在宅医療・介護連携の推進

更新日:2024年10月17日

ページID : 7325

日本は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が進んでおり、春日部市でも人口の約3割が65歳以上となっています。このような状況の中、団塊の世代が75歳以上となる令和7年以降は、医療や介護の需要がさらに増加することが見込まれています。これに伴い、在宅で療養する高齢者が住み慣れた地域や家庭で療養しながら安心して生活できるよう、医療と介護が包括的に提供される体制づくりが急務となっています。
このため、春日部市では、在宅医療と介護の連携拠点となる「春日部市地域包括ケアシステム推進センター(春進センター)」を設置し、地域の医療・介護関係者、地域包括支援センター、市民などからの相談支援および情報提供が実施できる体制を構築しています。

在宅医療・介護の連携拠点「春日部市地域包括ケアシステム推進センター(春進センター)」

春日部市地域包括ケアシステム推進センターは、春日部市在宅医療介護連携拠点として、地域の在宅医療・介護関係者、地域包括支援センター等からの相談支援及び情報提供が実施できる体制を構築していきます。

主な業務内容

  1. 地域の医療・介護サービス資源の把握
  2. 在宅医療・介護連携の課題の抽出と対応策の検討、評価、改善
  3. 在宅医療・介護サービス等の情報の共有支援
  4. 切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築推進
  5. 在宅医療・介護連携に関する相談の受付等
  6. 在宅医療・介護関係者の研修
  7. 地域住民への普及啓発

春日部市医療介護連携相談窓口「春こい・らいん」

春日部市内の医療・介護連携に伴う相談支援を行っています(医療相談窓口のない病院や診療所での患者の入退院調整や、介護支援専門員との連携等)。

医療・介護の連携に係る情報共有システム

多職種が情報共有することにより、在宅医療・介護を受ける利用者に対し、質の高い安全な医療や介護サービスの迅速な提供を可能とすることを目的に作成された、情報共有のためのツールです。

情報共有ツール

春日部市医療介護資源検索システム「春リンクステーション」

医療・介護・生活支援等に係る登録されたデータベースから、目的に応じて各サービスの内容を閲覧可能としたものです。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)普及啓発事業

人生の最終段階における医療やケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと事前に繰り返し話し合うことが大切です。

もしもの時にどのような医療やケアを望むのか、前もって考え、家族や信頼する人、医療・介護従事者と繰り返し話し合い、共有することを「人生会議」(アドバンス・ケア・プランニング:ACP)と言います。

春日部市地域包括ケアシステム推進センターでは、ACPの普及を目的として、講座や講演会の開催等を行っています。

春日部市在宅サービス多職種連絡協議会「春宅会」

春日部市民の在宅生活継続に関わる多職種連携の様々な問題を検討するため、春日部市在宅サービス多職種連絡協議会「春宅会」を設置し、連携の推進に取り組んでいます。

春日部市緩和ケア連携推進部会「春緩部」

春日部市における緩和ケアの連携推進を図るため、春日部市在宅サービス多職種連絡協議会(春宅会)内に春日部市緩和ケア連携推進部会「春緩部」を設置し、市内の緩和ケアに係る医療機関及び介護事業所等との連携体制の推進や、緩和ケアを担う人材育成に取り組んでいます。

春日部市医療介護職連携研修・交流会「春コン」

多職種が連携するためのグループワーク等の研修を通じて、地域の医療・介護関係者がお互いの業務の現状等を知り、忌憚のない意見交換ができる関係を構築できるように、研修・交流会を行っています。

医療・介護関係者や市民向けに研修動画等を公開しています

この記事に関するお問い合わせ先

介護保険課 地域支援担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-736-1119
ファックス:048-733-0220
お問い合わせフォーム