伝統に触れる

更新日:2024年03月04日

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伝統工芸品・特産品

日光街道の宿場町として栄えてきた春日部は、その歴史的文化と伝統が長年に渡り受け継がれてきました。
「かすかべ商工まつり」や「かすかべ押絵羽子板と特産品まつり」などで、伝統工芸品や特産品の販売も行われています。

桐たんす

明るい色合いの木目が美しい桐たんすの写真

春日部の桐たんすづくりは、江戸時代に日光東照宮の造営に加わった職人たちが、日光街道の宿場町である粕壁宿に移り住み、周辺で採れるキリの木をもとに生産を始めたのが始まりです。
その技術は現在でも受け継がれ、昭和54年に国から「伝統的工芸品」の指定を受けています。

桐箱

こげ茶色の木目の桐箱の引き出し部分をアップで映した写真

桐たんすとともに、春日部の桐箱は約300年の歴史と伝統を誇ります。春日部の豊富な桐材を元に、桐枕、整理箱などの日用品を作ったのが始まりといわれています。
桐箱は、木目が美しく、防虫、防カビなどの優れた性質があることで知られ、桐枕や整理箱をはじめ、貴金属や小物の収納箱として親しまれています。昭和52年に県の伝統的手工芸品の指定を受けています。

押絵羽子板

美しい女性の姿が彩られている押絵羽子板の写真

押絵羽子板は、戦後、東京からの良質のキリを求めて移り住んだ押絵師と春日部のキリとの出会いによります。
押絵羽子板はキリでできた羽子板に立体感のある押絵で装飾を施したものです。押絵の入れ具合や布の使い方で、歌舞伎役者の表情や仕草を躍動的に描きます。春日部の押絵羽子板は全てが手づくりで、200もの工程をかけて1枚の押絵羽子板として仕上げられます。
江戸時代の浮世絵をほうふつさせるその姿は、芸術品として高い評価を受け、昭和52年に県の伝統的手工芸品の指定を受けています。

麦わら帽子

沢山の麦わら帽子がつばの部分を重ねるようにして並べられている写真

市の中央を大落古利根川が流れ、土地が肥沃(ひよく)な春日部は古くから米や麦の生産地として栄えてきました。農家の副業だった麦わら真田を改良、工夫し、明治30年ごろから現在のような麦わら帽子になり、春日部の特産品となっています。今では帽子の他に麦わらを使ったバッグや小物入れなどさまざまな製品が作られています。

取り扱い店などの情報

市の伝統工芸品・特産品「桐たんす」「桐箱」「押絵羽子板」「麦わら帽子」の取り扱い店などの情報は、下記リンク先をご覧ください。

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