プレコンセプションケア ~思春期からの健康づくり~

更新日:2026年03月23日

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「プレコンセプションケア」とは?

プレコンセプションケアとは、 WHO(世界保健機関)で「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と定義されており、将来のライフプランを考えながら女性やカップルが、日々の生活や健康と向き合うことです。妊娠の計画の有無に関わらず、早い段階から妊娠・出産の知識を持ち、男性も女性も自分の身体への健康意識を高めることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、次世代を担う子どもの健康にもつながります。

 

プレ「pre:~の前の」とコンセプション「conception:受精・懐妊(おなかの中に新しい命をさずかる)」を合わせた言葉で、「おなかの中に新しい命をさずかる(妊娠)前の健康管理」を意味します。

プレコンセプションケアの目的

  • 若い世代の健康を増進し、質の高い生活を実現してもらうこと
  • 若い世代の男女が将来、より健康になること
  • より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること

なぜ、今プレコンセプションケアが大切なのか

  1. リスクの高い妊娠の増加
    若い女性のやせと肥満の増加、生活習慣の乱れ、妊娠を望む男女の高年齢化など、リスクの高い妊娠が増えています。
  2. 不妊の増加
    不妊の原因は、男性側、女性側、あるいはその両方にある場合があります。加齢による生殖機能の低下や生活習慣の乱れなどが将来の不妊の原因となることがあります。妊娠や出産に関する正しい知識を得て行動することが大切です。
  3. 人生100年時代を生きるために
    こどもを持つ選択をするかしないかにかかわらず、プレコンセプションケアを実施することで、より豊かな人生につながります。

プレコンセプションケアのサイクルについて

図出典元:国立研究開発法人国立成育医療研究センター
「プレコンノート」国立成育医療研究センター

プレコン・チェックシート

もっとすてきな自分になるために、未来の家族のために、できることから始めて、1つずつチェック項目を増やしていきましょう。

(注意)プレコン・チェックシートには女性用、男性用があります。

「プレコン・チェックシート」国立成育医療研究センター

 

プレコンノートを活用しよう

プレコンノートを使えば、プレコンセプションケアのポイントを学びながら5つのプレコンActionを起こす準備ができます。

  1. いまの自分のからだとこころを知ることができる
  2. 生活を整えることができる
  3. 今の自分の体をチェックし、よりよくすることができる
  4. かかりつけ医とつながることができる
  5. ライフプランを立てることができる

からだは毎日、一生懸命に活動しています。そのため、からだやこころの悩みがあるのは当然です。そんな悩みを勉強や仕事に持ち込まないためには、しっかりしたメンテナンス=ケアが大切です。からだとこころの声をきちんと聴いて、5つのプレコンActionを、今日から始めましょう!

「プレコンノート」国立成育医療研究センター

今からできることを始めましょう

バランスのよい食事を心がける

普段の食事に主食・主菜・副菜はそろっていますか?食事の量を極端に減らしたり、偏った食事は、貧血や肌荒れなどの原因になります。

毎回の食事で主食・主菜・副菜がそろうように意識して食べるとバランスが良くなります。

また、妊娠を希望している場合は、妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸を意識して摂取しましょう。ほうれん草やブロッコリー、いちごなど野菜や果物に多く含まれています。

食事バランスガイド

適正体重を維持しよう

やせ(BMI18.5未満)も肥満(BMI25以上)も不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。

20歳代の女性の5人に1人がやせといわれています。栄養不足による若い女性のやせは、貧血や将来の骨粗鬆症の原因だけでなく、低出生体重児等、将来の赤ちゃんの健康にもかかわります。

また、肥満は生活習慣病の原因になる以外にも、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群のリスクになります。

自分のBMIは知っていますか?自分の身長・体重のバランスを確認してみましょう。

BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)
(例) 身長158センチメートル、体重53キログラムの場合 53÷1.58÷1.58=21.2
BMIは18.5~24.9が標準となっており、理想値は22です。

適度に運動する

1週間あたりの運動は150分が目安とされています。激しい運動でなくても構いません。

普段運動をする習慣がない方は、今より毎日10分長く歩いたり、早く歩く、また自宅で筋トレやストレッチなどで身体を動かすなど、できることから始めてみましょう。

ストレスをためこまない

ストレスをためすぎると、心身の不調や病気に繋がってしまいます。まずは、自分自身のストレスに気づくこと。そしてストレスと上手に向き合うため、自分に合ったコントロール方法を身につけることが大切です。ストレスが強く、心身に不調を感じるときには、早めに専門の医療機関へ受診し、相談することをお勧めします。

たばこをやめましょう

たばこはがん・心臓病をはじめ沢山の病気を引き起こします。また、男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、低出生体重児を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク因子になるなど、広い範囲に影響を及ぼします。

また、受動喫煙も健康に影響を及ぼすため、身近な人にも、禁煙をお願いしましょう。

アルコールはひかえめにしよう

アルコールは飲み過ぎに注意が必要です。健康に影響を及ぼすような飲酒の仕方はやめましょう。1日平均でアルコール量20グラム未満(ビール(5パーセント)500ミリリットル、日本酒1合、チューハイ(7パーセント)350ミリリットルなどに相当)にしましょう。

 

 

プレコンセプションケアに関する相談窓口

埼玉県では、不妊・不育症、妊娠・出産、思春期の健康、将来の妊娠などを踏まえた日々の健康について、電話相談で助産師がお答えしています。(一般社団法人埼玉県助産師会への委託事業)

不妊治療・不育症・プレコンセプションケア(思春期の健康)に関する県の相談窓口

この記事に関するお問い合わせ先

こども相談課 母子保健・相談担当
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電話(直通):048-736-1112
ファックス:048-737-3680
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