コリネバクテリウム・ウルセランス感染症に注意しましょう

更新日:2021年12月15日

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コリネバクテリウム・ウルセランス感染症は、人、イヌ、ネコ、ウシの他、さまざまな動物で感染事例が確認されていて、咽喉(いんこう)頭、肺、皮膚、乳腺などに、さまざまな症状を起こす動物由来感染症です。最近では、ウルセランス菌に感染した犬や猫からの感染が広く確認されるようになっています。
なお、人から人への感染事例は、国内では平成30年1月10日時点で報告がなく、国外でも非常にまれです。

症状

呼吸器感染の場合には、初期に風邪に似た症状(のどの痛み、せきなど)が現れ、重症の場合、呼吸困難などとなり死に至ることもあります。また、呼吸器以外(頸部リンパ節腫脹や皮膚病変)の症状も報告されています。

予防するためには

一般的な衛生管理として、動物と触れ合った後は必ず手を洗いましょう。また、イヌやネコ(ペットを含む)などにくしゃみや鼻汁などの風邪に似た症状や皮膚症状がある場合は、過度な接触を避け、手袋やマスクをし、触った後は手洗いなどを励行しましょう。なお、4種混合(3種混合DPTのうちのジフテリアトキソイド)予防接種も有効であると考えられています。

感染したかもしれないと思った時は

飼育している動物にくしゃみや鼻汁、せきなどの風邪症状、皮膚症状などが現れた場合は、早めに獣医師の診察を受けてください。また、動物に接触後、自身に同様な症状がある場合は早めに医療機関で受診しましょう。

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