児童虐待相談窓口
児童虐待とは
児童虐待の分類
- 心理的虐待:こどもの目の前での夫婦喧嘩 (けんか)、無視、怒鳴る、きょうだい間で差別をするなど
- 身体的虐待:殴る、蹴る、首を絞める、戸外に長時間締め出すなど
- ネグレクト(養育放棄、怠慢):適切な世話をしない、病気なのに医師に診せない
- 性的虐待:性的行為の強要、性器を触る、触らせる、ポルノグラフィの被写体にする
令和6年度に市が新規に受け付けた虐待相談件数は434件です。その中では心理的虐待が最も多く、全体の約61パーセントを占めています。
「しつけ」と「虐待」は違います。
児童虐待のサイン
多くの場合、虐待している親は、自分の行為を「しつけ」だと主張します。しかし、親が「しつけ」だと思っても、その行為がこどもの心身を傷つけるようなものであれば「虐待」になります。
こどもの成長段階を無視した無理な要求に、こどもが苦痛を感じないようにしましょう。
こどもが今までできなかったことができるようになったら、どんなに小さなことでも必ず褒めてあげましょう。
愛情を持って、こどもと向き合うことが大切です。
皆さんの周囲で次のようなことに気が付いたら、迷わず相談機関に連絡してください。
こどものサイン
- こどもの泣き叫ぶ声が聞こえる
- 不自然な外傷(あざ、打撲、やけどなど)が見られる
- 栄養障害や発達の遅れ(低身長・低体重)が見られる
- 衣服や身体が極端に不潔である
- 食事に異常な執着を示す
- 落ち着きがなく乱暴、情緒不安定である
- 表情が乏しく活気がない
- 家に帰りたがらない
など
保護者のサイン
- 怒鳴り声や物をたたくような音が聞こえる
- 地域や親族などと交流がなく、孤立している
- こどもを家に置いたまま外出している
- こどもに対して拒否的、無関心な発言をする
- 気分の変動が激しく、こどもや他人にかんしゃくを爆発させることが多い
- こどもを医者に診せようとしない
- こどものけがについて不自然な説明をする
など
児童虐待を引き起こす要因
児童虐待の背景は複雑で、さまざまな事情が重なって起こります。
- 成長がゆっくり、障がいを持っている
- 育児に不安がある
- 産後うつ
- パートナーが育児に協力してくれない
- 保護者が定職に就いていない
- 経済的に苦しい
- 孤立しており相談相手がいない
- 保護者が自分の親との間に葛藤を抱えている
- アルコール依存症である
など
児童虐待をなくすために
児童虐待への関心を高め、理解を深めていくことが防止への第1歩です。自分にできることから少しずつ取り組み、虐待のない社会を目指していきましょう。
子育て中の皆さんへ
- 子育ての合間にも、自分だけの時間を作りましょう
- 1人で子育てをしようと思わないでください
- 自分の中にため込まず、思ったことは口に出しましょう
- 育児書通りにならなくても焦らないでください
- 完璧を目指さず、無理をしないようにしましょう
育児に困ったときや行き詰ったときは、いつでも相談してください。
周囲の皆さんへ
- 普段から互いに相談しやすい関係を築きましょう
- 困っているときは手助けをしてあげましょう
- 孤立しないよう気に掛けてあげましょう
- 優しい言葉を掛けてあげましょう
- 批判的なことは言わないようにしましょう
気になる家庭があったら、ぜひ温かく声を掛けてあげてください。
「虐待かな?」「おかしいな?」と思ったら迷わず連絡を
- 通告は匿名でできます
- 通告した人の個人情報は守られます
- 通告した人が責任を問われたり、処罰されることはありません
たとえその状況が虐待であると自信が持てないときでも、ぜひ迷わずに連絡してください。
勇気ある皆さんの行動が、こどもの生命や権利を守ることにつながります。
こどもの車内放置は児童虐待です。
こどもは、大人と違って体温調整機能が未熟であり、車内等の温度が急激に上がりやすい環境下では短時間でも熱中症になり、命を失う危険が高まります。 JAFユーザーテストでは、窓を少し開けていたとしても温度抑制効果は低い結果となっているほか、 エアコンをつけていたとしても燃料切れや車の不具合等の何らかの理由でエアコンが停止してしまう可能性もあります。
また、熱中症のほかにも、
- こどもが一人で車外に飛び出して事故に遭ってしまう
- 不審者による声かけや連れ去り
- 気温が低いときには低体温症
などの危険性もあります。
「眠っていたから」「短い時間だから」「うっかり降ろし忘れた」等の理由があっても、こどもを車内に放置することは大変危険であり、児童虐待に該当します。こどもは自ら助けを求めることが困難です。季節や時間は関係ありません。こどもの命を守るのは、大人の役割です。決して車内に放置しないでください。
車内に放置されているこどもを見かけた場合は、躊躇せず、警察「110」又は児童相談所虐待対応ダイヤル「189」への通報をお願いします。匿名での通報も可能です。
埼玉県では、こどもの車内放置防止を呼びかけるため、浦和麗明高等学校Webデザイン部の皆さんと連携して、ショート動画を作成しました。是非、ご覧ください。
子育てに不安、ストレスを感じた時の相談先・児童虐待の連絡(通告)先
子育てに不安やストレスを感じた時は、気軽に相談してください。また、虐待(疑いを含む)を発見したときは、連絡してください。
虐待の連絡(通告)は、こどもを守り、ひいては親を救うことにもなります。
市役所3階こども相談課
ところ
〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1 市役所3階 こども相談課
相談日時
月曜日~金曜日(祝日、休日、年末年始を除く) 午前8時30分~午後5時15分
連絡先
電話:048-796-8902
家庭児童相談室
詳しくは、家庭児童相談をご覧ください。
庄和総合支所 福祉・健康保険担当
ところ
〒344-0192 春日部市金崎839番地1 庄和総合支所 福祉・健康保険担当
相談日時
月曜日~金曜日(祝日、休日、年末年始を除く) 午前8時30分~午後5時15分
連絡先
電話:048-746-1111(内線:7044)
越谷児童相談所
ところ
〒343-0033 越谷市大字恩間402番地 越谷児童相談所
相談日時
月曜日~金曜日(祝日、休日、年末年始を除く) 午前8時30分~午後6時15分
連絡先
電話:048-975-4152
NPO法人 埼玉子どもを虐待から守る会
NPO法人 埼玉子どもを虐待から守る会トップページ(外部サイト)
相談日時
月曜日~金曜日(祝日、休日、年末年始を除く) 午前10時~午後4時
問い合わせ
電話:048-835-2699
児童相談所全国共通ダイヤル
児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について(こども家庭庁のサイト)(外部サイト)
児童相談所虐待対応ダイヤル:189(いちはやく)(無料)
- 189 (いちはやく)に電話をすると近くの児童相談所につながります
- 一部のIP電話からはつながりません
児童相談所相談専用ダイヤル:0120-189-783(いちはやく・おなやみを)(無料)
子育ての不安や悩み事など、児童虐待以外の相談を幅広く受け付けています。
受付時間
365日 24時間
埼玉県虐待通報ダイヤル
埼玉県虐待通報ダイヤル「♯7171」-虐待ない、絶対ない社会へ-(埼玉県のサイト)(外部サイト)
電話:#7171(ないない) 市外局番なし
- 児童・高齢者・障がい者虐待を一元的に対応します
- 一部のIP電話からはつながりません
受付時間
365日 24時間
親と子どもの悩みごと相談@埼玉
相談日時
月曜日~金曜日午前9時~午後9時
土・日曜、祝日午前9時~午後5時(12月29日~1月3日を除く)
春日部警察署
ところ
〒344-8535 春日部市大沼1丁目82番地 春日部警察署
相談日時
365日 24時間
問い合わせ
電話:048-734-0110
この記事に関するお問い合わせ先
こども相談課 母子保健・相談担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-796-8902
ファックス:048-737-3680
お問い合わせフォーム
更新日:2025年04月01日