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第63回 農業を未来につなぐ(広報かすかべ令和元年10月号)

更新日:2019年9月27日

地域の特性を生かした農業へ

農地利用最適化推進委員の皆さんは、農地利用の最適化を推進するため農業委員と連携し、農地の有効利用の意義や重要性を地域に伝えるなどのさまざまな役割を担い活動しています。今回は、「農業を未来につなぐ」をテーマに懇談を行いました(実施日:令和元年8月7日)。

懇談内容

市長

皆さん、こんにちは。今回は、春日部市農地利用最適化推進委員の皆さんと大いに語り合いたいと思います。

本当に長梅雨でございましたが、梅雨が明けましてから大変な猛暑でございます。農作業などやっておられる皆さまも含めまして、いろいろな面でご苦労があるかなと思いますけれども、体調面には十分ご留意いただきながらご活躍いただければと思っております。
皆さん方におかれましては、農業行政はもちろんですが、各般におかれましてご指導ご鞭撻いただいていること、心から感謝を申し上げます。そして、また農業改革あるいは農地を保全するため、皆さんにはご尽力を賜っております。
農業行政をどのように運営していくかということは、大きな課題でございます。どのように進めていくかということが大事で、農業行政だけを語っていては先に進まないと思っております。行政にもいろいろなセクションがありますが、国、県、市あるいは市民、それから各部署で横断的に総合的な見地に立って物事を進めていかないと解決しないと考えております。農業行政もまさにそのとおりかと思いますので、皆さんのご意見を十分拝聴しながら、また先に進めるためには現場でどういうふうにしたらいいかということを皆さんから知恵をいただきながら進めていければと思いますので、よろしくお願い申し上げ、あいさつに代えさせていただきます。

本日はよろしくお願いします。

それでは、まず初めに、皆さんは、なぜ推進委員として活動しようと思ったのか聴かせてください。

濱野(はまの)さん

私の家は農家のため、幼少時から農作業を手伝ってきました。親からはなんでも好きな仕事をしなさいということを言われまして、42年間公務員をやってきましたが、定年で辞めてから本格的に農業を始めました。そして1年たちましたら地域の人から農業委員になったらどうかという話をいただき、平成15年の6月から農業委員としてお世話になることになりました。

平成28年に農業委員会等に関する法律および農地法の改正があり、農地利用最適化推進委員を農業委員会に新たに設置することになり、農業委員会で推進委員の募集があり、推進委員の活動を通じてより多くの農業関係者あるいは農業委員との関わりを深め、地域の農業振興に貢献したいと思ったのがきっかけです。

横川(よこかわ)さん

私は以前、春日部市役所で農業委員会事務局に在籍しておりまして、農業関係の業務を担当していたので、そのとき学んだ知識や経験を生かし、自分の担当する地域の農家の皆さん、またそれ以外の春日部市内の農家の皆さんの役に立てればと思い、現職の農業委員からの後押しもありまして推進委員になりました。

市長

新たな制度として設置された推進委員になるということで、いろいろな試行錯誤があったかと思います。まずは、地域の皆さんに推進委員としての役割を知っていただくことが大事だと思います。

そこで、皆さんは本市における農地利用の最適化を推進するために、さまざまな活動をされていると思いますが、主な活動内容を教えていただけますか。

長谷川(はせがわ)さん

主な活動は、市内を9地区に分割し、地区ごとに毎月農地パトロールを実施しております。遊休農地の発生防止や農地の違反転用の早期発見に努め、所有者に対して指導を行っています。なかなか改善につながらない場合もあるので、その点は苦労しています。

また、毎月の農業委員会の総会において、農地法第3条や第4条等の申請につきまして、農地などの意見を発表しています。

市長

遊休農地を放置しますと、近隣の農地や住民に多大な悪影響を及ぼしますので、どうすれば遊休農地を有効活用できるかを、地域の皆さんと一緒になって考えていくことが大切ですね。

今後地域農業を維持していくためには、地域で中心となる担い手の育成や新たな担い手を確保することが重要ですが、そのためにはどのような取り組みが必要だと思いますか。

石山(いしやま)さん

農業従事者の高齢化が進んでいて、たしか平均年齢が68歳くらいかなと思いますが、これからの担い手は、農地中間管理機構(農地バンク)を活用し、農地の集約を図ることで、規模を拡大し、効率的な農業を目指すことが必要だと思います。また、新規就農者へ地域ぐるみでサポートしていくことも必要だと思います。

市長

新規就農者に対しては、皆さんが地域における相談相手となって、地域の中心となる担い手として育成していくことは重要なことです。

石山(いしやま)さん

余談になりますが、農業協同組合の役員をやっていましてJA信州に勉強会にいってきました。長野といいますと野菜より果樹が多いかなという印象を受ける人が多いと思うのですが、野菜の方が多いです。やはりこの辺と同じで後継者不足で、特に果樹はいないそうで、全国から募集して農業同組合がある程度の研修をして自立できるような体制を取っています。5年後10年後の春日部特産の内牧の梨がどうなっているか、農業協同組合と役所が連携して梨をやめる人がいたらやりたい人とうまくつなげていければ春日部の梨も残っていくのかなと思います。

齋藤(さいとう)会長

春日部の産直の梨農家も、現実に、高齢になってやめている人もいるので、それももったいないことだと思います。今、ひとつ動きがあるのが、内牧で新規に法人で農業をやりたいという人がいまして、その人は畑をやりたいということです。そういう人をきちんと指導して援助して育てていって、中核の担い手になる形が理想的かと思います。

市長

やはりこれからは法人も必要です。

次に、普段皆さんが感じていることを聴かせてください。

岡田(おかだ)さん

春日部には内牧の梨や江戸川ナスなどのブランド作物がありますが、栽培面積が多いのは水稲(すいとう)です。水田農業として自立できるような農業行政を進めていただきたいと思います。また、こうした農産物の地産地消も進めるべきだと考えます。春日部市民23万、春日部で取れたものは春日部で消費するような、そういう働きかけをしていただければと思います。

もうひとつは土地の関係で、それで農業委員会にもお話しするのですが、私の担当地区では春日部市外の人が持っている土地が多いのです。そういう人の遊休農地をどうするかということがいつも頭にあります。不在地主というか、耕作に来ない。そういう土地が春日部市にあることが、やはり地域の皆さんの農業意欲を無くしていると思います。

市長

高齢化の話と同じで、春日部に限らず、どこでもあると思うのですよ、そういったところも窓口として、推進委員がそういう問題を取り上げて、つないでいただきたいと思います。

齋藤(さいとう)会長

現実として、そういう農地があることは確認できていますので、それを新たな担い手にバトンタッチしていくのを仲立ちするのがわれわれの使命だと思います。

新井(あらい)さん

私が推進委員になって、今までどこへ相談していいか分からない人が聞きに来るようになりました。どこに相談したらいいのか、広報紙に載せてもらうと大変助かります。

根本(ねもと)さん

今非常に問題になっているのが、特に畑作の地域で耕作できなくなっている人がたくさんいることです。私が内牧で土地をお借りして新規就農してから、周りの農家さんと交流を持つようになりまして、いろいろな相談なども受けている中で、高齢でもう耕せないから誰かやれる人はいないだろうかというお話を多々聞くようになりました。

これから担い手をどう探すかということを考えていきますと、新しく担い手を探さなければいけない。それにはどうしたらいいかというと、若い人の新規就農は少ないので、仕事をリタイアした人などが就農できるような仕組みが必要ではないかと思います。

今は70歳まで働くという社会状況になっています。同じ働くなら農業をやりたいという人も結構います。そういったことを考えますと、今、5反要件(新規就農時に農地を取得する要件)というのが非常に厳しくなっております。畑を5反耕すのは大変なことです。そのハードルを下げて耕作放棄地を無くすような仕組みが作れればと考えています。

それには、そんなに広い土地でなくても就農できる仕組みが必要です。どうしても露地農家ですと葉物になってしまいますが葉物農家では稼げないので、消費者に魅力のある作物が新規就農でもできるような、教えていただける制度があればいいのかなと思います。研修制度のようなものがあって、ある程度稼げる農家になれればと考えています。

市長

時代が変わってきているので、そういったものはしっかり洗い直す必要があります。

新規就農でそれだけで食べていくのは並大抵ではないよね。今までも兼業農家が多かったので、農業の傍ら他の収入があってということなら継続するかもしれない。

今後は、地域の特性をしっかり生かす農業を新たに開発していくという意識が重要だと思います。
最後に、今後の抱負について聴かせてください。

島田(しまだ)さん

私の地区では、農家をやっている人がだんだん少なくなってきているということがひとつありまして、あと高齢化ですね。農家をやめる人が多くて、どうしたらいいかというときに、先ほど中間管理機構があるという話がありましたが、実際は直接誰かに頼んでやってもらうという形で現場は動いていて、制度活用については、地元と農業委員会は少し遠い感じがします。

農地パトロールのときにさまざまな相談をお受けしますが、違反転用を探すだけではなく、地域の皆さんと交流し、農家さんのための活動を行うことで、春日部市の農地を守り、農業発展の一助となればと思います。

齋藤(さいとう)会長

今回できた推進委員の制度というのは、すごく地元に密着した制度ですよね。確かに今までは結構遠かったという印象がありますが、春日部の場合は各地区に2人ずつということで、最近は自分も推進委員さんと一緒に農家さんを回ったりしておりますと、いろいろな相談事を聞きます。農家さんからすると、農業振興課や農業委員会事務局に相談に行くというのは結構ハードルが高いようで、われわれが農家に行って話をしている中で、吸い上げたものを事務局に挙げていくという形になりつつあります。新しい制度ができて1年半過ぎたところですが、最初は手探りで始まったところから、だいぶいい方向に向かっているのかなと手応えを感じているので、今回の「市長とわがまち未来トーク」が広報紙に掲載されることも、いいPRの機会になると思います。

市長

皆さんの活動は極めて重要であり、そのことが農地を守り、ひいては地域の維持・発展につながると思います。今後も皆さんと共に、次世代につながる農業を進めていきたいと思います。今日はありがとうございました。

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