令和4年9月 定例記者会見

更新日:2022年08月18日

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令和4年9月定例記者会見の様子

目次

開催日時

令和4年8月17日午後1時30分~

開催場所

市役所2階 全員協議会室

説明内容

抗原定性検査キットの予約なし無料配布

本日は、定例記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

はじめに、今般のオミクロン株による感染の急拡大に伴い、診療を求める発熱患者が急増し、医療機関のひっ迫は顕著になっているところであります。

すでにリリースさせていただきましたが、本市においても、埼玉県からの依頼により、抗原検査キットの配布を8月10日からはじめたところでございます。

埼玉県からは4,750個の配布依頼があり、1日当たり 240個程度の配布を予定し、配布開始から7日間で389個の配布をしたところです。

しかしながら、電子申請による事前予約のみとしたことで、1日の配布数が予定数を下回っている状況でございます。

そこで、より多くの市民の皆さまに利用していただきたいということから、明日(8月18日(木曜日))より電子申請による事前予約を廃止し、予約なしでの窓口配布とさせていただきます。

1日の配布予定数は、300個を限度とさせていただきます。

50歳未満の症状がある方や同居人に陽性者がいる濃厚接触者の方は、本市の抗原検査キットの無料配布事業などをご利用いただくことで、医療機関を受診することなく、確定診断を受けることができますので、ぜひご利用いただきたいと思います。

これにより、ひっ迫する医療機関の負担軽減につながればよいものと考えております。

私は、一部の方から各医療機関に対し、発熱外来において心ない言動があるというお話を聞きました。

医療従事者の皆さんは、厳しい環境の中で、誰よりも患者さんを救いたいという強い気持ちを持って働いています。

しかし、そうした対応で時間を要し、本来の診療に支障をきたし疲弊しているという声もあり、私としても、医療機関ががんばっているということを理解していただきたいと思っております。

新型コロナウイルスの感染状況

新型コロナウイルスの感染状況につきましては、オミクロン株のBA.5系統を中心とする感染が急速に拡大し、これまでの感染の波をはるかに上回るスピードで新規感染者が増え続け、8月3日における本市の陽性者数は過去最高の 500人となりました。

その後においても、高止まりの状況が続いており、昨日発表された、8月16日における本市の陽性者数は111人となっております。

年代別では、7月1日から現在までの傾向といたしましては、20代の方の感染が一番多く、50代までの方が多くなっており、全体の約85パーセントを占めているところでございます。

市民の皆さまには、ご自身や身近な方の健康と命を守るため、また、医療現場の負担を少しでも軽減するため、改めてマスクの着用、手洗いなどの基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。

ワクチン接種の現在の状況

本市の3回目ワクチン接種済者は、8月14日現在、154,662人であり、全人口の66.3パーセントとなっております。また、医療従事者や高齢者施設などの従事者が追加されました、4回目接種につきましては、36,395人が接種を完了しており、全人口の15.6パーセントとなっております。

月別接種対象者人数は、その月に新たに対象となる人数を示しておりますが、現在、4回目接種のピークを迎えているところであり、9月に入りますと徐々に落ち着いていくものと見込んでおります。

年齢区分別の接種率について、3回目接種では40代以下の接種が低い状況ではありますが、7月~8月の1カ月間で、20代~40代は3パーセント、12歳~19歳につきましては5パーセント以上、上昇しているところでございます。

若い世代への接種の促進の一つとしまして、予約なしの接種を3回目接種に限定して5月7日から集団接種会場で実施しております。

これまでの予約なし接種において708人の方が接種をしておりますが、このうち、40代以下の方が66.6パーセントを占めていることから、若い世代の接種率の向上の一助となっているものと推察しております。

5回目目接種につきましては、詳細は今後の決定となりますが、国からは初回接種、つまり1、2回目接種を完了した全ての住民を対象に実施することを想定して、接種体制の準備を進めるよう依頼がありましたので、引き続き、市医師会や薬剤師会等の関係機関と連携を密にし、準備を進めてまいります。

9月市議会定例会の概要

9月市議会定例会の開会日時につきましては、令和4年8月22日(月曜日)午前10時からの予定となっております。

予定議案は、条例の新規制定が2件、一部改正が4件、財産の取得が2件、未処分利益剰余金の処分が2件、決算が9件、補正予算が7件の合計26件の議案を予定しております。

次に主な議案についてご説明いたします。

はじめに、条例の新規制定として「春日部市職員の高齢者部分休業に関する条例の制定」と「地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定」の2件がございます。これらにつきましては、令和3年6月11日に公布された「地方公務員法の一部を改正する法律」により、定年が段階的に引き上げられることに伴い、制定するものでございます。

定年につきましては、令和5年度に60歳になる職員から2年に1歳ずつ段階的に定年を引き上げていくもので、令和14年度に65歳となる職員が定年退職し制度が完成するものでございます。

令和3年度 春日部市一般会計決算認定

令和3年度の歳入決算額は、901憶1,217万6千円、歳出決算額は846憶1,580万9千円で、形式収支額から繰越財源を差し引いた実質収支額は、49億5,908万7千円となったものでございます。

歳出の主な内容

令和3年度の歳出決算額は、前年度に比べ162億6,113万6千円の減、率にいたしますと16.1パーセントの減となったものでございます。

減額となった主な理由につきましては、総務費として、特別定額給付金給付事業の減などにより、208億3,667万 3千円の減、商工費として、ビジネスサポート応援給付金支給事業の減などにより、4億4,185万3千円の減、土木費として、河川施設長寿命化修繕事業の減などにより、3億784万円の減、教育費として、小・中学校の情報教育推進事業の減などにより、11億2,234万1千円の減となったものでございます。

一方で、民生費につきましては、子育て世帯等臨時特別支援事業や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業の増などにより、52憶7,240万4千円の増、衛生費につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業の増などにより、16億1,060万5千円の増となったものでございます。

歳入の主な内容

令和3年度の歳入決算額は、前年度に比べ、148億119万2千円の減、率にいたしますと14.1パーセントの減となったものでございます。

減額となった主な理由につきましては、市税として、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、個人市民税および法人市民税において所得又は業績へ影響がおよび、前年度比で減額となった他、固定資産税が評価替えの影響等による減などにより、4億6,530万5千円の減、国庫支出金として、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて実施いたしました特別定額給付金給付事業費補助金や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の減などにより、172億5,933万7千円の減、市債として、複合型子育て支援施設整備事業の完了などにより、5億4,341万7千円の減となったものでございます。
一方、地方交付税につきましては、普通交付税において、基準財政需要額の増に対して、市税をはじめとした基準財政収入額が減となり、財源不足額が増加したことなどから 19億5,165万3千円の増となったところでございます。

令和4年度春日部市一般会計補正予算(第4号)

補正予算(第4号)につきましては、令和3年度決算に伴う繰越金および特別会計繰入金(精算分)の確定、令和4年度普通交付税の決定、新たに発生した事業などに対応するため、補正予算編成を行ったものでございます。
補正予算額は、歳入歳出それぞれ23憶8,966万円を増額し、補正後予算総額は、846億5,151万6千円とするものでございます。

歳出の主な内容

2の民生費12.6億円の増につきましては、令和3年度決算に伴う国・県支出金の返還金 10億 9,683万1千円、放課後児童クラブの運営に対し、看護師配置に伴う委託料の増や賃金改善など、職員の処遇改善に必要な経費として7,606万4千円、3の衛生費(4款)0.7億円の増につきましては、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴い、自宅療養者への支援として実施している、パルスオキシメーターの貸与および配食サービスの利用者数の増加に対応する経費として3,096万7千円、4の農林水産業費(6款)0.1億円の増につきましては、降ひょう被害を受けた農業経営者に対し、農作物被害の軽減、農業生産力の早期回復を図るため、農業災害見舞金を支給する経費として150万円、降ひょう被害農家に対し早期の復旧支援を行うため、県の農作物災害緊急対策を活用し、補助金を交付する経費として、620万円、5の土木費(8款)7.0億円の増につきましては、土地開発公社の経営健全化計画に基づく公社用地の買戻し費用として5億6,917万2千円、道路施設の劣化補修および舗装修繕等を実施する経費として9,295万円、老朽化が進み、修繕の要望が多く寄せられている公園施設の更新費用および、園内の樹木剪定に要する費用として2,301万2千円、7の教育費(10款)4.3億円の増につきましては、小・中学校における新型コロナウイルス対策費用として、ペーパータオル等の消耗品や消毒用アルコール、空気清浄機や大型扇風機などの備品、教材備品等を購入する費用として5,040万円、学校施設の老朽化や機能劣化に伴う修繕を行うもので、主なものとして、武里南小学校のテラス防水、緑小学校の校舎屋上防水および、春日部中学校の電気設備修繕などの費用として3億8,114万3千円を計上したものでございます。

歳入の主な内容

1の地方交付税(10款) 普通交付税 11億7,005万9千円の増は、交付額の確定によるものでございます。また、6の市債臨時財政対策債9億9,598万9千円の減につきましても、普通交付税の算定により発行可能額が確定したため、補正するものでございます。4の繰入金(18款) 29.0億円の減のうち、財政調整基金および公共用地及び施設取得または施設整備基金繰入金の減額につきましては、令和3年度の決算確定に伴うものでございます。特別会計繰入金2億8,683万2千円につきましては、国民健康保険特別会計ほか4つの特別会計における、令和3年度決算確定による精算分として一般会計に繰入れるものでございます。5の繰越金(19款)49億5,908万6千円は、令和3年度決算の実質収支額が確定したことによるものでございます。

生活支援臨時特別給付金の現在の状況

臨時特別給付金は、国の地方創生臨時交付金を活用した市独自の事業で、世帯全員の令和4年度分の住民税が均等割のみ、あるいは均等割と非課税のみの世帯が対象となるものです。

対象は3,570世帯で、8月1日に確認書を発送し、これまで2,592世帯から返信があったもので、返信率は72パーセントとなっております。

給付金の振り込みについては、書類を確認した上で、順次手続きを進めてまいります。

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