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第61回 子どもたちに夢と感動を(広報かすかべ令和元年8月号)

更新日:2019年8月1日

いろいろな交流や体験を通して親子で成長する

春日部おやこ劇場は、会員を募り、舞台芸術鑑賞や異年齢による遊びの体験などの文化活動や自主活動を通して、子どもも大人も地域でつながりを深め、自主性と創造性を育み、ともに豊かに成長していくことを目的に活動しています。今回は、「子どもたちに夢と感動を」をテーマに懇談を行いました(実施日:令和元年6月25日)。

懇談内容

市長

皆さんこんにちは、今回は、春日部おやこ劇場の皆さんと大いに語り合いたいと思います。

春日部駅付近連続立体交差事業の話をよく聞くと思うのですが、これは間違いなく春日部市にとって将来のまちづくりに必須です。現在は東口と西口が分断されているという状況ですが、それを解消し、にぎわいを取り戻します。また、北春日部駅前の42ヘクタールの土地には約1千戸の住宅が建ちます。また、県内の高速道路網の一端を担う東埼玉道路は市内においても着実に整備が進められており、その周辺には産業団地の建設も予定しております。さらに、ハローワークや労働基準監督署が旧アクシス春日部跡地に移転します。市役所本庁舎の建替えもあります。武里団地のリニューアルもあります。そういったように大きく春日部が変わってまいります。

本当にいろいろ変わっていきますが、まちが発展すると同時に、春日部の文化も発展していかなければならないと思います。おやこ劇場の皆さんにおかれましては、いろいろな面でご尽力を賜っていることに感謝を申し上げます。

実は春日部市でも、子どもたちのためにプロの劇団を呼ぼうと企画を進めております。少し時間を要するのですが、子どもたちに本物の観劇を経験していただこうと、鋭意進めているところです。やはり本物に触れることで、文化芸術分野を高めていくことも必要だと思っております。

おやこ劇場の皆さんには、これからもぜひいろいろな分野でご尽力いただければと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

代表 関根(せきね)さん

春日部おやこ劇場は今年で34年目になります。私自身の会員年数は25年から26年になります。代表になりまして4年目を迎えるところで、事務局長の新井(あらい)さんと息を合わせ、支え合って活動しています。

おやこ劇場は34年間で、親も子も、いろいろな人たちを輩出しています。ここで培った経験で、子どもたちも大人たちもさまざまな部署で活躍しているという現状です。私としては、34年続いてきてよかったなと、これからもおやこ劇場を頑張ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

市長

まず、初めに、春日部おやこ劇場は、どのような経緯で、いつ発足されたのですか。また、会における活動の目的や活動内容をお聴かせください。

関根(せきね)さん

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春日部おやこ劇場は、昭和61年9月に445人の会員でスタートし、今年で34年になります。元となるのが、今から53年前の1966年(昭和41年)、ちょうど高度経済成長期の時代に福岡の学生さんが始めた活動です。子どもの生活習慣が激変していく中で、子どもたちが遊ぶ時間や場所が失われ、友だちが少なくなったことを「三間(さんま)がない」と言い表します。その三間(さんま)、「時間・空間・仲間」が失われることに危機感を持って、子どもたちのために自主的・創造的な活動ができる場を作ろうということで始まりました。53年も前に、劇場で子どもたちに生の芝居を観せようというのがすごい発想ですよね。春日部では、昭和61年に子どもの文化環境づくりを課題に活動が始まりました。これが発足と目的になります。春日部での目的は、全国もそうですが、劇場は電車に乗って都内などに行くのではなく、本当に身近な生活圏内で舞台芸術との出会いがあること、そしてもうひとつは異年齢交流による遊びをつくり、体験させることです。自主性と創造力を育むことが会の目的です。

活動は基本的に会員を対象としています。未就園児から小学生、中学生、高校生、大学生、今は残念ながら高校生・大学生はいないのですが、異年齢の中で、流しそうめんやバウムクーヘン、ロングケーキ作り、ロングのり巻き作り、新聞プール作りなど、なかなか個人ではできない、ダイナミックな遊びを取り入れています。プロによる生の舞台鑑賞はもちろんですが、会員減少で年に何回も観るのは難しいので、春日部市コミュニティ推進協議会の親子ファミリー劇場や親子ワークショップ、春日部市地域子育て支援協議会の子育てホッと広場、放課後こども教室、公民館事業など、そういったところで私たちも一緒に企画、活動をしています。昨年(平成30年)は文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業」(芸術家派遣事業)として、春日部の8つの小学校・中学校にコーディネーターとしてプロの芸術家を派遣しました。また、8年前からぽぽら春日部の活動団体として、毎年3千人くらいの来客がある「春日部こどもライブフェスタ」に参加し、大きな活動のひとつとしています。以上です。

市長

子どもたちは活動を通して、わくわくドキドキするようないろいろな体験ができるのですね。

次に、会に入ったきっかけや活動してよかったと思ったことを聴かせてください。

亀崎(かめざき)さん

私は奥秋(おくあき)さんに誘っていただいて、会に入ったのがきっかけです。顔見知りもでき、行くだけで話ができるし、子どもたちの活動も皆でアイデアを出し合ったり、こちらからこういうことがしたいと声を掛けたり、いろいろなことを考えながら活動ができるところがすごくいいと思っています。

奥秋(おくあき)さん

上に5歳の子がいるのですが、その子が0歳の時から入会していまして、最初の頃は彼も広い部屋から電車を見ているだけだったのが、今は自主的に活動に参加しようとする姿など、家庭や幼稚園だけでは見られない成長が見えるのもおやこ劇場のいいところだと思います。

及川(おいかわ)さん

私は子どもが1歳くらいのときに、「ぽぽら春日部」でこんな集まりがあるよというお知らせメールを見て、試しに工作教室に参加してみたら、そのひな人形の工作が面白くて、それがきっかけで活動を始めました。3歳上の兄もいるのですが、上の子は上の子で同じくらいの年齢の子どもたちと活動することもできるし、きょうだいでも活動できるし、いろいろな関わりの中で集まれることが良かったです。

赤荻(あかおぎ)さん

趣旨にあるとおり、舞台とか、普通の家庭ではなかなか観られないものを、おやこ劇場を通して観られました。子どもたちが目をきらきら輝かせながら生の舞台を観ている姿を見ることができ、すごくいい機会に恵まれたなと思っています。学校でもなかなか舞台鑑賞の機会はないと思うので、迫力あるものが観られて、おやこ劇場に入って良かったなと思っています。

市長

本物の舞台を経験することで人の表情や感情に触れることができますし、それが子どもたちの心を豊かに育てることにつながりますね。

次に、皆さんが日頃から心掛けていることを教えていただけますか。

新井(あらい)さん

月3回くらい活動しておりますが、プログラムを用意して「はい、やります」ではなく、基本的にはまず何をやりたいか、子どもも大人も含めて、自主的な気持ちを大事にしたいと思っています。自分がやりたいと思ったことをいろいろな人の手や力を借りながら実現する、大人にとっても子どもにとっても、そういう積み重ねがとても大事で、必要なことではないかと思っています。あとは、未就園児から小学生までの異年齢の子どもが一緒になって活動する場面もありますけれど、やはり小さい子は小さい子なりにできることを工夫し、同じ活動の中でも一斉ではなく、同じでなくていいよ、やりたくなかったらやらなくてもいいよと言っています。やっていることは難しいことではなく簡単なことですが、大人がやってしまうのではなく、まず子どもができるように、立派でなくてもいいので自分が表現したいものを作らせるなど、そういう子ども一人一人の個性、やる気や表現力を大事にしたいと思っています。また、大人たちも年齢差がありますので、私たちは私たちで、自分のときはこうだったと伝えたり、今はこうなんだねと教えてもらったりしています。会員制のいいところで、定期的に顔を合わせて仲間になっていくことで気兼ねなく話せる、年齢差に関係なく話ができるようになります。そういう人たちが地域にいっぱいいたらいいなと思って活動しています。

村上(むらかみ)さん

うちもそうでしたが、今はどうしてもおじいちゃんおばあちゃんが一緒に生活しない環境が多いと思います。そうすると子どもの逃げ場が無くなってしまうのですね。親が怒りますと昔はおじいちゃんおばあちゃんがかばってくれたのが、無くなってしまって、そういう逃げ場が無い環境の中で、どうしても子どもが委縮してくるのではないかと思いました。ですが同じ年代の子どもたちと一緒になって遊んでいるのを少し離れて見ていると、うちの子はこんなこともできる、こういう気遣いもできるのだと改めていいところを見つけることができます。自分の家ではそんな面を見せたことはないのに、よその子の面倒をみたりするようになりますので、大勢の子どもたちの中でいろいろな関わりができることはいい経験になると思います。うちも子どもをおやこ劇場に入れていて良かったなと思いました。特に下の子はお兄ちゃんに面倒をみてもらって当たり前という環境でずっと育ってきたので、自分が下の子をみるという体験は普通ないのですが、でもこういう環境にいると小さい子の面倒をみなければいけないとなります。そうすると親もちょっと見方が変わってきますね。異年齢の子どもたちが関わり合うのはとてもいいことだと思います。親たちもいろいろな年代の人の話を聞くことで、安心することもあると思います。子育ての先輩たちに「子どもなんてこんなものよ」と言ってもらうだけで気持ちに余裕ができますよね。自分の価値観の中だけでなく、子どもの成長を一歩後ろに下がって待ってあげられる。そのお手伝いができればなと思っています。私ももう子どもは入っていないのですが、会費の面で支えて、手伝えることは手伝って、おばあちゃん役で子守りをしながら会の活動がうまく回るようにできればいいかなと思いながら、これからもやっていきたいと思います。

市長

子どもの成長する姿を間近に見ることで、親自身も成長することができるのかと思います。

今お話されたことは、本来、社会では当たり前のことだと思います。子どもや大人、老若男女、いろいろな年代の人たち、いろいろな考えの人たち、障がいがある人もない人も、それらが混じり合いながら生活していく。今の社会はきれいに分割され過ぎているという側面がありますね。

次に、春日部の魅力を聴かせていただけますか。

新井(あらい)さん

活動場所として公民館やぽぽら春日部を使うことが多いのですが、そういう施設も豊富にあって、また、野外活動のときは庄和総合公園とか内牧公園を利用させていただいておりますが、それも車で10分か15分くらいで行ける、近くて安全で自然がたくさんあって安い料金でお借りすることができるところがあって、そういうのはとてもありがたいなと思っています。

活動している中で感じていることとしては、春日部こどもライブフェスタというイベントを11月に行っていまして、おやこ劇場をはじめいろんな団体と共同して開催しているのですが、延べ200人以上の皆さんに手伝っていただいております。子どもたちのためならボランティア活動をいとわないという人が多く、特に多方面で活動されている高齢者が多いのが春日部の魅力だと思います。自分の好きな事とか得意な事を日々の生活の中で生かしたり、ボランティアをしたり、そういう先達がいるということは、親世代にとっても魅力かなと、私は実感しております。

市長

子どもたちと高齢者が一緒になって活動することで交流が生まれ、人とのふれあいが実感できますね。

最後に、今後の抱負について聴かせてください。

関根(せきね)さん

子育て世代には、楽しかった、面白かったという体験をたくさんして、自分たちで企画して自分たちで実現するようになっていってほしいですね。今現在、活躍している大人たちがいっぱいいるので、あの人たちのようになりたいと思ってもらいたいですし、おやこ劇場がどういうことをやっているかということも広めて、子育てが大変なことではなく楽しいことだと思えるような環境を、これからも遊びやアートの力を借りて皆で作っていきたいと思います。大人も子どもも自分のやりたい事が発信でき、実現できるような、そんな活動をしていきたいと思います。

市長

子育ては楽しいものです。いろいろな外的な要因を持ってきて、ああではないこうではないと理屈をつけて言えば、それは大変だとなりますよ。確かに、子どもを育てるのは大変なことですが、大変だからこそ楽しいと思える環境作りが大事で、必要なことです。

新井(あらい)さん

今市長さんがおっしゃったように、子育ては、今は周りにおじいちゃんおばあちゃんがいなくて一人になりがちで、でもファミリーサポートがあったり、いろいろな人の手を借りることもできたりして、決してつらいことではないと思います。人生100年と言われますが、その中で子育てをする時間はほんの一時ですよね。楽しく子育てしてほしい、そのためにいろいろな人に手伝ってもらいたいと思うんです。

市長

ちょっと困ったら相談するとか、アドバイスしてもらうとか、気軽にできるといいですね。

新井(あらい)さん

私たちがそういう仲間になれたらいいなと思っています。

奥秋(おくあき)さん

うちは転勤族で6年前に春日部に来たのですが、おやこ劇場に入って、新井(あらい)さんたちが春日部のお母さんですね。

新井(あらい)さん

私にとって皆さんはお嫁さんやお孫さんです。

関根(せきね)さん

私も春日部に28年前に引っ越してきて、その前の都内では子ども劇場という別の名前でやっていまして、引っ越してきて1年間は入っていなかったのですが、春日部東口の喫茶店で大きな劇団のポスターを見て、春日部にもあると知って即入会しました。子ども3人がいろいろ経験をさせていただきました。

市長

鉄道高架事業などを進めることによって、春日部はにぎわいのあるまちに変わっていきます。これからもおやこ劇場の皆さんには情報発信や活動をしていただきたいと思います。自分たちの意見や行動を発信するということは、とても大事なことです。

皆さんの活動によって、子どもたちに夢と感動を与えていただきありがとうございます。

これからも皆さんと一緒に子どもたちの自主性と創造力を育んでいきたいと思います。

今日はありがとうございました。

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所在地:〒344-8577 春日部市中央六丁目2番地
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