伝染性紅斑の流行警報が発令されています
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埼玉県感染症発生動向調査による2025年第17週(令和7年4月21日~4月27日)の1医療機関(定点)あたりの患者数が2.14人へと増加し、国の定める警報の基準値である2人を超え、伝染性紅斑の警報が発令されました。
伝染性紅斑は特徴的な発疹が現れる前に感染が広がりやすく、外出する機会も増える時期ですので、普段から咳エチケット、手洗いなどの対策を心がけ、感染予防に努めましょう。
感染経路
患者の咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込むこと(飛沫感染)や、ウイルスが付いた手で口や鼻などの粘膜に触れること(接触感染)で感染します。
症状
両頬に現れる境界鮮明な紅い発疹を特徴とする感染症です。りんごのように頬が赤くなることから「りんご(ほっぺ)病」とも呼ばれています。
- 頬に発疹が現れる7~10日くらい前に微熱や風邪のような症状がみられます
- 両頬の発疹に続いて、手や足に網目状の発疹が現れます
- これらの発疹は1週間前後で消失することがほとんどです
- 大人では、両頬の赤い発疹は少なく、関節痛や頭痛などが出現し、関節炎症状により1~2日歩行が困難になることがありますが、ほとんどは自然に回復します
- 妊娠中に感染した場合、まれに胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じる可能性があります
- 症状によっては、早めに医師の診察を受けましょう
予防するには
咳エチケットや外出後の手をよく洗うことが大切です。
- マスクの着用等普段からの咳エチケット(咳やくしゃみの際は、ハンカチやマスクなどで口・鼻を覆う)、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと等を心掛けましょう。
- 外出先後は、手指などについたウイルスを流水・石けんによる手洗いをしましょう。(なお、アルコールによる消毒効果は弱いとされています)
- 妊娠中あるいは妊娠をしている可能性がある人は、伝染性紅斑の患者や風邪の症状がみられる方との接触をできる限り避けるよう注意してください。
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更新日:2025年05月08日