どもたちが、安心して学習し、調べる力を育てていく中で、生きる力・考える力をしっかりと培っていける地盤を作り上げていきたいです。

庄和図書館長 名倉(なぐら)さん

今、図書館に求められている役割は「本を貸す」というだけではないと思います。先ほど、コンサートや展示会をはじめ、児童センターとのコラボレーションでさまざまなイベントを開催していると伝えましたが、より大勢の人に興味を持ってもらうためには、やはり待っているだけではなく、こちらから積極的にアプローチすることが必要不可欠です。これからも、図書館が地域の活動拠点となるべく、新しい事業を積極的に仕掛けていきたいです。

中央図書館長 山本(やまもと)さん

現代の情報化社会に対応するためには、インターネットの活用や情報のデータ化も必要不可決な部分だと思います。
電子書籍やデータベースなどを利用して積極的に新しいものを取り入れて、図書館をどんどん進化させていきたいです。それにはやはり、皆さんの学びを支援する図書館スタッフとしての専門性をしっかり身に付けることが重要ですので、スタッフ教育にも非常に力を入れています。専門知識を持ったスタッフがしっかりと案内できるような体制を作ることで、高度情報化社会の中でも、利用者の皆さんの学ぶという姿勢を支援できるのではないかと考えています。

市長

インターネットをうまく活用して、春日部ならではの情報も発信していってもらいたいですね。地域の皆さんにも協力してもらうことで、春日部の図書館独自の情報というか、その優位性を発信・共有することができると思います。

中央図書館長 山本(やまもと)さん

郷土資料は電子書籍として取り扱うことができるので、春日部商工会議所にお願いして、春日部市の特産品をデータベース化して掲載しています。また、郷土資料館で開催している所蔵展などのパンフレットもデータベース化しています。通常の電子書籍は、貸し出し資格がないと見られないのですが、郷土資料は全国誰でも見ることができるので、郷土資料館や商工会議所などと協力しながら、春日部市の特徴を発信していけたらと考えています。

市長

さまざまな団体とコラボすることで、それぞれの得意な分野を生かし、よりパワーアップした情報をエンドユーザーに提供することができます。図書館だけで単独で動くのではなく、ぜひ行政や学校などともうまくコラボして、効果的に情報を発信してもらいたいですね。今日はありがとうございました。

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所在地:〒344-8577 春日部市中央六丁目2番地
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