2021年11月号2面・3面

更新日:2022年01月27日

ページID : 13258

春日部市の学びの進化 GIGA(ギガ)スクール

今年度から全ての小・中・義務教育学校(34校)の児童・生徒たちは、1人1台ずつ、タブレット型パソコンを使った勉強を始めています。変化の激しい情報化社会を、力強く生きる子どもたちを育てるため、今、教育現場は大きな変化を迎えています。教科書、ノート、鉛筆に加え、「タブレット」というツールを手にした子どもたち。教室の中で始まった、新しい授業にきらきらした目で臨む子どもたちと、奮闘する先生たちの様子をお伝えします。

(注意)GIGAスクール構想:文部科学省による、児童・生徒1人に1台のタブレット型パソコン(学習者用端末)と高速大容量の通信ネットワークを整備して、学びの質を高める取り組み

問い合わせ/指導課(内線:4744)

授業でのICT活用について

授業での学びの充実を図るために、子どもたちの発達段階に応じて、次の4つのステップを設定し、活用を進めています。

ステップ1 端末の取り扱い方の習得

基本的な操作を学び、ルールを守って取り扱い

ステップ2 端末の基本的な機能の活用

写真や動画を撮影、インターネットで検索

ステップ3 教科の学習における活用

国語では録画機能を活用し、自分のスピーチを見直して、より良いものに

ステップ4 学習過程における効果的な活用

自分の課題を設定して、インターネットで情報を収集。集めた情報を整理・分析して発表

5年生の教室をリポート
備後小学校の取り組み

算数の授業が始まると、田口先生は黒板の隣の大型モニターに、四角形の図形を映し出しました。同じ図形が子どもたち26人のタブレットにも配信されています。「三角形の角の和が180度ということは、知っているよね。じゃあ、四角形の角の和はどうだろう」と問いかけると、子どもたちはタブレットに向かって専用ペンで書き込み始めました。田口先生はいつも通り子どもたちを見守りながらも、手元のタブレットをチェック。一人一人の考えている状況を即座に見ることができます。どんな過程で答えを出したのか、複数の子から丁寧に聞き出すという、きめ細やかな授業の展開にタブレットが役立っている様子です。

理科(メダカの観察)ではこんな活用も

Before

水槽の中のメダカを直接見て、絵を描きながら記録していました。メダカは、小さく、動きがとても速いことから、細部まで観察するのが難しい状況でした。

After

タブレットを見る子どもたち

タブレットで手軽にメダカの写真撮影や記録をすることで、細部まで観察することが可能となりました。子どもたちは、メダカの成長の様子がよく分かるようになり、今まで以上に観察することが楽しくなっています。

教室にタブレットがやってきた

  • 社会の授業では、タブレットで資料を拡大しながら見られて便利です。それに、みんなの意見を共有して、お互いに参考にすることができます。
  • 体育の授業で、自分のマット運動を動画で見て、技がうまくできない原因がどこにあるのか分かりました。繰り返し見られるので便利です。

先生からのメッセージ

自主性を育む新たなコミュニケーションツールとしても期待

子どもたちが初めてタブレットを手にした時、好奇心で目を輝かせていました。学年によってできることに違いはありますが、担当している5年生は、驚くほどスムーズに使いこなしています。
体育の授業では、マット運動の様子を子ども同士で動画撮影しました。これまでは手本を見せたり、動きのコツを言葉で伝えたりすることが必要でしたが、動画で自分の改善点に気付くことができるので、大きな学習効果が得られました。学びの姿勢が変わり、一段底上げしたなと、日々子どもたちの様子を見ていて感じます。
目まぐるしく変わっていく社会に子どもたちを送り出すために、小学生のうちからICT(情報通信技術)に親しみ、いつでも使えるようにする教育は必要だと思います。

5年生担任 田口先生のコメント

田口先生

授業の幅が広がり、発表や共有の作業がスムーズになりました

2年生の授業をズームアップ
東中学校の取り組み

2学期が始まったばかりの国語の授業。寺岡先生の手元にはタブレット、隣には大型モニターがありました。ここには、子どもたちから提出されたスライド資料『私のおススメの夏休みの過ごし方』のデータが詰まっています。先生が指名すると、少し恥ずかしそうな面持ちで、教室の前方に出てきて発表を始めました。大型モニターには、子どもたちが自分のタブレットで作ったスライド資料のイラスト・写真が映し出されています。約2分間、皆の前での発表を終えると教室からは拍手が起こりました。“情報をまとめ、自分の言葉で表現する力”を身に付けてほしい、という先生の思い・工夫が詰まった授業です。

生徒総会ではこんな活用も

Before

1年に一度の生徒総会では、全校生徒が体育館に集まって、大切な議案審議をします。新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、実施が危ぶまれていました。

After

授業を行う子どもたち

生徒会役員のメンバーが体育館に参集し、タブレットを使用してオンライン生徒総会を開催しました。生徒会役員・専門委員長・部活動部長以外の生徒は、各教室で討議に参加し、大型モニターを通して視聴したり、自分のタブレットを使って、賛成/反対の意見を投票したりするなどの活動を行いました。

教室にタブレットがやってきた

  • 電子機器に慣れているので、紙の教材よりタブレットのAI型教材を使う方がやる気が出ます。おかげで国語の文法の苦手意識がなくなりました。
  • AI型教材のアプリを授業で使っていますが、小学校の復習などもできるので、家で隙間時間に楽しみながら自発的に勉強するようになりました。

先生からのメッセージ

「自発的な学びがアップ」生徒総会では生徒主体で活用も

タブレットを使うと、子どもたちは集中して自発的に学びを深めていくようになりました。はじめはID・パスワードの管理、情報の取捨選択に対応できるか心配もありましたが、少しずつ基本となるルールを作り、工夫しながら活動しています。子どもたち同士で使い方を教え合う中で、子どもたち一人一人のさまざまな能力が発揮され、自己肯定感の向上につながった様子を見たときにはうれしかったですね。
タブレット学習は、一人一人に合った学習を進めやすく、確かな学力を身に付けるのに有効です。ギガスクール構想は、いずれ、地域・家庭と学校をつなぐコミュニケーション機能も担えると期待しています。

2年生担任 国語科担当 寺岡先生のコメント

寺岡先生

不安もありましたが子どもたちは想像以上に成長を見せています

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

SDGs(は持続可能な社会の実現に向けた世界共通の目標です。
市の取り組みとSDGsとのつながりを示すため、特集記事に関連するアイコンを添えています。

  • 4 質の高い教育をみんなに

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