春日部市シティセールス戦略プラン(アクションプラン)

更新日:2024年03月04日

ページID : 3047

市では、本市のシティセールス戦略的・効果的に進めるための基本的な方向性を示す「戦略指針」に基づき、具体的事業などを示す行動計画として「アクションプラン」を策定しました。

このプランには、春日部というまちを皆さんで育み、より良い場所とするために、具体的にどのように活動を進めていくかについてまとめています。このまちが「わたしたちのまち」、そして「選ばれるまち」となるよう、それぞれの事業にまち全体で取り組んでいきます。

まちに関わる、みんなでつくりました

本プランでは、市民や関係団体の人といった、本市と関わるさまざまな立場の人々による意見交換などで、まちの皆さんが考える「春日部の魅力(好きなところ、自慢したいところ)」を整理し、明らかにしました。
そして、それぞれの魅力がまち全体のものとなるためにはどのような活動を展開していくべきか、を明らかにするために、以下の4つのステップを経て、戦略的な事業プランを創案、企画しました。

ステップ1 市民ワークショップ

まちの魅力や個性、未来について改めて考えるきっかけとして自由な意見交換の場をつくり、市民の皆さんのさまざまな意見や視点をプランに取り入れました。

いくつかある机にそれぞれ市民が数人囲って意見の出し合いをしている写真

ステップ2 ウェブ調査

市内、および市外向けの調査を行うことで本市の都市イメージを把握するとともに、分析を通じて事業を組み立てる上での数値的な根拠として分析・整理しました。特に市外における調査結果は、戦略的な情報発信に向けての方向性を見いだすものとして分析を進めました。

表:市内向け調査 概要
目的 市内から見た本市の強みと優位性の明確化。本市への愛着度と要素(住まいや勤務地など)との相関性を明らかにする
調査方法 インターネット調査(市公式ホームページ上で実施)
実施時期 平成26年7月16日~8月17日
調査対象 市内在住者
標本数 555人
設問数 10問
表:市外向け調査 概要
目的 市外から見た本市の都市イメージの把握。また、本市の強みと調査対象者の属性を照らし合わせて相関性を明らかにする
調査方法 インターネット調査
実施時期
  • スクリーニング調査
    平成26年7月7日~16日
  • 本調査
    平成26年7月16日~18日
調査対象
  • スクリーニング調査
    埼玉県、東京都、千葉県に居住している20代~40代の既婚男女
  • 本調査
    埼玉県、東京都、千葉県の対象とする市町村に居住し、自宅の形態が持ち家(一軒家)でない20代~40代の既婚男女
標本数
  • スクリーニング調査:10,002人
  • 本調査:1,060人
設問数
  • スクリーニング調査:5問
  • 本調査:10問

ステップ3 職員ワークショップ

市民から寄せられた意見をもとに、市職員としてできることを考え、具体的な事業として創案・企画しました。

いくつかある机にそれぞれ市の職員が数人囲って意見の出し合いをしている写真

ステップ4 関係団体等意見交換会

職員が創案・企画した具体的事業について、関係団体などの人と職員による意見交換を通じて、民間企業の皆さんならではの視点やそれぞれの得意分野を生かした考え方を取り入れることで、事業プランの実現性を高めました。

いくつかある机にそれぞれ市の職員と関係団体の人が数人囲って意見の出し合いをしている写真

この8つの魅力に注目!~「+1(プラスワン)」ストーリープロジェクト~

まちに関わるたくさんの人で、「春日部の魅力」を探してみました。この8つの魅力を育てる取り組みを始めていきます。

"+1"Story Project~「+1(ぷらすわん)」ストーリープロジェクト~

「+1」とは一人一人が持つ、「春日部の好きなところ」のこと。
「+1」には、それにまつわる人それぞれのストーリーがあります。
それを共有することで、「+1」をまち全体のものとするプロジェクトです。

表:8つの魅力
魅力名 取り組み
牛島のフジやふじ通り…。身近にある藤から深く学んでもっと親しみましょう
音楽 音楽祭やジャズデイ、盛んな部活動。聴いて奏でて音楽をみんなで楽しみましょう
川・水辺 まちなかにある川・水辺に注目し、みんなで魅力を発信していきましょう
子育て・教育
  • お子さん連れのパパママにやさしいお店情報をみんなで広めていきましょう
  • 子育て世代を中心にみんなが触れあえる公園づくりを進めていきましょう
食育
  • 春日部の学校給食は毎年のように国の賞を受賞しています。みんなでおいしい給食を体感してみましょう
  • フォトコンテストの開催を通じて、食育を考える機会を増やしましょう
伝統工芸
(麦わら帽子)
まちの歴史を紡いできた伝統工芸品を通じて、みんなの思い出をつくりましょう
「大凧あげ祭り」の一体感と高揚感をまち全体に!
地場野菜など ナシも野菜もおいしい!身近にある野菜の新鮮さ・おいしさをみんなで広めていきましょう
春日部市の8つの魅力(藤、川・川辺、子育て・教育、麦わら帽子、音楽、食育、地場野菜等、凧)をそれぞれ丸い枠に納めた写真が8つ並んでいるイメージ

みなさんが普段していること 例えばこんなコトでもシティセールス

まちのことを少し考えてみたり、イベントに行ってみたりすることは、まちを改めて知り、興味を持ち、「いいな」と思う、好きになるきっかけになります。それはまちのことを自慢したくなる、シティセールス(まちの売り込み)へとつながっていきます。

例えばこんなコト…

  • まちの人同士でまちの好きなところについて話してみる
  • 友だちにまちのことを自慢してみる
  • 自分のブログやツイッターでまちのことをつぶやいてみる
  • まちの魅力について少し調べてみる
  • イベントに家族みんなで遊びに行ってみる

みなさんの+1がつくる「わたしたちのまち」

  • みなさんが想う「このまちの+1(ぷらすわん)」をお互いに話してみませんか。
    それをきっかけに、いろんな人と知り合い、つながって「わたしのまち」から「わたしたちのまち」へと変わっていきます
  • 8つの魅力を育てる事業をきっかけに、新しいつながりができたり、新しい活動が始まったりします

みなさんとともに、春日部の魅力を発信!

  • このまちのことをいろんな人がいろんな場所でPRするようになったら…皆さん一人ひとりの発信力がきっとこのまちを盛り上げていきます
  • シティセールス専用サイトの立ち上げ、シティセールスサポーターの募集など、まち全体でのPRの仕組みをどんどん進めていきます

ちょっと触れてみる ちょっと行ってみる いつもの毎日が少しずつ変わっていくかもしれません

市民の皆さんを対象とした調査を通じて、市内のイベントや施設を利用するなど、まちとたくさん接点を持つ人ほどまちへの愛着が高まる傾向にあることが分かりました。

表:市主催事業への参加状況と愛着度の関係(有効回答数=555)
参加したことのある人のうち
まちにとても愛着があると回答した割合
参加したことのない人のうち
まちにとても愛着があると回答した割合
67.6パーセント 26.4パーセント

わたしたちのまち、そして選ばれるまちへ

アクションプランを通じて、このまちが「わたしたちのまち」そして「選ばれるまち」となるよう、皆さんとともに8つの魅力を磨き育てていきます。

シティセールスとは

「選んでもらえるように、まちの売込みをしていくこと」

春日部市シティセールス 取組の合言葉

「ホッとする住みごこち +1(ぷらすわん)」

  • ホッとする住みごこち…春日部ならではの強みとして浮かび上がった「住みやすさ」「暮らしやすさ」のこと
  • +1(ぷらすわん)…一人ひとりが持つ、春日部の「好きなところ」のこと

シティセールスの全体の流れ・目指すまちの姿

市内の流れ

  • まち全体で魅力を磨き育て、浸透させていく
  • 愛着・誇り・共感の気持ちが、「わたしたちのまち」という想いに通じる

市外の流れ

  • 「わたしたちのまち」という想いが、市外への発信につながる
  • そこに、認知度向上・イメージアップを図るための戦略的発信を加えて行っていく
  • 活気あるまち、にぎわいのあるまち、イメージのよいまち、行ってみたいまち、住んでみたいまちといった「市外からも評価されるまち」へとつながる

目指すまちの姿

人々や事業者から選ばれるまち
(交流人口増加、商業活性化、企業進出、雇用拡大、定住人口増加)

その他

春日部市シティセールスフォーラム「みんなが想う『わたしたちのまち』になるために」を開催しました

平成27年3月22日、市民活動センター「ぽぽら春日部」で、「春日部市シティセールスフォーラム みんなが想う『わたしたちのまち』になるために」を開催しました。
今回のフォーラムは、まち全体でシティセールスを進めていくために策定した「春日部市シティセールス戦略プラン」の紹介を通じて、参加者の皆さんに、住んでいるまちのことを改めて知り、気付いてもらうこと、そして気軽にまちと関わってもらうきっかけを作ることを目的に開催しました。参加したのは幅広い年齢層の市民をはじめ、市内の民間企業の社員、他自治体職員とさまざまな分野にわたり、会場は満席となりました。

市が開催したフォーラムで説明をする職員と参加者たちの写真
市の職員と参加者たちが立ち上がって拍手をしている写真

参加者からは、「シティセールスという考えを知ることができ、特に意識せず、当たり前のように住んでいるこのまちのために、何かしてみたいという衝動に駆られた」「参加者の7割~8割が市民であることに驚きました」「企業市民として、今後参画していきたい」といった感想が寄せられました。

出演者(所属・役職等は掲載当時のものです)

  • 東海大学文学部広報メディア学科教授 河井孝仁(かわい たかよし)さん
  • 一般財団法人地域開発研究所主任研究員 牧瀬稔(まきせ みのる)さん
  • 株式会社埼玉新聞社編集局次長兼ニュースセンター長 吉田俊一(よしだ しゅんいち)さん

この記事に関するお問い合わせ先

シティセールス広報課 シティセールス推進担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-796-5985
ファックス:048-733-3825
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