オーストラリア フレーザーコースト市の紹介

更新日:2024年02月13日

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オーストラリア・クイーンズランド州・フレーザーコースト市の概要

位置

南緯25度、東経152度

面積

7,117平方キロメートル(春日部市は66.00平方キロメートル)

人口

約10万5千人(春日部市は約23万人)

気候

亜熱帯性気候に属し、雨量は年間平均約90ミリメートル(春日部市年間平均雨量1,050ミリメートル)と少なく、気温は夏(12月~2月)は20度~30度、冬(6月~8月)は9度~22度と一年中比較的穏やかな気候です。

主な産業

観光業、外食業、小売業、社会福祉関係、教育関係

地勢

フレーザーコースト市は、オーストラリア東部のブリスベンから北に約300キロメートルに位置しています。1770年、イギリス海軍士官ジェームズ・クックがフレーザーコーストを発見しました。当初、彼はフレーザー島が大陸につながっていると信じ、当時の英国海軍大臣アウグストゥス・ハーベイにちなんでこの地域をハービーベイ(ハービー湾)と名付けました。また、フレーザーコーストはメリー川と古くからつながりがあり、1842年にはメリー川流域にその豊かな土壌をもとめて、初めてヨーロッパ人が移住しました。フレーザーコーストという名前の由来となったフレーザー島は世界最大の砂の島で、現在世界遺産として保護されています。

フレーザーコースト市の位置を説明するイラスト。オーストラリア大陸全体のイラストと、その東端の一部を拡大するような構図でフレーザーコースト市全体のイラストがオーストラリア大陸の上に描かれている。

見どころ

世界自然遺産・フレーザー島

マッケンジー湖の一部を俯瞰で撮影した写真。木々が生い茂る中に透明度の高い湖がある。

マッケンジー湖

フレーザーコースト市の沖合にある、世界最大の砂の島です。南北123キロメートルにわたって伸び、面積は166,000ヘクタールに及びます。1992年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。
世界で最も透明な湖の一つとして有名なマッケンジー湖や、息をのむほどきれいなエリ・クリークでの水遊びやピクニック、熱帯雨林の散策など、大自然を満喫するために多くの人が訪れる人気のスポットです。オーストラリアでは、家族で行くキャンプ地ベスト1に選ばれたこともあります。

フレーザー島で最大の淡水水流であるエリ・クリークの写真。岸に沿って作られたデッキの下で観光客たちがエリ・クリークに足を漬けたり浮き輪を浮かべて楽しんでいる。

エリ・クリーク

観光客たちがフレーザー島にある熱帯雨林を散策している写真。小川にかかる巨大な丸木橋を観光客たち2人が渡ろうとしている。

熱帯雨林を散策

ホエールウォッチング

海面から頭を出したザトウクジラを間近で眺めたり撮影している観光客たちの写真

ホエールウォッチングの様子

フレーザーコースト市の北側、ハービー湾は、世界一とも言われるホエールウォッチングのスポットです。7月下旬~11月上旬には、出産や子育てのために多数のザトウクジラが訪れます。クジラとの遭遇率はほぼ100パーセントを誇り、間近でクジラが見られるため観光客に人気のアクティビティです。

ハービーベイ地区

珊瑚海に面したウランガン桟橋の片側に寄って並んで釣りをしたり海を見ている観光客たちの写真

ウランガン桟橋

フレーザーコースト市の北、海に面するハービーベイ地区は、フレーザー島へのフェリーやホエールウォッチングのボートが出発する、観光の玄関口です。絵のように美しい遊歩道には、オープンカフェやレストラン、ショップ、公園、リゾートホテルが並び、太平洋とフレーザー島の素晴らしい景色を一望できます。
また、海上に約1キロメートルも突き出したウランガン桟橋があります。100年前に作られたこのユニークな桟橋は、現在では散歩や釣りなど、市民の憩いの場となっています。

メリーボロー地区

歴史的な街並みが残るメリーボロー地区は、クイーンズランドで最も古い都市の1つです。かつてはオーストラリア最大の港であり、多くの入植者と海洋貿易によって19世紀半ば頃から栄えました。現在でもその趣きを残し、歴史的建造物、記念碑、博物館、彫像や印象的なアートなど、植民地時代の雰囲気を味わうことができます。
映画でも有名な「メアリー・ポピンズ」の作者、P.L トラバーズの故郷としても知られ、メアリー・ポピンズの像とともに築100年以上の生家が博物館として残されています。

小型蒸気機関車であるメアリー・アン号が屋根しかない開放型小型客車3両を引いて走っている写真。機関車のボイラーは人間より少し高い程度の大きさの直立式である。

蒸気機関車 メアリー・アン号

メリーボロー地区のメアリー・ポピンズの記念館前にある、メアリー・ポピンズ像の上半身の写真。閉じた傘を両手で持って掲げている。

メアリー・ポピンズ像

ハービーベイ植物園

ハービーベイ植物園の中にある池の写真。池の中には島があり、そこへ渡る橋が架けられている。また、池の中には噴水もある。

ハービーベイ植物園

26ヘクタールの敷地の中に、自然林から洗練された庭園、熱帯雨林や湿地を織り交ぜ、フレーザーコースト市周辺地域の植物が展示されています。また、もともと定住していたアボリジニのブッチェラ族を象徴したブッシュタッカー・ガーデン(ブッシュタッカーとはアボリジニが伝統的に食していた動植物のことを指します)や、フレーザーコースト市の姉妹都市、中国・楽山市の協力を得た中国庭園があります。
2019年には本市との姉妹都市協定締結5周年を記念して、珍しい古代松のウォレマイ松が園内に植樹されました。

ハービーベイ植物園にて、記念樹の苗木を植える種村副市長とシーモア市長の写真。2人とも苗木を挟むようにしゃがみ、苗木の根元の土を押さえている。

記念植樹をする種村(たねむら)副市長とジョージ・シーモア市長(2019年)

ハービーベイ植物園に植えられた姉妹都市の記念樹について書かれた記念碑の写真。金属プレートが付けられたタイルが地面に置かれており、プレートには植えた木の種類や植樹をした日付である2019年8月3日などが英語で書かれている。

植樹の記念碑

参考リンク

(FraserCoastRegionalCouncil-英語)

記念品など

大小9匹のウミガメが泳ぐ様をモチーフにしたタペストリーの写真。

記念品のタペストリー

フレーザーコースト市に関するパンフレットの写真。フレーザーコースト市の地図の上に、表紙が見えるように畳まれているパンフレット1枚と、表と裏のそれぞれの全ページが見えるように広げられたパンフレット2枚が乗っている。

紹介パンフレット

姉妹都市協定締結5周年記念品としてタペストリーも寄贈されました。また、5周年を記念して作成したフレーザーコースト市を紹介するパンフレットもあります。

この記事に関するお問い合わせ先

市民参加推進課 市民参加・国際担当
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