知ることで防ぐ!詐欺の手口

来店客に詐欺注意の呼びかけをしている様子
令和7年1月29日水曜日、埼玉りそな銀行春日部西口支店・むさし証券春日部支店協力のもと、「特殊詐欺被害防止対策セミナー~被害にあわないために~」を開催いたしました。
さらに、埼玉りそな銀行春日部西口支店の店頭にて、「特殊詐欺被害が急増しています。一本の電話への警戒心を高めてください。」等と呼びかけながら、テレフォンサギ撃退ポップなどの啓発品を配布しました。
多様化する詐欺の手口
春日部市内における令和6年(1月~12月)の特殊詐欺被害状況は、60件(+23件)、総額2億9,295万円(+約1億3200万円)(括弧内は前年比、数値は暫定値)と大幅に被害が増加しました。
オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空料金請求詐欺など、“詐欺”と言っても手口は様々です。次々悪質巧妙な新たな手口が生まれ、言葉巧みに財産をだまし取ろうとしてきます。被害を防止するためには随時、新しい手口を知り、一本の電話(見えない相手)への警戒心を高めてもらうことが大切です。
市内でも実際に被害が発生している警察官を騙る新たな詐欺の手口をご紹介します。
警察官をかたる逮捕名目詐欺

犯人からの電話
プルルッ(入電)
犯人「△△警察署の××です。あなたの銀行口座が犯罪に利用されています。あなたにも共犯者として犯罪の容疑がかかっています。」「今後は、ビデオ通話やSNSでやり取りをしましょう」
犯人は、銀行口座が犯罪に利用されている、悪用されているなどと言い、否定しても話を続けてきます。また、逮捕をちらつかせ不安を煽り、誰にも相談をさせないようにしてきます。

実際にあったLINE電話のイメージ画像
LINE上のビデオ通話やメッセージのやり取りに移行する
LINE上のビデオ通話やメッセージのやり取りにて
犯人「警察手帳をお見せします。あなたに逮捕状が出ています。このままでは逮捕されます。」と不安をあおる。(実際に偽物の警察手帳や偽物の逮捕状を提示してくる場合もあります。)
その後、被害に遭うまで
犯人「逮捕されないためには、銀行口座のお金を調べる必要があります。銀行振り込みかインターネットバンキングでお金を送金してください。」
また、一度騙され、犯人の指定する口座(偽の警察の口座)に振り込みをしてしまうと、さらに何度も振り込みや現金を送るよう迫られ、高額被害が続出するケースも多く発生しています。

埼玉県警察作成の注意喚起チラシ
被害にあわないためのポイント
本物の警察官が
- SNSを使って連絡を取ること
- 警察手帳や逮捕状をビデオ通話やSNSで提示したり、送信すること
- お金を要求したり、キャッシュカードを預かること
は絶対にありません!
電話の相手から「お金の話」がでたら詐欺を疑い一人で悩まず、春日部警察署(電話:048-734-0110)または春日部市くらしの安全課(048-736-1126)に相談ください。
誰かに相談することが大切です

参加者の皆さん、ありがとうございました。
犯人は、誰にも相談をしないように要求したり、相談する隙を作らせないようにしてきます。そうすることで考える能力を低下させられ、正しい判断をさせないようにしてきます。
どんなに優しそうな相手でも、一度電話を切って正しい電話番号を調べ、確認しましょう。
警察の他、市役所、今回セミナー開催にご協力いただいた、埼玉りそな銀行やむさし証券なども相談できます。
関係機関へ相談することで、事前に被害を防ぐことができます。
詐欺かどうかわからない場合も相談可能です。
ひとりで悩まず、相談してください。
相談先がすぐにわかるようにしておく

テレフォンサギ撃退ポップ使用例
一度電話を切って相談しようとしても、慌てていると相談先の電話番号がすぐに見つからない!なんてことも想定できます。
市では、すぐに相談ができるよう、テレフォンサギ撃退ポップを作成いたしました。
電話機の横に置くなどして、すぐに相談できる環境を作っておきましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
くらしの安全課 交通防犯担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-736-1126
ファックス:048-733-3825
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更新日:2025年02月18日