フレイルチェック事業

更新日:2022年10月03日

ページID : 18019

春日部市は、東京大学高齢社会総合研究機構と連携し、加齢に伴う自身の運動機能の低下などの変化に「気づき」を促すことを目的として、「フレイルチェック事業」を実施しています。

市内でも特に高齢化率が高い武里団地をモデル地区に設定し、試行的に事業を実施します。この取組を通じて、住民主体型のフレイル予防事業のモデルを構築し、事業展開の方法を検討していきます。

フレイルチェックは、住民主体型のフレイル予防の取組で、市が開催する研修を修了した市民ボランティア「フレイルサポーター」が中心となって実施します。

フレイルサポーターはフレイルチェックの他にも、自分たちが住む地域の健康づくりの担い手として活躍します。

モデル地区(武里団地)での取組

フレイルチェックキックオフ講演会を開催しました

  • 開催日:令和4年4月25日
  • 会場:春日部市健康福祉センター「ゆっく武里」
  • 講師:東京大学高齢社会総合研究機構 機構長 飯島 勝矢(いいじま かつや) 教授

フレイルチェックのキックオフイベントとして、東京大学高齢社会総合研究機構機構長飯島勝矢教授をお招きし、『~人生100年時代を元気で乗り切るために~「健康長寿の鍵はフレイル予防」』と題し、ご講演いただきました。講演会は会場定員に達する多くの参加者が集まり、飯島教授の講演を熱心に聴いていました。

飯島教授からは、「フレイルチェックは現在まで80を超える自治体で導入されているが、その中でも高齢化率の高い団地に、集中的にフレイルチェックを導入する春日部市の取り組みは全国初のプロジェクト。地域の皆さんと東京大学飯島研究チーム、春日部市が連携し、このプロジェクトを大いに盛り上げたい」とお話しいただきました。

また本講演会の応援に八潮市フレイルサポーターの皆さんが駆け付け、飯島教授の講演をサポートしていただきました。

参加者からは「とても楽しかったです」「あっという間の2時間でした。また飯島先生のお話を聞きたいです」といった声が聞かれました。

飯島教授がスクリーンに投影された資料を使い講演を行う
定員いっぱいの会場で講演を行う飯島教授
緑色のTシャツを着た八潮市フレイルサポーターの方が講演参加者に滑舌の測定を行っている様子
講演のサポートをしていただいた3名の八潮市フレイルサポーターを紹介する飯島教授

春日部市フレイルサポーター・フレイルトレーナーが誕生しました

  • 開催日:令和4年5月25日・26日、6月9日
  • 会場:春日部市健康福祉センター「ゆっく武里」
  • 講師:上級フレイルトレーナー 遊佐 真弓(ゆさ まゆみ) 氏

全国のフレイルチェック導入の支援を行っている上級フレイルトレーナーの遊佐 真弓氏をお招きし、フレイルサポーター養成講座を開催しました。

養成講座では3日間にわたり、フレイルに関する知識やフレイルチェック測定会の運営方法などの研修を行いました。

今回の養成講座により15名の春日部市フレイルサポーター(略称:春フレサポーター)、フレイルサポーターの活動を専門的見地から助言・指導していただく5名のフレイルトレーナーが誕生しました。

また、富士見市フレイルサポーターの皆さんが研修の応援に駆け付け、フレイルチェックの運営のアドバイスをいただくとともに、フレイルサポーターとしての活躍について熱い応援をいただきました。

滑舌測定器を使って滑舌の測定練習を行うフレイルサポーター
体組成計を使って筋肉量の図り方を練習する2名のフレイルサポーター

春フレサポーター勉強会を開催しました

  • 開催日:令和4年6月24日、7月12日
  • 会場:武里南地区公民館、武里大枝公民館

フレイルチェック測定会本番に向けて、春フレサポーターによる自主勉強会が開催されました。

勉強会では、測定機器の使用方法の確認の他、富士見市フレイルサポーターの皆さんからアドバイスがあった、ふくらはぎの模型や測定の案内看板などの小道具を作成しました。

第1回フレイルチェック測定会を開催しました

  • 開催日:令和4年7月14日
  • 会場:春日部市健康福祉センター「ゆっく武里」

春日部市初のフレイルチェック測定会が開催されました。

春フレサポーターの運営により、にぎやかな雰囲気の中、安全に測定が行われました。

参加者から「これまで自分の状態に気づいていなかったが、大変参考になった」「ぜひもう一度チャレンジしてみたい」などの感想もいただきました。

春フレサポーターからは、「初回で緊張したが、フレイルトレーナーのアドバイスもあり、安全に測定ができてよかった」「練習の成果が出た。私も楽しんで測定を行うことができた」「時間配分を誤るなど反省するところは多かった。次回はもっとうまく進めたい」といった感想がありました。

3名のフレイルサポーターがふくらはぎの模型を使って指輪っかテストの説明をする様子
フレイルチェック測定会参加者を前に測定の説明を行うフレイルサポーター

フレイル予防講話を開催しました

  • 開催日:令和4年9月22日
  • 会場:春日部市健康福祉センター「ゆっく武里」
  • 講師:春日部厚生病院 理学療法士 南本 浩之(なんもと ひろゆき) 氏、城 真介 (じょう しんすけ)氏、秋山 博紀(あきやま ひろき) 氏

7月に開催したフレイルチェック測定会の参加者と春フレサポーターを対象に、フレイル予防講話を開催しました。

当日は理学療法士で春日部市フレイルトレーナーである南本 浩之氏、城 真介氏、秋山 博紀氏をお招きし、『「フレイル予防のコツ」 理学療法士が教えます!~移動能力を保つコツを覚えて、いつまでも生き生きと~」』と題し、講話をいただきました。

参加者からは、「フレイル予防のコツをもう一度確認し、実行できることは何でもしていきたい」「先生方の説明でフレイル予防について知識が深まった。まずは動くことが大切で、ここからフレイル予防につながっていくことがわかった」といった感想がありました。

講和を行う講師
講和を聴く参加者の様子

この記事に関するお問い合わせ先

介護保険課 地域支援担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央六丁目2番地
電話:048-736-1119 ファックス:048-736-1115

お問い合わせフォーム