姉妹都市協定締結5周年記念事業

更新日:2021年12月20日

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春日部市とオーストラリア・フレーザーコースト市は、平成26年9月に姉妹都市協定を締結して以来、教育、文化、産業などさまざまな分野で活発な交流を重ねてきました。

協定締結から5周年を迎える節目の年に、姉妹都市交流5周年記念事業を通じて両市の市民の力で築き上げてきた友好的な交流を総括し、共に祝すとともに、フレーザーコースト市民に春日部市をPRし、両市の交流事業のより一層の発展、新たな可能性を模索するため実施されました。

春日部市役所正面入口にある階段にて撮影された春日部市公式訪問団および準公式訪問団と石川市長との記念写真。手前の段に立つ市長や関係者たちは日本とオーストラリアの大きな国旗を並べて持って並んでいる。

石川(いしかわ)市長と出発前に記念撮影をする春日部市公式訪問団と準公式訪問団の皆さん

概要

日程

令和元年8月1日~5日

訪問先

フレーザーコースト市(オーストラリア・クイーンズランド州)

訪問団

(所属・役職は当時のもの。敬称略)

  • 種村 隆久 (たねむら たかひさ)(春日部市副市長)
  • 金子 進 (かねこ すすむ)(春日部市議会議長)
  • 山崎 哲男 (やまざき てつお)(春日部商工会議所・副会頭)(注意:崎の字は、正しくは大の部分が立の字)
  • 池田 稔 (いけだ みのる)(春日部商工会議所・議員)
  • 春日部市職員3人

活動内容

企業視察

両市の産業交流の発展のため、フレーザーコースト市の紹介により現地の重要な企業を視察しました。

ハイン製材所・アルタス再生可能エネルギー事業所

地元で6代も続く製材所では、巨大な工場で大量の木材が製材されていく過程を見学したり、従来にない加工方法により新たな建築木材として注目されている技術を学びました。また、隣接する再生可能エネルギー事業所では、従来捨てるはずだった木材をチップとして加工する技術を見学し、資源の有効活用に力を入れている様子を視察しました。

ハービーベイ・ホエールウォッチ

世界自然遺産・フレーザー島やホエールウオッチングなど、フレーザーコースト市は観光資源が豊富であり、力を入れている産業分野です。令和2年に東京オリンピックを控え、本市も外国人観光客の誘致を視野に入れ、その取り組みについて視察をしました。

フレーザーコースト市内のメリーボローにあるハイン製材所を視察する訪問団の写真。安全ヘルメットとベストを身に付けて屋外に保管されている木材などを遠目に見学している。

ハイン製材所

アルタス再生可能エネルギー事業所内を視察する訪問団の写真。出来上がった燃料用ペレットを実際に手に取りながら説明を受けている。

アルタス再生可能エネルギー事業所

船内で船長から説明を受ける種村副市長の写真

船長から説明を受ける種村(たねむら)副市長

ビジネスミーティング

フレーザーコースト市の行政から観光協会、商工会議所、大学関係者など幅広い分野の代表者が集まり、春日部市の訪問団と一緒に、産業・教育・文化に関する交流についてミーティングを開催しました。両市の代表によるプレゼンや、現地観光協会と春日部市からは共栄大学の学生2人がプレゼンを披露し、今後の交流の発展について意見交換を行いました。
また、教育交流の更なる発展の第一歩として、共栄大学より現地のサンシャインコースト大学へ親書が贈られました。

ミーティングにて着席した参加者がスクリーンを見ている様子の写真

ミーティングの様子

共栄大学から贈られた親書を持つ男性と二人の学生の写真

共栄大学が親書を贈呈

部屋の一角で撮影されたミーティング参加者の集合写真

ミーティング参加者

5周年記念PR事業と記念式典

現地市民の憩いの場「ピアパークコミュニティマーケット」に特設ブースを立ち上げ、春日部市の魅力をフレーザーコースト市民にPRしました。春日部市国際交流協会の運営のもと、種村 (たねむら)副市長、金子 (かねこ)市議会議長、山崎 (やまざき)(注意:崎の字は、正しくは大の部分が立の字)商工会議所副会頭を主体とした公式訪問団と、ホームステイ交流で訪問していた春日部市内の中学生・高校生44人による訪問団が協力して実施しました。
訪問団に先立って令和元年7月24日に日本を出発したホームステイ交流の中学生・高校生は、出発前の不安気な表情はなく、皆さん積極的に地元市民に英語で話しかけ、春日部市の特産品である押絵羽子板や桐箱を説明したり、手作りの凧をプレゼントしたり、楽しみながら精いっぱいに本市をPRしてくれました。
また会場内のステージで、5周年記念式典を開催しました。フレーザーコースト市のジョージ・シーモア市長や本市の種村副市長により、これまで深めてきた交流に対する祝辞が述べられ、アボリジニによる伝統楽器ディジュリドゥの演奏が行われました。多くの地元市民がステージ前に集まり、両市の国際交流の節目を祝ってくれました。

ピアパークコミュニティマーケットにて設けられた春日部市PRブースの写真

春日部市PRブース

特設ブースにて凧作りを紹介する春日部市の中高生の写真

凧作りを紹介する春日部市の中高生

人々が見守る中行われている5周年記念式典の写真

5周年記念式典の様子

市内視察

木々を背景に記念植樹をする種村副市長とジョージ・シーモア市長の写真

記念植樹をする種村(たねむら)副市長とジョージ・シーモア市長

フレーザーコースト市の魅力を知り、理解を深めるために市内各所を視察しました。

アボリジニの血を引く人から伝統的な模様を学ぶワークショップに参加したり、伝統的な食べ物を学んだり、オーストラリアの人々に大切にされているアボリジニ文化の体験をしました。植物園では、種村 (たねむら)副市長がフレーザーコースト市のジョージ・シーモア市長と共に、姉妹都市5周年の記念樹を植樹しました。そのほか、現地NPO法人に運営されている野生動物の保護地区の見学もしました。

また、年一回開催されるクジラの来訪を祝う祭り、「ホエール・フェスティバル」に参加しました。仮装パレード表彰式のプレゼンターとして種村 (たねむら)副市長がステージに登場し、ここでも両市の国際交流の絆をアピールしてきました。

テーブルに並べられたアボリジニの伝統食材の説明をうける様子の写真

アボリジニの伝統食材の説明

ホエール・フェスティバルの仮装パレード表彰式の写真

ホエール・フェスティバル

感謝の集い

両市の交流が始まってからこれまでの交流に尽力してきた人々や、今回のホームステイ交流で春日部市の中学生・高校生を受け入れてくれた家族など、約200人の参加者が集まり、今回の訪問団を迎えてもらったフレーザーコースト市に感謝を伝える「感謝の集い」を行いました。
準公式訪問団として訪問した琴奏者やコーラス団体の皆さんの日本らしい演奏とともに、午前中のイベントで使用した押絵羽子板や桐箱、凧などをフレーザーコースト市などに寄託し、引き続き春日部市のPRをお願いしました。

感謝の集いにて春日部市の特産品を手渡している様子の写真

春日部の特産品の展示を依頼

琴を囲んでの市民との交流の様子の写真

琴を通じて市民交流

ステージ上で準公式訪問団による琴とコーラスの演奏が行われている様子の写真

準公式訪問団の琴とコーラスの演奏

ホームステイの中学生とホストファミリーの笑顔が収められた写真

ホームステイの中学生とホストファミリー

タイムカプセル

永続的かつ良好な姉妹都市関係を象徴するものとして、タイムカプセルをフレーザーコースト市に預けてきました。中には市内小学生400人以上から集まった、未来を担う子ども達の思いがメッセージカードとして詰まっています。10年後の令和11年(姉妹都市協定締結15周年)に開封し、フレーザーコースト市から未来の自分に宛ててエアメールで届く予定です。除湿性に優れた、春日部市の特産品・桐箱で作られたタイムカプセルは、10年後の開封まで、フレーザーコースト市に展示され、春日部市の魅力を伝え続けます。

タイムカプセルが春日部市の高校生からフレーザーコースト市長へ手渡されている様子の写真

春日部市の高校生からフレーザーコースト市長へ

フレーザーコースト市に預けられた、春日部市の特産品である桐箱で作られたタイムカプセルの写真

春日部市の特産品・桐箱を活用

この記事に関するお問い合わせ先

市民参加推進課 市民参加・国際担当
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