市の公共施設の石綿(アスベスト)対策

更新日:2021年11月17日

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市が管理する公共施設では、吹き付けアスベストの使用状況の調査を実施しています。
調査の結果、市役所本庁舎・旧市立病院健診センター・旧沼端小学校・市立小学校7校・市立中学校5校・旧商工振興センターでアスベストの使用が確認されました。
現在、市立小学校・中学校の全ての施設・旧商工振興センターで除去工事が完了しています。その他の施設は、飛散防止対策(囲い込みなど)、定期点検などにより安全管理を行っています。

調査結果および対策状況

平成17年度

市が管理する全ての公共施設の吹き付けアスベストの使用状況について、設計図書および現場目視による調査を実施しました。その結果、アスベストの使用の疑いのある施設の分析調査を実施しました。これにより、アスベストが検出された施設は8施設12カ所でした。

表:検出施設および対策状況
施設名 検出箇所数 検出箇所 対策状況
市役所 1カ所 本庁舎 地下1階天井 一部囲い込み。吹き付けの状態は安定。定期的な室内大気中のアスベスト濃度調査および点検により管理
旧市立病院 1カ所 健診センター 2階空調機械室 施錠・目張り。定期的な点検により管理
粕壁小学校 1カ所 普通教室棟南棟の階段裏 平成18年度に除去済み
備後小学校 1カ所 渡り廊下の天井裏 平成25年度に除去済み
藤塚小学校 3カ所
  • 管理特別教室棟の視聴覚室用空調機械室
  • 普通教室棟の給食室用空調機械室
  • 浄化槽用機械室
平成18年度に除去済み
豊春中学校 1カ所 普通教室棟の階段裏 平成18年度に除去済み
豊野中学校 3カ所
  • 管理特別教室棟の階段裏
  • 普通教室棟の階段裏
  • 浄化槽用機械室
平成18年度に除去済み
大増中学校 1カ所 屋内運動場の廊下天井 平成18年度に除去済み

平成18年度・19年度

平成18年9月の石綿障害予防規則などの改正により、アスベストの含有判断基準が重量比で1パーセントから0.1パーセントに強化されました。平成17年度の分析調査では1パーセントを判断の基準としていたことから、平成18年度~平成19年度に0.1パーセントを判断の基準とする分析調査を再度実施しました。これにより、アスベストが検出された施設は10施設20カ所でした。

表:検出施設および対策状況
施設名 検出箇所数 検出箇所 対策状況
市役所 10カ所
  • 本庁舎 地下1階食堂天井
  • 本庁舎 1階~5階エレベーター前ホール天井
  • 本庁舎 1階議場下事務フロアー天井
  • 本庁舎 2階議場(傍聴席含む)天井
  • 本庁舎 2階議場屋根裏
  • 本庁舎 3階傍聴席用通路天井
吹き付けの状態は安定。定期的な室内大気中のアスベスト濃度調査および点検により管理
粕壁小学校 1カ所 普通教室棟の階段下倉庫天井 平成19年度に除去済み
緑小学校 2カ所
  • 特別教室棟の中央階段下倉庫天井
  • 普通教室棟の階段裏
平成20年度に除去済み
正善小学校 1カ所 普通教室棟の給食室用機械室 平成23年度に除去済み
桜川小学校 1カ所 渡り廊下の柱 平成21年度に除去済み(同材質吹き付けの柱2本の対策を実施)
豊春中学校 1カ所 浄化槽用機械室 平成23年度に除去済み
谷原中学校 1カ所 管理特別教室棟の階段裏 平成20年度に除去済み(同材質吹き付けの普通教室棟の階段裏も併せて対策を実施)
大沼中学校 1カ所 ポンプ・ブロワー室 平成23年度に除去済み
大増中学校 1カ所 廊下天井 平成21年度・平成22年度に除去済み(同材質吹き付けの廊下天井1階~3階の対策を実施)
旧沼端小学校 1カ所 正面玄関階段室天井 平成29年度に除去のうえ、施設を解体

平成20年度

平成20年1月に、6種類あるアスベスト(アモサイト・クリソタイル・クロシドライト・トレモライト・アクチノライト・アンソフィライト)のうち、これまで国内で使用されていないとされていたトレモライト・アクチノライト・アンソフィライトの3種類のアスベストが、他自治体の公共施設で使用されていたことが判明しました。
市のこれまでの調査では、アモサイト・クリソタイル・クロシドライトの3種類のアスベストを調査対象としていたことから、平成20年度にトレモライト・アクチノライト・アンソフィライトを含めた分析調査を再度実施しました。これにより、アスベストが検出された施設は1施設2カ所でした。

表:検出施設および対策状況
施設名 検出箇所数 検出箇所 対策状況
立野小学校 2カ所
  • コンピューター室用空調機械室
  • 給食室用空調機械室
平成21年度に除去済み

平成26年度

平成26年6月より、建築物・工作物の解体工事などに伴う石綿飛散防止対策が強化されました。改正に伴い、解体工事の事前調査・説明・掲示などが義務付けられました。

平成29年度

平成29年5月30日に環境省より、石綿含有仕上塗材の取り扱いについて、吹き付け工法により施工されたことが明らかな場合には吹き付けアスベストに該当するものとして取り扱うことが示されました。

平成30年度

旧商工振興センター解体工事に伴い、事前にアスベストの含有調査を行った結果、アスベストが検出されました。

表:検出施設および対策状況
施設名 検出箇所数 検出箇所 対策状況
旧商工振興センター 3カ所
  • 1階玄関ホール天井・壁・柱
  • B階段天井・上裏壁
  • 機械室1煙突内部(断熱材)
平成30年度に除去のうえ、施設を解体

今後の対応

春日部市役所本庁舎

地下1階部分の廊下天井は、平成17年に板材による一部囲い込みを行っています。
アスベストが検出された箇所の吹き付け材は、堅く飛散しない素材であり、吹き付けの状態は安定しています。また、室内大気中のアスベスト濃度調査結果も、問題ありません。
今後も引き続き、定期的な点検、および室内大気中のアスベスト濃度調査を実施し安全管理を行います。

旧市立病院健診センター部分

現在使用を停止し、立ち入りは全面禁止としています。今後解体を予定しており、適切な管理および工事を行います。

この記事に関するお問い合わせ先

環境政策課 環境政策担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-736-1136
ファックス:048-737-3683
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