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第67回 地域における防災力の向上(広報かすかべ令和2年2月号)

更新日:2020年1月31日

春日部市自主防災組織連絡協議会

自主防災組織連絡協議会は、自治会および自主防災会と連携を図り災害時において迅速かつ的確な防災活動に資することを目的として活動しています。今回は、「地域における防災力の向上」をテーマに懇談を行いました(実施日:令和元年12月20日)。

懇談内容

市長

今日は第67回「市長とわがまち未来トーク」ということで、「地域における防災力の向上」というテーマで自主防災組織連絡協議会の皆さんとお話をしていきたいと思います。

今回(令和元年)の台風19号では大変お騒がせいたしました。今までの体制、対応など、大いに反省すべき点もあり、現場におられる皆さまにおかれましては、いろいろな課題も見えてきたのではないかと思います。そういったところを、今後どう対応していったらベストなのか、しっかりコミュニケーションを図りながら共に取り組んでいければありがたいと思っております。

災害といいますと、われわれもどちらかというと地震を想定している傾向がありましたが、先日の台風に関しましては、ご承知のように利根川あるいは荒川も一時危険水位という状況で、昭和22年のカスリーン台風と匹敵するような事態でございました。本当に皆さんの現場の声を十分にお聞きしながら、また防災に対して力を入れていければと思っておりますので、よろしくお願い申し上げ、あいさつとさせていただきます。

会長 筧田(といだ)さん

本日は「市長とわがまち未来トーク」ということで、ご参集いただきましてありがとうございます。まず日頃さまざまな点で市長さんにはお世話になっておりますこと、御礼と感謝を申し上げたいと思います。

市長さんのお言葉にありましたように、どうしても自然災害というのは過去の事例から想定されております。平成7年の阪神・淡路大震災、そして直近では東日本大震災で大きなダメージを受けました。関東では直下型地震が起きることが予想され、茨城南部や東京湾北部が震源になるということで、この辺もかなりの被害想定がされています。テレビなどでも特集が組まれています。日本中どこへ行っても地震に関してはいろいろな事象が起こりつつありますし、現在進行形の問題かなと思っておりますが、ここ何年かで風水害の顕著さを肌で感じるようになりました。

いろいろなチャンスにも恵まれまして、平成29年9月にこの会を発足することができました。地域の皆さん、自治会連合会さん、防災士の皆さんにもご協力いただき、やっと歩み始めたところでございますが、今後とも皆さんと力を合わせまして、春日部市の行政に対しましても全般的なご協力をさせていただければと思っております。簡単でございますが、本日はどうぞよろしくお願いしたいと思います。

市長

ありがとうございます。

それでは初めに、春日部市自主防災組織連絡協議会における活動の目的や、主な事業内容について聴かせてください。

会長 筧田(といだ)さん

地域住民の連携と防災意識の高揚に努め、さらに自助・共助の防災活動を強化・推進するため、HUG(はぐ)(避難所運営ゲーム)訓練や防災講演など防災に関する知識の普及・啓発など防災活動に関する事業を行っています。

自助の部分につきましては、自分たちの地域は自分たちで守るという原点に帰り、公助に頼るだけでなく自助・共助の力を皆で蓄えて、市全体の防災力を少しでもレベルアップ、ボトムアップしていきたいというところが趣旨であります。微力ではございますが、私たちは平成29年9月に発足させていただいて、地域防災力の向上ということで、いくつかの事業と連携を図りながらステップアップをしていきたいと考えているところでございます。

市長

本市では、地域と共に災害に強いまちづくりを進めるため、自主防災組織の活動を支援しておりますが、皆さんには防災活動についてご尽力いただきありがとうございます。

今回のことを見ていても、災害は想定をしている状況の中だけで起きるとは限りませんから、自助・共助の力がなければ本当に命を守るのも大変なことなのではないかと思います。令和元年10月13日の午前2時38分にサイレンと共に避難勧告をさせていただきまして、本市としても初めての事態でございましたが、その中でも夜中にうるさいという人がいたので驚きました。あれほどテレビなどの報道で命を守る行動を取ってくださいと呼び掛けられていても、そういう認識の人がいるとは残念です。防災力、自助の力を高めるために、もっと力を入れていかなければいけないと改めて感じました。

会長 筧田(といだ)さん

事務局とも話をしたのですが、テレビやラジオで命を守る行動を直ちに起こしてくださいと言われていても、皆さん客観的に受け止めているのだと思います。そこに夜中にサイレン音が鳴って、たぶん経験したことのないものですから驚いた部分が大きくて、クレームになってしまったのかなと思います。

市長

夜中ですから戸を閉めているし、風などの影響もあって聞こえなかったという声もありました。

渡辺(わたなべ)さん

サイレンについては、とてもよかったと私は思います。嵐の中ですから、放送がまったく聞こえない、何の放送をしているのですか、と私の家にも5件ほど照会がありました。私も聞こえなくて市公式ホームページを見ながら答えましたが、あのサイレンだけは聞こえたと。あれが聞こえて、何事だろうと皆さん関心を持ったということだから、あのサイレンはよかったと思います。

庄野(しょうの)さん

翌日、何人かにああいうときはどうすればいいのかと聞かれました。風水害の場合、お年寄りが夜中に外へ出て行くのはかえって危険なので、2階に上がっているように言いました。命令ではなく勧告というと、誰が判断するかが難しい。確かに真冬の夜中や雨が降っているときなどは避難することがかえって二次災害につながるので、そこは地域の私たちが行政の間に入って適切な指示を出していかなければいけないということで、この会を通じ、これから少しずつ改善していく部分だと思います。

市長

ありがとうございます。ぜひご協力をお願いしたいと思います。

次に、皆さんは地域における防災力を向上させるために、さまざまな活動をされていると思いますが、日頃から地域で活動している中で、良かったと感じることや気になること、また、心掛けていることなどを教えていただけますか。

渡辺(わたなべ)さん

HUG訓練により避難所設置を想定した訓練を防災士が受けていたため、今回(令和元年)の台風19号で避難所を開設したとき非常に役立ちました。また、病人や赤ちゃんを抱いた人やペットを連れてこられた人がおりましたが、スムーズに避難誘導ができたと避難所(内牧小学校)でお話を聞きました。これからも続けていければいいなと感じました。

市長

避難所の開設は、初期的なものは行政が行いますが、後は基本的に地域で運営することになります。そういう考えが浸透していない部分もありますね。

渡辺(わたなべ)さん

地域としても、学校(避難所)のどの教室が使えるかもわかりませんし、ペットを連れてきたときにどこにいてもらうのかなど、あらかじめ知っていないと対応ができません。

石井(いしい)さん

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各地区には防災士が何名かおりますが、あまり顔を合わせることがないので、防災士同士の集まりを開いて意見交換し、情報を共有することも必要なのではと思っています。

市長

災害による被害軽減のためには、行政による公助の取り組みには限界がありますので、避難所運営などは地域における自主防災組織や防災士の皆さんの取り組みが重要になると思います。

市民一人一人が自主的に災害に備えることは大切ですが、そのためには、どのような取り組みが考えられますか。

会長 筧田(といだ)さん

災害に関しては、想定として地震の占める割合が多くて、風水害については一般論とするとなかなかイメージが湧きづらいというのが正直あります。

市長

春日部市には首都圏外郭放水路がある、という認識があるので、水に関してはそこそこ大丈夫だろうと思ってしまうのもあると思います。

会長 筧田(といだ)さん

昭和22年の台風で利根川が決壊していますが、今イメージが結びつく人はかなり少ないと思います。

市長

そうですね。話は聞いているが体験はしていない、そういう人が多いでしょうね。

庄野(しょうの)さん

実感として、市民の防災に対する意識はまだまだ低いです。相当気合いを入れて啓発をして、防災訓練をしたり日頃の自治会活動でも言ったりしているのですが、なかなか伝わらないようです。民生委員さんが主体となって単身高齢者のお茶飲み会を時々やっているのですが、たまに呼ばれて行きまして、高齢者にうちの中のタンスなどが転倒しては危ないので、金具は町会で準備して民生委員さんなどに立ち会ってもらって付けましょうと言っても誰も手を挙げません。大きい地震は自分たちのところでは起きないと思っている人も多い。うちの自治会には35人ほど役員がいるのですが、新年度になると新しい役員さんが防災訓練に参加します。熱心で真面目な人は毎回参加しますが、地震体験車に1回乗って「すごいね」で終わりの人もいます。訓練を重ねることで考えなくても体が動くようになると思うので、毎回受けていただけるようにメニューを変えないといけないのかもしれません。

大きな災害は間違いなく来ると思います。災害時におけるさまざまな対応について、日頃から考えて準備し行動することができれば被害が少しでも減るということを、市民の皆さんに分かってもらえるよう啓発する取り組みが必要だと思います。

市長

市民一人一人への災害に対する認識を高めることは重要なことですが、そのための教育も大切であり意義があるということですね。

渡辺(わたなべ)さん

避難訓練を何回もやっていると参加者がだんだん減ってきます。いろいろ知恵を絞って、去年(平成30年)は土のうをつくる訓練とか、目先を変えた訓練をやらないと参加者は減ってしまいます。

田邉(たなべ)さん

豊野地区における避難訓練は、地区の学校を会場として、地域の皆さんと学校関係者と一緒に実施しています。繰り返し訓練して啓発することができれば、地域と共に子どもたちへの防災に対する意識が高まるのではないかと思います。

市長

地域の皆さんと先生や子どもたちも一緒になって訓練を行うことは、地域住民の連携と防災意識を高めるためには大変重要だと思います。

庄野(しょうの)さん

私たちの大枝地区は避難所が武里南小学校と武里大枝公民館ですが、令和元年12月の市公式ホームページの人口データですと武里団地が約8千7百人、団地以外の大枝地区が約6千5百人、でも武里南小学校に避難できる人は200人から300人でしょうね。そうすると私たちみたいに外れに住んでいる者は行っても「並んで待ってください」となるかもしれない。約1万5千人が一つの小学校と公民館に避難するのは厳しいと思います。

渡辺(わたなべ)さん

今回の台風で、避難所の内牧小学校には宮代町から結構な人数が避難してきました。宮代町の隼人堀川が決壊するのではないか、内牧小学校は高台にある、ということで大勢の人が避難してきたのだと思います。災害時ですので受け入れました。

市長

よく想定外という言葉が使われますが、災害というのは想定する範囲で起こるのだったらほとんど災害にならずに済みます。そういったことを考えると、あとはいかにそれを減災できるかということだと思います。それには一人一人の自覚がないと。そして地域のリーダーがいかにスピーディーにタイムリーに事を判断できるかということになりますね。
次に、普段活動している中で感じている、春日部の魅力や長所はいかがでしょうか。

石井(いしい)さん

春日部の魅力というのは、災害が少ないまちだということですね。私も春日部に43年くらい住んでいますが、ほとんど災害がなくて、近所の人も春日部は災害がないからいいと言っています。出身が岡山県北部なのですが、前回堤防が切れて大きな災害に見舞われて、改めて災害の少なさは春日部の魅力だと感じました。

普段の活動についてですが、防災士をしていまして、この前の台風のときに午前0時近くまでは起きていたのですが、それから寝てしまったので放送も聞こえませんでした。本来ならばわれわれが避難所に駆けつけてお手伝いをするべきなのですが、何をやっていいのかもなかなか分かりません。携帯には安心安全情報メールで災害情報が入ってきていたのですが、今スマホになって入ってこなくなりました。できたら地区長と防災士には強制的に市の方から情報を流していただければ行動がしやすいし、情報も早くキャッチできるのではないかなと思います。

防災対策課

スマホでも安心安全情報メールは受信できます。窓口へ来ていただければ登録のし方もお教えできます。

市長

いずれにしても緊急を要する事だから、パーフェクトな状態ではおそらくできないと思います。たとえば人数にしても物品にしても、その時点で判断して行動してという連携を取らないといけないので、そこは知恵を出していただきながらの現場対応になるのかなと思います。ある程度の教育や装備は必要だと思いますが。

庄野(しょうの)さん

(令和元年)台風19号は本当にいい教訓になりましたね。来年は、台風シーズンになったらいろいろな形でハード、ソフトの準備ができると思います。
首都圏外郭放水路と河川の浚渫(しゅんせつ)工事も進んできましたので、昔から比べると災害は減っていますよね。

市長

首都圏外郭放水路のおかげで、不動院野や幸松の水は十分引いてくれる。大落古利根川、中川、倉松川それから庄和地域も含めて、こちらは100ミリ安心プランで新方川を中心に整備をしていますので、もう少し進めばさらに市役所の辺りや豊春もだいぶ引いてくると思います。

庄野(しょうの)さん

新方川の方は進捗が悪いように思います。

市長

国の許可をいただいて県がやっています。若干遅れているようですが、進めていただいております。
それでは、最後に今後の抱負について聴かせてください。自分たちの活動を通じて、春日部市がどのようになって欲しいですか。

田邉(たなべ)さん

今日、出席して皆さんの意見を聞きながら、地震、水害いずれにしてもまずは自助・共助だと実感しました。地域の皆さんに自助・共助による防災活動を理解してもらうために、今後も防災士として活動を続け、地域における防災意識を高めることがわれわれの使命だと思います。

会長 筧田(といだ)さん

今回(令和元年)の台風19号の災害は、あってはいけないかもしれませんがいい教訓になったと思って今後の展開にしていかないといけない。行政の問題だけではなく、われわれも考えなければいけないし、そういう契機になったということは非常に良かったと思います。

市長

そうですね。市民一人一人が自主的に災害に備え、地域における防災活動が円滑に行われるよう、今後も皆さんと共に地域における防災力の向上を目指していきたいと思います。
今日はありがとうございました。

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