市長の令和4年度施政方針(令和4年2月16日)

更新日:2022年02月16日

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令和4年3月春日部市議会定例会に提案させていただきます、令和4年度予算をはじめ、これに関連する議案の審議をお願いするに当たり、市政に関する所信の一端を申し述べ、議員各位をはじめ、市民の皆さまのご理解とご協力をいただきたいと存じます。

1.はじめに

私は、令和3年10月に行われた市長選挙におきまして、多くの市民の皆さまのご信任を賜り、新たに春日部市政を担わせていただくことになりました。

改めて力強いご支援に御礼申し上げるとともに、私の果たすべき職責の重さに身が引き締まる思いでございます。市民の皆さまからのご期待に応えるため、全身全霊を注ぎ、市政運営に取り組んでまいることをお約束させていただきます。

春日部市はこれまで、県東部地域の中心都市として着実に発展してまいりました。これもひとえに、歴代首長のご尽力、議員各位や市民の皆さまの深いご理解、ご協力の賜物と、ここに多大なる敬意を表するとともに、私自身もその思いをしっかりと受け継ぎながら、今後の市政運営にまい進する所存でございます。

2.市政運営における基本的な認識と方向性

こうした決意を込め、はじめに、令和4年度の市政運営における基本的な認識と方向性を申し上げます。

新型コロナウイルス感染症への対応

私は市長就任以来、新型コロナウイルス感染症への対応を最優先の課題として取り組んでまいりました。

これまで、長きにわたり日々の医療現場を支えてこられた医療従事者の皆さまに対し、心から敬意を表するとともに、あらゆる場面での感染症対策や自粛生活に取り組む市民の皆さま、事業者の皆さまのご理解とご協力に深く感謝申し上げます。

年明けから感染が急拡大した新たな変異株「オミクロン株」は、未だ国内でも多くの感染者が確認されており、予断を許さない状況が続いております。本市におきましても、引き続き、気を緩めることなく、今後の感染動向を注視しながら、しっかりと対応してまいります。

3回目のワクチン接種でございますが、本市では、国の前倒し方針により、令和3年末から医療従事者や高齢者施設に入所されている方等を対象として接種を開始し、2月から65歳以上の方へ対象を広げ進めているところでございます。

64歳以下の方への接種時期につきましては、現在の国の方針では2回目接種日から8カ月以上としておりますが、今後のワクチン供給量の動向を踏まえつつ、可能な限り前倒しできるよう努めてまいります。

なお、接種券につきましては、国や県の大規模接種等に対応できるよう、2回目接種日から6カ月を経過した方へ、順次、発送しております。

また、ワクチン接種の体制でございますが、1回目および2回目接種の経験を踏まえ、これまでの集団接種会場に加え、市内77医療機関において接種を可能とし、身近な医療機関で安心して接種が受けられるよう拡充を図ったところでございます。

今後も、国や県の動向を注視するとともに、春日部市医師会や薬剤師会との連携を密に図り、接種を希望するすべての皆さまが1日でも早く、安心して接種いただけるよう取り組んでまいります。

医療提供体制につきましては、市立医療センターにおける感染者の受入病床の確保に努めるとともに、引き続き自宅療養者へのパルスオキシメーターの貸与や配食サービスの実施など、埼玉県と連携しながら支援を行ってまいります。

市民の皆様への経済支援につきましては、令和3年末の18歳以下の子どもに対する10万円給付におきまして、市議会からのご要望もいただき、15歳以下の児童手当の支給対象者については、年内に全額現金にて支給させていただいたところでございます。さらに、今回、所得制限などにより給付の対象外となった子育て世帯につきましても、すべての子どもに等しく給付したいとの思いから、同様に実施してまいります。

また、住民税非課税世帯等に対する10万円給付につきましては、令和3年12月にプロジェクトチームを設置し、2月から給付が始まりました。今後、対象者すべての方に迅速かつ確実に給付が行き届くよう努めてまいります。

この他にも、コロナ禍により、テレワークなどの働き方や外出自粛が増えていることから、自宅で過ごす時間の充実を図るため、市民の方が住宅リフォームを実施する際に係る費用の助成を新たに開始してまいります。

自治会活動への支援につきましては、感染症対策として購入する物品やウィズ・コロナ時代に向けたICT環境整備に要する経費などに対し、必要な支援を行ってまいります。

市内経済を担う事業者の皆さまへの支援につきましては、これまで、国の交付金を積極的に活用し、さまざまな施策を講じてきたものと認識しておりますが、未だコロナ前の景況感には至っておりません。そのため、売り上げがコロナ前に戻らず、厳しい状況にある市内事業者の方々に対し、給付金を支給し、事業継続を支援してまいります。

また、プレミアム率30パーセントのプレミアム付き商品券を再度発行し、コロナ禍で低迷する市内事業者の支援および市内経済の活性化を図ってまいります。

市職員の勤務体制でございますが、職員間の感染防止や業務継続性の確保の観点から、テレワークなどを推進し、庁舎で執務する人員の削減に努めてまいります。

市民の命と暮らしを守るため、引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を最優先の課題として、市を挙げて取り組んでまいります。

市民の皆さまにおかれましては、長い間、大変ご不便をおかけしておりますが、今後も引き続き、マスクの着用や手洗い、3密の回避など、基本的な感染症対策をお願いいたします。

人口増と稼ぐためのまちづくり

春日部市が将来にわたり、持続的な発展を遂げていくためには、人口減少社会への対応や稼ぐ力を伸ばす取り組みが重要であると認識しております。

本市の現在の人口は、約23万人であり、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、今後、何も策を講じない場合、約20年後の2045年(令和27年)には18万人を下回ることが予測されております。

本市では、近年、転入者が転出者を上回る社会増の状況が続いており、特に30歳代から40歳代の子育て世代の転入が増えているなど、これまでの人口増加策について一定の効果が表れているものと認識しております。

今後におきましては、これまでの効果的な人口増加策についてはしっかりと継承しつつ、本市の地域資源をブラッシュアップし、魅力を再発見することで、新たな「春日部ブランドづくり」を推進するとともに、シティセールスの強化により、関係人口の創出を図り、将来的な定住人口の増加に繋げてまいります。さらに、シティセールスにつきましては、私自らが広告塔となり、トップセールスを行ってまいります。

また、本市が持続的に成長するための基盤づくりとして進めている、春日部駅付近連続立体交差事業をはじめとした各種大規模事業を着実に進め、春日部の未来に希望を抱き、住んでよかった、住み続けたいと思われるまちを目指してまいります。

稼ぐためのまちづくりにつきましては、企業版ふるさと納税制度の活用や、個人向けのふるさと納税制度におけるお礼品の拡充・PRの強化など、税外収入の確保におきましても積極的に取り組んでまいります。

また、企業誘致の推進や地域産業の活性化などにより、担税力の向上を図る取組を推進し、自主財源の確保に繋げてまいります。

DXに対応した行政

新型コロナウイルス感染症は、人々の生活を一変させた一方で、社会構造の変革のきっかけともなりました。デジタル・トランスフォーメーションに基づく行政運営や働き方改革は、ウィズ・コロナ時代への対応はもとより、今後、利便性が良く、快適な市民生活のためには欠かせないものとなっております。

こうした社会構造の変化に対応するため、新たにデジタル推進担当を設置し、行政のデジタル化に積極的に取り組むことで、電子申請の充実やAI・RPAツールの効果的な活用など、行政サービスの利便性向上を図るとともに業務の効率化を目指してまいります。

また、各公民館をはじめ、市民文化会館や庄和総合支所に、スマートフォンなどから自由にインターネットにアクセスできる公衆無線LANを整備するとともに、コロナ禍で浮き彫りとなった、デジタルデバイド、いわゆる情報格差の解消のため、高齢者を含め、パソコンやスマートフォンに不慣れな方に対し、積極的に講習会などを実施してまいります。

さらに、ウィズ・コロナ時代に対応したイベントの新たな取り組みとして、ドローンの活用や、オンラインによる配信など、さまざまなデジタル技術を活用し、より楽しめる環境を創出してまいります。

持続可能な次世代のためのまちづくり

2015年(平成27年)に国連サミットで採択された「SDGs(エスディジーズ)」は、持続可能な社会を実現するための目標であり、将来世代から課せられた私たちの使命でもあります。本市におきましては、「SDGs未来都市」として、多様なステークホルダーとのパートナーシップにより、地域課題の解決を目指すとともに、「春日部市SDGs未来都市計画」に位置付けた事業を推進し、市民の皆さまや事業者の皆さまへの一層の浸透を図ってまいります。

公共施設につきましては、高度経済成長期以降に建設された施設の老朽化が進行しており、集中的に迎える更新時期への対応や適正な維持管理が大きな課題となっております。そのため、将来世代に負担を残さないよう、施設総量の適正化に取り組み、効果的、効率的な施設整備・再編の検討を行ってまいります。

地球温暖化に伴う気候変動につきましては、現在、危機的な状況にあると認識しており、政府は、2050年(令和32年)の温室効果ガス排出量実質ゼロに向けた取り組みを進めております。ゼロカーボンシティを宣言している本市におきましても、省エネルギー対策や再生可能エネルギーの普及促進など、市民の皆さまや事業者の皆さまのご協力をいただきながらオール春日部で取り組んでまいります。

学校教育でございますが、未来を担う子どもたちの学力向上に重点を置いて取り組んでまいります。特に英語力の向上を図るため、先進校のノウハウを共有するシステムを構築してまいります。また、市内高等学校との連携・協働を図り、子どもたちの「学びや育ちの連続性」を大切にした学校教育の充実を目指してまいります。さらに、通学路の安全確保を図るため、街頭防犯カメラを計画的に設置するとともに道路の危険個所の点検整備など、各種関係機関や地域の方々としっかりと連携を図りながら、子どもたちの安全を守る環境整備に取り組んでまいります。

生涯いきいきと暮らせるまちづくり

2025年(令和7年)に団塊の世代が75歳以上の後期高齢者へ移行し、さらなる高齢化の進行が予測されております。また、本市の高齢化率は国・県を上回る水準が続いており、今後、加速する超高齢社会に対応した取り組みを進めていかなければなりません。

そのため、高齢者が住み慣れた地域で、いつまでも心身ともに健康で生きがいのある生活が送れるよう、健康づくりや介護予防、加齢に伴う運動機能の低下を予防する「フレイル予防」などの取り組みを積極的に進めてまいります。また、高齢者のいきいきとした活動の核となる高齢者団体などへのきめ細かなサポートを行ってまいります。

令和4年度は第2次春日部市総合振興計画前期基本計画の最終年度となります。

目指すべきまちの将来像である「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」の実現に向け、計画に掲げる取り組みを着実に推進しながら、新型コロナウイルス感染症対策、人口増に向けた対応、持続可能なまちづくりなど、本市が直面している課題に真摯に向き合い、未来の春日部で生活する世代のために全力で取り組んでまいります。

3.予算編成の概要

令和4年度の当初予算につきましては、総合振興計画における三つの重点プロジェクト「子育て・健康長寿」、「まちの拠点整備・経済発展」、「安心・安全・持続可能なまち」に掲げた事業を中心とした予算編成に取り組みました。

また、新型コロナウイルス感染症への対応や、未来に向けたまちづくりの骨格となる事業を着実に推進できるよう、編成したところでございます。

以上を予算編成の視点としつつ、他の施策とのバランスを考慮した結果、令和4年度当初予算の額につきましては、一般会計予算808億3,000万円、対前年度比で42億8,000万円の増額、比率では5.6パーセント増の予算額となるものでございます。

また、特別会計予算は 486億4,107万6千円、公営企業会計予算は 282億8,254万8千円、全会計予算総額 1,577億5,362万4千円 となるものでございます。

4.主な施策の概要

続きまして、「第2次春日部市総合振興計画前期基本計画」における七つの分野別に、主な取り組みを、順次、説明申し上げます。

基本目標1 子育て・教育分野

最初に、基本目標1「子どもが幸せに育ち、生きる力をはぐくむまち」を目指す「子育て・教育分野」でございます。

出産や育児に希望が持てる地域社会の確立につきましては、母子の健康の保持増進と、子どもの健やかな成長のため、出産後間もない時期の産婦に対する健康診査の助成を開始するとともに、3歳5カ月児健康診査の視力検査に、精度の高い屈折検査を新たに導入してまいります。

また、子どもと家庭の福祉向上を図るため、小学生までの児童を対象に、保護者の病気や出産などの理由により家庭において児童を養育することが一時的に困難となる場合、7日間を限度に児童養護施設などで受け入れられるようにしてまいります。

さらに、子育て世帯等の制度利用の利便性の向上を図るため、こども医療費、ひとり親家庭等医療費、重度心身障害者医療費において、窓口払いの廃止を県内全域に拡充してまいります。

「生きる力」を育む学校づくりの推進につきましては、子どもたちの学力向上を目指し、ウィズ・コロナ時代に対応した教育や子どもたちの一人一人に応じた学びをより一層充実させるため、市内小・中・義務教育学校の児童・生徒が使用する学習者用端末へ「AI型ドリルソフト」を導入してまいります。

また、教員が児童・生徒への指導に注力できる体制を支援するため、スクール・サポート・スタッフを、8校増となる計23校に配置してまいります。

充実した学校環境づくりの推進につきましては、子どもたちの学校環境の改善を図るため、葛飾中学校校舎の長寿命化を進める基本計画などを策定し、施設の機能・性能を確保するとともに、計画的な更新を実施してまいります。

青少年健全育成事業の推進につきましては、子どもの貧困対策を推進するため、取り組みの指針となる、子どもの貧困対策推進計画を策定してまいります。

基本目標2 福祉・保健・医療分野

次に、基本目標2「いつまでも健康でいきいきと暮らせるまち」を目指す「福祉・保健・医療分野」でございます。

高齢者の生きがいづくりの推進につきましては、長寿祝金の贈呈時期を、毎年9月から、対象となる方の誕生月の翌月に改め、長寿祝金を速やかに贈呈できるようにしてまいります。

介護を受けないための予防の推進につきましては、東京大学高齢社会総合研究機構との連携により、加齢に伴う運動機能の低下など、ご自身の状態の変化に対する「気づき」を促す「東大式フレイルチェック」について、武里団地をモデル地区として実施してまいります。

生涯にわたる健康づくりの推進につきましては、健康マイレージ参加者の健康意識や健診データ、また、ウオーキング歩数のデータなどから、心身の状況変化を調査分析し、効果的な健康施策に向けた検証を進めてまいります。

地域医療提供体制の充実につきましては、子どもの健康を支えるため、春日部市医師会の協力のもと、夜間における小児の急病に対し、臨時に診療を行う小児救急夜間診療所を継続して運営し、小児一次救急医療体制の充実を図ってまいります。

市立医療センターの基幹機能の充実につきましては、市民の皆さまの健康と命を守る拠点として、新型コロナウイルス感染症の患者受け入れ態勢を継続しつつ、小児医療・周産期医療・救急医療など地域で不足する専門医療の充実を図ってまいります。

基本目標3 市民参加・文化・スポーツ分野

次に、基本目標3「市民が主役となって活躍し、生きがいを持てるまち」を目指す「市民参加・文化・スポーツ分野」でございます。

男女共同参画の推進につきましては、男女があらゆる分野で対等な立場で活動できる社会の実現に向け、「第3次春日部市男女共同参画基本計画」を策定し、男女平等意識の浸透を図ってまいります。

文化・芸術の創造と振興につきましては、文化芸術の鑑賞と発表の場である市民文化会館を安全かつ快適に利用できるよう、天井やトイレなどの改修に向けた実施設計を行ってまいります。

スポーツ・レクリエーション活動の推進につきましては、令和3年6月策定の総合体育施設整備基本計画に基づいた施設整備に向け、計画用地の取得に努めるとともに、芝のサッカー場の建設につきまして、さまざまな手法を検討し、早期完成に努めてまいります。

基本目標4 環境・防災・生活分野

次に、基本目標4「恵まれた自然の中で安心安全に暮らせるまち」を目指す「環境・防災・生活分野」でございます。

環境にやさしい持続可能な取組の推進につきましては、市役所本庁舎などで使用する電力を再生可能エネルギー100パーセントに切り替える他、一般家庭における太陽光発電設備などの普及を促進することで、ゼロカーボンシティの実現を目指してまいります。

ごみ減量・リサイクルの推進につきましては、市内で排出される不燃ごみや粗大ごみの選別・破砕処理を行うクリーンセンターの基幹的設備改良工事に着手し、循環型社会を目指した取り組みを進めてまいります。

地域の防災力の確立につきましては、地域の方々が主体となってスムーズな避難所の運営ができるよう、自主防災組織と連携した実践的な避難所開設訓練の実施に努めてまいります。

消防・救急・救助体制の充実・強化につきましては、老朽化した武里分署の移転に向け、新築工事に着手するとともに、豊野分署の耐震補強のための実施設計を行ってまいります。

犯罪抑止のまちづくりの推進につきましては、犯罪のない春日部市の実現のため、市内小学校区の通学路に計13台の街頭防犯カメラを増設し、子どもたちをはじめ、市民の皆さまの安全を守ってまいります。

安全・安心で豊かな消費生活の推進につきましては、年々悪質商法や契約を巡る消費者トラブルについての手口が複雑かつ巧妙化しており、消費生活センターへの相談も増加していることから、さまざまな相談に対応できるよう、速やかな情報収集と情報提供が行える環境を整え、より一層市民の皆様の安全・安心確保のため、消費者行政を推進してまいります。

基本目標5 観光・産業・経済分野

次に、基本目標5「地域の資源を活かした魅力あふれるまち」を目指す「観光・産業・経済分野」でございます。

魅力ある観光資源の連続性向上と情報発信につきましては、日本一の大凧の里、宝珠花の文化の里として、庄和北部地域の新たな活性化が期待できる旧宝珠花小学校の跡地活用を促進するため、改修工事に向けた法令手続を進めてまいります。

また、道の駅「庄和」の利用者の安全性に配慮した交流広場の修繕を行ってまいります。

中心市街地にふさわしい活気あふれる商店街の形成につきましては、市全体のにぎわい創出と中心市街地の活性化を図るため、旧商工振興センター跡地の施設整備事業者を選定してまいります。

また、商店街の発展とまちの賑わいを創出するため、商店街が実施するアイデアにあふれた事業を積極的に支援してまいります。

魅力ある農産物の生産と消費拡大につきましては、市内農家の収益力の強化と農地の有効活用を目的とした新たな取り組みとして、米農家をはじめ農協や商工団体等の協力のもと、米粉活用のための実証実験を行ってまいります。

基本目標6 都市基盤分野

次に、基本目標6「人々が集い、にぎわいのある快適なまち」を目指す「都市基盤分野」でございます。

魅力とにぎわいのある中心市街地の創出につきましては、春日部駅付近連続立体交差事業において、仮設のホームや線路の設置など鉄道工事が本格化します。併せて東西駅前広場の再整備に向けた検討に着手するなど、地域の皆さまのご協力をいただきながら、埼玉県、東武鉄道 株式会社と連携して事業を進めてまいります。さらに、高齢者や障がい者の皆さまが安心して外出できるよう、特に駅周辺のバリアフリー化を進めてまいります。

活力あるまちの創出につきましては、北春日部駅周辺地区の土地区画整理事業の着手に向けて、都市計画変更の手続きと土地区画整理組合の設立を進めます。さらには、最先端の情報通信技術や強靱なインフラを備えた、いわゆるスマートシティの形成を目指してまいります。

また、地域の良好なまちづくりを推進するため、市民の皆さまによる自主的なまちづくり活動を支援するとともに、まちの質を向上させるリノベーションまちづくりを進めてまいります。

公共交通ネットワークの形成につきましては、より便利で持続可能な公共交通ネットワークの実現のため、庄和北部地域においてタクシー車両を活用した新たな交通モードの実証実験である「春バスプラスワン実証実験」を実施するとともに、路線バスと春バスの相互乗り継ぎにおける運賃割引制度を試験導入してまいります。

親しみのある公園の形成と緑化の推進につきましては、子どもから子育て世代、高齢者まですべての人が集う魅力的な公園を整備するため、武里第6公園のリニューアルを市民参加により進めてまいります。

総合的な治水対策の推進につきましては、100ミリメートル/h安心プランに位置付けられた安之堀川の改修工事を引き続き進めるとともに、谷原地区の雨水貯留施設の設計を実施してまいります。さらに、会之堀川第一幹線の整備工事や旧古隅田川の浚渫を行うことで、浸水・冠水被害の軽減を図ってまいります。

基本目標7 行財政分野

次に、基本目標7「市民の期待に応え、信頼される行政を推進するまち」を目指す「行財政分野」でございます。

戦略的・計画的な行政運営の推進につきましては、まちづくりの指針となる「第2次春日部市総合振興計画」の後期基本計画を策定し、私の公約を含め、まちの将来像の実現に向けた施策を推進してまいります。また、令和6年1月の移転に向け、新本庁舎の建設工事を着実に進めてまいります。

ICTの活用による情報化施策の推進につきましては、本市のデジタル化の推進方針を定め、国の自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画に示された取り組みスケジュールに沿って、子育て・介護関係をはじめとした行政手続きのオンライン化を図り、市民サービスのさらなる向上に努めてまいります。

シティセールスの推進と広報の充実につきましては、シティセールスのさらなる推進のため、「第3次シティセールス戦略プラン」を策定し、シビックプライドの醸成や本市の魅力向上を図ってまいります。また、誰もが分かりやすく情報が得られるよう、広報紙のリニューアルなど、発信力を強化してまいります。

窓口サービスの向上につきましては、感染症の予防と利便性向上のため、住民票の写しや税関係証明書の窓口交付における手数料の支払いに、キャッシュレス決済を導入してまいります。

 

以上、令和4年度を迎えるに当たりまして、市政運営の基本的な考え方と主な施策の概要を申し述べさせていただきました。

令和4年度は、第2次春日部市総合振興計画後期基本計画の策定の年となります。未来に向けた次なるステージを市民の皆さまと共に作り上げ、まちが元気になり、市民の皆さまから愛される春日部になるように、新しい春日部の未来図を描いてまいります。

そのためにも、本市の基本構想に定めたまちの将来像を念頭に置きつつ、市民の皆さまの声にしっかりと耳を傾け、議会の皆さまのお力添えをいただきながら、職員と気持ちを一つにして、全力で取り組んでまいります。

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