介護予防のポイント

更新日:2021年12月14日

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運動器の機能向上

しっかりとした足腰は、日常生活全ての動作の基礎になります。毎日少しずつ意識して足腰を鍛えることで、はつらつとした人生を送ることができます。特に足腰の筋力に重点をおいてトレーニングをすると効果的です。そのためには、普段の生活の中で体を動かす習慣を付けることが大切です。ウオーキングは血液の流れをよくし、心臓や肺の機能を高め、体力や免疫力を付けます。

栄養改善

あまり外出せず、体を動かすことが少なくなれば食欲もわきにくくなります。食事量が減ったり、胃腸の消化吸収力が低下すると十分な栄養がとれず、低栄養状態になることがあります。低栄養状態では、身体活動の源であるエネルギーと生命の維持に欠かせないたんぱく質が不足するため、筋力や免疫力が低下して体の機能低下につながることがあります。また、エネルギーや脂質の過剰摂取などは、肥満や高脂血症、糖尿病などの疾患を引き起こすことがあります。バランスのとれた食生活を心掛けましょう。

口腔(こうくう)機能の向上

口腔(こうくう)機能は体の健康、老化防止、生きがいに深く関わっています。「かむ」「飲む」「味わう」「話す」「歌う」など歯や口の役割は生活を豊かにするための原点です。
口腔(こうくう)機能が低下すると食事がおいしく感じなくなったり、かむ力や飲み込む力が衰えて栄養が取りにくくなったり、誤嚥(ごえん)による肺炎を招くなどの危険があります。しっかりとかんで食事をおいしく食べられるように、また会話を楽しみ声を出して笑えるように、普段から口の手入れをして口腔(こうくう)機能を向上させましょう。

閉じこもり予防

閉じこもり自体は疾病ではありませんが、「動くのが面倒だから」「用事がないから」「人と話したくないから」といって家の中に閉じこもっていると、運動機能など身体機能はどんどん低下していき、認知症の進行を招きやすくなります。外に出て生活空間を広げることで、生活機能は向上します。自分でできることは自分で行い、積極的に外に出掛けましょう。

認知症予防

「面倒くさい」と物事に興味を示さなくなったり、「もういいや」と思ったら要注意です。生活習慣を見直して、体を動かしましょう。ウオーキングなどの有酸素運動は、脳の血流をよくしますので認知症予防に効果的です。また、人と会話をしたり、いろいろな人に出会ったりすることは、それだけで記憶力を鍛え、脳を活性化します。そして人とのつながりが人生の大きな楽しみにもなります。
家族や友人、地域の人たちと積極的に交流して、いつまでも若々しい脳を保ちましょう。

うつ予防

つらいことや不安なことがあって気分が落ち込み、何もする気が起きなくなったり、何をしても楽しいと思えなくなることが続くと、うつ状態になる恐れがあります。「疲れやすい」「意欲がわかない」など、いつもと違う自分に気付いたら、思い切って自分をゆっくり休ませてあげましょう。そして、「つらい気持ちを話してみる」「生活リズムを変える」「自分の負担をなくす」などのことをしてみてください。
まずは心と体の疲れを癒やすこと。くれぐれもがんばらないことが大切です。

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