新指定文化財の紹介

更新日:2022年08月19日

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令和4年8月18日に、「神明貝塚5号墓出土装身具及(しんめいかいづかごごうぼしゅつどそうしんぐおよ)び副葬品(ふくそうひん)」が春日部市有形文化財(考古資料)に指定されました。

 

神明貝塚5号墓出土の貝輪、耳飾、土偶

名称

神明貝塚5号墓出土装身具及び副葬品

員数

3点

所在地

春日部市粕壁東三丁目2番15号

所有者

春日部市

概要

本資料は、神明貝塚北部の5号墓埋葬人骨に装着されたタマキガイ科製貝輪(かいわ)とサメ椎骨(ついこつ)製耳飾(みみかざり)、5号墓に副葬された土偶(どぐう)です。貝輪と耳飾は東京湾岸最北に位置する神明貝塚に外洋性の資源が流通していたことを示すとともに、貝輪と耳飾の双方が装着された事例が全国的にも希少であり、縄文人の装身形態を語る貴重な資料となります。土偶については、神明貝塚が営まれた縄文時代後期前半に関東地方に活発化した土偶製作を反映するとともに、副葬品として、その性格の一端を示す資料です。

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