2021年1月号2面・3面
新しい春日部 未来へ 今、動きだす

春日部市では、将来像である「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」の実現に向け、市内各地で未来に向けたまちづくり事業が大きく動き出しています。
1.鉄道の高架化で東西が一つに
春日部駅付近連続立体交差事業と中心市街地まちづくり整備事業


春日部駅を中心に鉄道を高架化することにより、踏切を除去し、東西交通の円滑化を図るとともに、周辺のまちづくりを進め、中心市街地の一体化、地域の活性化を図ります。
現在は、事業に必要な用地買収を進めています。
また、春日部駅付近連続立体交差事業の関連工事として、春日部駅東口交番の移転工事が着工しています。令和2年11月9日には、春日部駅付近連続立体交差事業促進期成同盟会による、着工記念イベントが開催されました。
事業スケジュール(予定)
令和3年度以降:用地買収、工事など
2.県内初 複合型子育て支援施設
複合型子育て支援施設整備事業

春日部高校南側にある税務署跡地に整備している、定員120人の保育所(病児保育対応)および定員60人の児童発達支援センターが、令和3年4月1日にオープンします。これにより、保育所の待機児童の解消や障がいのある子どもたちへの療育支援の充実を図ります。
また、本施設では、指定管理者制度を導入することで、民間のノウハウを生かした効果的、効率的な管理運営を目指しており、株式会社コマームが施設の管理運営を行う予定です。
施設管理者の声(株式会社 コマーム)
私たちは、これから運営するふじ学園・八木崎保育所と、すでに指定管理を行っているエンゼル・ドームの運営を通し、子どもを中心とした新しいまちづくりを進め、市が基本理念として掲げる「明るい笑顔 つながる地域 みんなで子育てかすかべっ子」の実現に協力します。
そして、こころま~るくむすぶ「子育てにしあわせな社会」を創造します。
3.新しい市役所に生まれ変わります
新本庁舎整備事業

新しい市役所は、市民窓口の集約、免震構造の採用などにより、誰もが利用しやすく、災害に強い庁舎になります。
また、ギャラリー、(仮)こどもライブラリー、食堂で構成される「まちのコモンスペース」を設置し、まちのにぎわいを創出する役割も同時に担う市役所に生まれ変わります。
現在、移転先となる旧市立病院敷地では、解体工事が進んでいます。新本庁舎の実施設計も、最終段階となっており、スケジュールどおりに事業が進んでいます。
事業スケジュール
- 旧市立病院解体工事:建物解体がおおむね完了
- 新本庁舎実施設計:最終図面の詳細確認、各種法令などの手続き
令和3年度の着工を目指しています
4.未来に向けた新たな街をつくります
北春日部駅周辺地区の土地区画整理事業

北春日部駅周辺地区は、最先端の技術を活用し、防災や防犯機能の高い住宅地を整備します。また、暮らしを豊かにする施設などを配置し、コンパクトでスマートに暮らせ、さまざまな世代から選ばれる街を目指します。
事業スケジュール(予定)
令和3年度以降:組合設立、整備着手
5.まちとまちを結び新たなにぎわいを創り出す
東埼玉道路建設促進事業と赤沼・銚子口地区産業基盤整備事業

東埼玉道路は、外環道から国道16号へとつながる新たな国道で、現在、国道4号バイパスまでの一般部の事業が進められています。東埼玉道路の完成は、周辺地域への移動がしやくすなり、さらなる利便性の向上が期待できます。
この東埼玉道路の沿道である赤沼・銚子口地区に産業団地を整備することで、新たな雇用を創出し、市全体としての活力やにぎわいの向上を図ります。
さらなる躍動の一年に向けて
春日部市長 石川 良三(いしかわ りょうぞう)
皆さま、明けましておめでとうございます。健やかに新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
さて、昨年(令和2年)は新型コロナウイルス感染症の影響により、例年とは異なる1年を過ごされたことと思います。市では、国の特別定額給付金に加え、市独自の政策により、感染症対策とともに市内経済活性化への対応を図りました。今後もこの災厄が一日も早く収束し、穏やかな日常になるよう、引き続き臨機応変な対応に努めてまいります。
本市は、昨年、市制施行15周年を迎えるとともに、さまざまな事業が大きく動き出しました。「春日部駅付近連続立体交差事業」につきましては、埼玉県の鉄道高架建設事務所が市役所内に設置され、東武鉄道株式会社とは包括的連携協定を締結するなど、関係団体との連携は、より緊密なものとなりました。また、内閣府からの「SDGs(えすでぃーじーず)未来都市」の選定や、「エコアクション21」の認証取得、「クレヨンしんちゃんのなるほど春日部マガジンvol.2」が日本地域情報コンテンツ大賞2020の読者投票部門において日本一に輝くなど、さまざまな分野において、大きな成果を得ております。
本年(令和3年)におきましては、春日部駅付近連続立体交差事業をはじめ、北春日部駅周辺地区の土地区画整理事業、東埼玉道路建設促進事業など、未来都市春日部の骨格となる事業を着実に推進してまいります。また、GIGAスクール構想の実現に向け、市内小中学校の全児童生徒にタブレット端末を配布、保育所および児童発達支援センターの機能を持ち合わせた、複合型子育て支援施設の開所、延期されていた東京オリンピック・パラリンピック聖火リレー実施など、市民の皆さまがワクワクする事業や取り組みが待ち受けております。
「新しい生活様式」により、社会情勢に大きな変化がある中ではございますが、春日部市は、一歩一歩着実に未来へ向けて進み続けております。さらなる躍動の年として、職員一丸となってスタートする所存でございますので、皆さまの一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
誰もが「住んでみたい、住み続けたい」と思うまちの実現を目指して
春日部市議会議長 佐藤 一(さとう はじめ)
明けましておめでとうございます。市民の皆さまには、新たな年を迎えられましたことをお喜び申し上げます。また、日頃から春日部市議会にご理解とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。
さて、昨年(令和2年)は、新型コロナウイルス感染症の影響により、新しい生活様式を取り入れるなどさまざまな変化を余儀なくされた年でもありました。
市議会では、令和2年5月に議会費の予算の一部を削減し、新型コロナウイルス感染症対策の財源に充てるよう市長へ要請するなど、市民の皆さまに寄り添った対応を心掛けてまいりました。
今後も市民の皆さまのご意見やご要望を真摯(しんし)に受け止め、地域の声を市政に反映すべく、市議会のさらなる活性化に取り組む所存です。
本年(令和3年)は、八木崎駅付近に保育所および児童発達支援センターを併設した子育て支援施設のオープン、また春日部駅付近連続立体交差事業など、未来に向けたさまざまなまちづくり事業が推進されます。
さらに、令和2年7月に内閣府に選定された「SDGs未来都市」として、次世代に受け継ぐべく持続可能な社会を目指し、誰もが「住んでみたい、住み続けたい」と思うまちの実現に向けて大きく「変化」していく一年です。
春日部市のより良い未来のため、これからも議会審議を通じ、全議員一丸となって努力をしてまいります。
本年も市民の皆さまの議会への変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、この一年が皆さまにとりまして、穏やかで、平安な年となりますことを心より祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
Sustainable Development Goals
SDGs(えすでぃーじーず)は持続可能な社会の実現に向けた世界共通の目標です。
市の取り組みとSDGsとのつながりを示すため、特集記事に関連するアイコンを添えています。
- 11 住み続けられるまちづくりを
更新日:2021年12月16日