A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行警報が発令されました

更新日:2023年12月27日

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埼玉県感染症発生動向調査による2023年第50週(令和5年12月11日~12月17日)の1 医療機関(定点)あたりの患者数が8.04人へと増加し、県で定める警報の基準値である8人を超え、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎流行警報が発令されました。

警報が発令されるのは、統計のある1999年以降初めてです。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、血清型がA群のレンサ球菌による上気道感染症です。レンサ球菌は、細菌性急性咽頭炎の最も一般的な原因菌で、学童期の小児に多く見られます。

まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。また、リウマチ熱や腎炎の原因となる場合もあります。感染予防に、より一層つとめましょう。

症状

2~5日間の潜伏期間の後、突然38度以上の発熱、のどの痛み、苺状の舌などの症状が現れます。

感染経路

主に咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込むことによる飛沫感染、細菌が付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染があります。

予防するためには

  • マスクの着用等普段からの咳エチケット(咳やくしゃみの際は、ハンカチやマスクなどで口・鼻を覆う)を心掛けましょう。
  • 外出先から帰宅した時、食事の前など、こまめに手を洗いましょう。また、むやみに目や口にふれたり、こすったりしないようにしましょう。
  • 家族や周囲の人がかかってしまったときは、密接な接触を避けるようにしましょう。
  • 規則正しい生活を送り、休養、バランスの取れた食事を心掛けましょう。

発熱や体調不良の時には

  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、適切な抗菌薬治療を開始すれば24時間以内に感染力はなくなるとされています。早めに医療機関を受診し、早い回復につなげましょう。
  • 安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
  • 水分を十分に補給しましょう。
  • 同居人のいる方は、家庭内でもマスクをするようにしましょう。

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