春日部市立地適正化計画を策定しました
立地適正化計画は、第2次春日部市総合振興計画に即し、今後の社会情勢に対応した春日部市のまちづくりを、都市計画マスタープランと両輪となって進めます。この計画は、多極ネットワーク型コンパクトシティの都市構造の形成に資する、具体的な区域や施策を定めるものです。
立地適正化計画策定の背景
本市は、高度成長期の昭和30年代後半からベットタウンとして人口が急増してきたものの、平成12年をピークに人口減少に転じており、近年は少子高齢化が同時に進行しています。また、これまで郊外への拡大志向で都市が形成されてきたことにより、医療・福祉・教育文化・商業などの都市機能が分散して立地され、人口が広く薄く分布しています。
このような中、今後は人口密度の低下により、日常生活を支える都市機能の維持や、高齢者の増加に伴い、各施設へのアクセスが困難となることが懸念されます。こうした状況は、全国的な現象であることから、国では平成26年8月に都市再生特別措置法を改正し、集約型都市構造の実現に向けた住宅、および都市機能の立地の適正化について方針を定めた、「立地適正化計画」を創設しました。
本市においても、一定エリアでの人口密度を維持し、医療・福祉・商業施設や住居などの計画的な配置、居住の誘導、高齢者をはじめとして、これらの生活利便施設にアクセスできる公共交通の充実など、都市全体の構造を見直し、持続可能でコンパクトなまちづくりへ転換を図るものです。
春日部市立地適正化計画の構成
第I (いち)章 春日部市の現状・動向
春日部市の現状や、人口動向や市民意識調査等を踏まえた現況課題を示します。
第II (に)章 立地適正化に関する基本的な方向性
春日部市の都市づくりの方向性や、実現するためそれぞれのライフステージ(世代)ごとに目指すべき暮らしのイメージを示します。
第III (さん)章 都市機能誘導区域
都市機能誘導区域設定の基本的な考え方や、設定方針を示します。また、都市機能誘導区域の設定方針に基づいた、都市機能誘導区域を示します。
第IV (よん)章 居住誘導区域
居住誘導区域設定の基本的な考え方や、設定方針を示します。また、居住誘導区域の設定方針に基づいた、居住誘導区域を示します。
第V (ご)章 誘導施設
誘導施設設定の基本的な考え方を示します。また、誘導施設の充足状況を踏まえ、各拠点に設定する誘導施設を示します。誘導施設は、段階的な生活圏の構築に向けて、各生活圏の役割に応じた施設の誘導を図るものとします。
第VI (ろく)章 計画遂行に向けた取り組み
立地適正化に関する基本的な方向性に示した春日部市の都市づくりの方向性を踏まえた、各種施策を示します。
第VII (なな)章 目標及び計画の評価
各施策毎の定量的な目標値や、これらを踏まえた施策の見直し、充実や強化などの検証方法を示します。検証結果を踏まえ、誘導施策の見直し、充実や強化などの検討を行うとともに、必要に応じて立地適正化計画や関連する都市計画の見直しを検討します。
計画書のダウンロード
第I (いち)章 春日部市の現状・動向 (PDFファイル: 7.1MB)
第II (に)章 立地適正化に関する基本的な方向性 (PDFファイル: 2.0MB)
第III (さん)章 都市機能誘導区域 (PDFファイル: 4.9MB)
第IV (よん)章 居住誘導区域 (PDFファイル: 799.9KB)
第VI (ろく)章 計画遂行に向けた取り組み (PDFファイル: 4.3MB)
第VII (なな)章 目標及び計画の評価 (PDFファイル: 1.1MB)
届け出制度について
平成30年4月1日より、立地適正化計画に定める都市機能誘導区域や居住誘導区域外において特定の開発・建築等行為を行う場合は事前の届け出が必要となります。
届け出が必要となる場合は、行為の着手30日前までに都市計画課へ届出書類とともに所定の関係図書を提出してください。
市民意見提出手続を実施しました
平成29年8月14日~9月12日に、「春日部市立地適正化計画(案)」の市民意見提出手続を実施しました。
更新日:2021年12月13日