風水害への備え

更新日:2023年06月01日

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毎年、大雨や台風の季節はやってきます。今後起こりうる大規模な風水害に備えて、日頃から家の周りの点検をし、安全対策をしておきましょう。
また、適切な避難方法や非常時の持ち出し品などについて、家族で改めて確認しましょう。

日頃の安全点検

気象情報をよく確認し、早めの対応をしましょう。

  • 過去の被害を把握し、地域ぐるみで側溝の清掃などに取り組みましょう
  • 瓦のずれやトタンのはがれなどは、飛ばされないように補修しておきましょう
  • 外壁のひび割れや亀裂は雨漏りしないように補修しておきましょう
  • アンテナや煙突などは補強し、しっかりと固定しておきましょう
  • 物干しざおや小物など飛ばされそうなものは、屋内へ移動させるか、しっかりと固定しておきましょう
  • 雨戸のないガラス窓は飛来物を防ぐ工夫をしましょう
  • 雨どいは水が流れやすいように、落ち葉や土などを取り除いておきましょう
  • 古い板塀は、飛ばされないように筋交いを付けたり、棒をあてがったりして、補強をしておきましょう
  • プロパンガスのボンベがしっかり固定されているか確認しておきましょう
  • 商店などでは、風で飛ばされないように、外回りの箱などを片付け、看板を固定しておきましょう

災害についての情報収集の方法は、災害時の情報伝達を参照してください。

土のうによる備え

黒い背景に土のうの見本が置かれている写真

土のう

台風や大雨への備えとして土のうも有効です。土のう、および土のう袋は、ホームセンターなどで販売している他、市役所別館1階 危機管理防災課の土のう置場で無償提供しています。また、自主防災組織が地域の皆さんの希望をとりまとめた場合は、指定の場所へ一括配達します。

土のうの使用方法

  1. 普段は、住宅の敷地内の日や雨の当たらない場所に保管してください
  2. 台風や大雨のときは、玄関や建物基礎の通気口などに積み重ねて使用します
  3. 使用後は乾燥させて次の災害に備えます
  4. 袋が破損した場合は、上から新しい土のう袋を被せて再利用できます

積み重ね方

袋の結び目を建物側にして、互い違いに隙間なく積み重ねてください。

建物の入り口に2段に積み重ねた土のうの写真

玄関や建物基礎の通気口などに積み重ねてください

建物の入り口に土のうが互い違いに積まれている状態の写真

互い違いに隙間なく重ねてください

板を活用する場合

板を活用すると、少ない土のうで対応できます。

建物の入り口に板を置き、倒れないように土のうを両端に設置した写真

プランターを活用する場合

プランターとブルーシートを活用しても、土のうの代わりに対応できます。

建物の入り口に土のうの代わりとして置かれている、ブルーシートで包まれたプランターを活用した写真
建物の入り口に土のう代わりに置いてあるブルーシートの中にプランターが入っていることを示す写真

ビニール袋と段ボールを活用する場合

水を入れたビニール袋を段ボールに入れて、土のうの代わりに対応できます。段ボールは、水にぬれても壊れないように、丈夫なものを選ぶかテープなどで補強してください。ブルーシートを活用すると、より効果的です。

水を入れたビニール袋を段ボールに入れて、建物入り口に置く土のうの代わりにしている写真

土のうに関するお願い

  • 土のうの劣化を防ぐため、できるだけ直射日光の当たらない場所で保管してください
  • 土のうが破損した場合は、新しい土のう袋を渡します。上から新しい袋を被せて、繰り返し使用してください
  • 土のうの運搬、使用後の処分は、使用者自身の負担となりますので、注意してください

雨、風が強くなってきたら

  • 大雨に関する気象情報や近くにある河川の水位情報をテレビ、ラジオ、インターネットなどで収集しましょう
  • いつでも避難できる服装に着替え、非常持ち出し袋を準備しましょう
  • 高齢者、乳幼児、病人、障がい者などは、できるだけ安全な場所や屋内へ早めに移動しましょう
  • 地下室は土のうなどで浸水を防ぐ準備をして、地下駐車場の車を移動しましょう
  • 風に飛ばされそうな物は、固定または屋内に収納しましょう
  • 雨戸を閉め、カーテンやブラインドを下ろしましょう

自宅が安全な場合は「屋内での待避」「垂直避難」を優先してください

  • 台風や集中豪雨など大雨のときは、屋外に出ると危険を伴うことがあります。自宅などで「屋内での待避」をしましょう
  • 浸水被害が想定される場合は、自宅など2階以上への「垂直避難」をしてください
  • 自宅が安全でない場合は、家族や知人宅など、安全な場所への避難を検討してください
  • 平屋に住む人は、近所の建物に避難できるよう、普段から協力関係を築いておきましょう

避難するときは

万一、避難する場合に備え以下の行動を確認しておきましょう。

  • 非常持ち出し品は、1つにまとめ、すぐ取り出せる場所に保管しましょう
  • 徒歩で避難しましょう。自動車での避難は危険を伴い、救助活動の妨げとなります
  • 浸水した道路などの水面下には、マンホールや側溝など危険なところがあります。長い棒などをつえ代わりにして、安全を確認しながらゆっくり歩きましょう
  • 近所同士で声を掛け合い、協力して避難所へ避難しましょう
  • 円滑に避難ができるように、事前に複数の避難所の場所や経路を家族で確認しておきましょう

風水害の被害に遭ったら

安全確認

  • プロパンガスボンベに異常がないか確認する
  • プロパンガスボンベに、たばこやその他の火気を近づけない
  • 電線の断線がないかを確認する。発見した場合は、すぐ電力会社へ通報し、接近しない
  • 危険物の漏れ出しがないかを確認する。発見したら、周囲に注意を呼び掛け、必要に応じて消防署などへ通報して適切に処理する
  • 屋根瓦やアンテナなどの頭上の危険なものを除去する

衛生面の徹底

  • 浸水した場合は、床下、庭、家の周りなどに石灰をまいて消毒する
  • 床上浸水があった場合は、畳や食器戸棚、食器類、その他家具調度品をクレゾールせっけん液で十分に拭き、日光消毒も十分にする

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理防災課 危機管理防災担当
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電話(直通):048-739-6830
ファックス:048-736-1974
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