福祉のパイプ役 春日部市民生委員・児童委員協議会

更新日:2021年12月14日

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民生委員・児童委員は、厚生労働大臣から委嘱を受け、地域でさまざまな福祉活動を行う非常勤の公務員です。市内には、約200世帯~300世帯に1人の割合で委員がいます。
各種の福祉サービスが拡大・充実される中、「制度や内容をよく知らない」「どこに相談すればよいのか分からない」という人も少なくありません。そのようなとき、地域の民生委員が、身近な相談役として相談を受けたり、市民の要望を行政につなぐパイプ役になったりなどの活動をしています。
また、民生委員は、同時に児童委員としての役割を持っています。子育てに関する相談、青少年の健全育成に関する活動にも携わっています。平成6年(1994年)からは、地域の民生委員・児童委員と協力しながら児童福祉に関する相談を専門に担当する主任児童委員が委嘱されています。

民生委員・児童委員の役割

民生委員は、老人福祉法などの法律に基づいて、高齢者や障がい者の援助、社会福祉施設との連絡などを行っています。また、児童委員として児童の健全育成や妊産婦の保護・援助活動など、次のような役割を担っています。

相談

悩みや心配ごとを持つ人に対して、その立場を理解し、親身になって相談・助言を行い、本人や家族が自立できるよう援助する、いわば地域の世話役的役割

情報提供

市民に社会福祉の制度やサービスなどの情報を提供し、市民自らが、その制度やサービスを利用して問題解決に当たるよう働きかける、いわば地域における告知板的役割

調整

援護を必要としている人に対し、最も適切なサービスの提供が図られるよう関係機関と連携・相談しながら調整を行う、いわば地域における潤滑油的役割

支援態勢づくり

援護を必要としている人に対して、関係機関などと連携して援助活動を進めるための継続した態勢づくりを行う、いわば地域における支援的役割

社会調査

地域の生活実態やそれぞれの人が抱えている個別的な問題などを日常的に把握する、いわば地域におけるアンテナ的役割

連絡通報

市民のニーズや援助課題などを、必要に応じて関係機関に連絡通報する、いわば地域におけるパイプ的役割

意見具申

福祉に関わる問題や改善点を民生児童委員協議会などでまとめ、関係機関に意見を述べて改善を促す、いわば地域における代弁的役割

注意

民生委員は収入がない旨の証明書(無収入証明書、無所得証明書、無職証明書)、同居・同一生計または生計を維持している旨の証明書は交付できません。

主任児童委員の役割

近年、非行や家庭内暴力、いじめ、不登校など子どもを取り巻く問題が複雑化・多様化しています。また、核家族化・少子化などにより、子育て中の母親の相談相手が非常に少なくなっています。そこで、主任児童委員は、地域の民生委員・児童委員と連携しながら、児童福祉に関する相談を受けたり、学校や児童福祉施設との連絡調整などを専門に担当する役割を担っています。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉総務課 福祉総務担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-796-8450
ファックス:048-737-3682
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