水道の財政 令和3年度決算

更新日:2023年04月21日

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決算総括

令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一時的に水需要の増加した前年度に比べ、配水量は減少しましたが、台風等の自然災害の影響もなく一年を通して安定した水の供給を行うことができました。

収支については、引き続き純利益を計上し、安定的な事業運営に努めましたが、人口減少などに伴い収益の根幹である給水収益は減少傾向にあります。

水道施設の更新、耐震化工事につきましては、令和2年度から令和5年度までの継続事業となる北部浄水場の施設更新工事を進めたほか、引き続き配水管などの老朽管を耐震性に優れた管種に更新しました。

今後も、収益の大幅な増加が見込めない中、老朽化した施設の更新費用の増加など、水道事業を取り巻く経営環境は厳しさを増していくことが見込まれており、効率的な事業運営を行うとともに、施設更新のための財源確保を図り、安全で安定した水道水の供給を実現していきます。

業務量

前年度に比べ、給水人口は745人(0.32パーセント)減の232,340人、給水戸数は1,118戸(1.03パーセント)増の109,943戸となりました。また、配水量は299,190立方メートル(1.12パーセント)減の26,418,140立方メートル、有収水量は227,444立方メートル(0.94パーセント)減の24,040,826立方メートルとなりました。

建設改良費

配水管整備は、基幹管路の耐震化や老朽管の更新を重点に配水管の布設(延長3,464.9メートル、事業費606,808千円)を実施しました。
また、浄水場などの施設整備については、昨年度に引き続き北部浄水場施設更新工事(全体事業費1,619,200千円)を進めていきます。令和3年度は管理棟の建築工事(事業費159,136千円)を実施しました。

経理の状況

収益的収入

営業収益のうち主なものは、水道料金収入です。
営業外収益のうち主なものは、長期前受金戻入です。
特別利益は、過年度分水道料金修正益です。

表:収益的収入状況
区分 令和3年度 令和2年度 増減額 増減率
水道事業収益 4,205,483,105円 4,317,309,645円 -111,826,540円 -2.6パーセント
営業収益 3,822,944,410円 3,913,503,296円 -90,558,886円 -2.3パーセント
営業外収益 382,444,915円 403,702,039円 ‐21,257,124円 -5.3パーセント
特別利益 93,780円 104,310円 -10,530円 -10.1パーセント

収益的支出

営業費用のうち主なものは、県水受水費、減価償却費です。
営業外費用のうち主なものは、企業債の支払い利息です。
特別損失のうち主なものは、過年度損益修正損です。

表:収益的支出状況
区分 令和3年度

令和2年度

増減額 増減率
水道事業費用 3,973,974,524円 4,053,983,241円 ‐80,008,717円 -2.0パーセント
営業費用 3,874,381,774円 3,911,390,152円 ‐37,008,378円 -0.9パーセント
営業外費用 98,404,925円 141,989,128円 -43,584,203円 -30.7パーセント
特別損失 1,187,825円 603,961円 583,864円 96.7パーセント

当期純利益

収益的収入から収益的支出を差し引いた令和3年度の当期純利益は、231,508,581円です。

表:純利益
区分 令和3年度 令和2年度 増減額 増減率
純利益 231,508,581円 263,326,404円 -31,817,823円 -12.1パーセント

資本的収入および支出

表:資本的収入
区分 令和3年度

令和2年度

増減額 増減率
資本的収入 547,589,000円 463,757,000円 83,832,000円 18.1パーセント
企業債 305,000,000円 240,000,000円 65,000,000円 27.1パーセント
負担金 29,524,000円 17,789,000円 11,735,000円 66.0パーセント
分担金 194,065,000円 190,968,000円 3,097,000円 1.6パーセント
県補助金 19,000,000円 15,000,000円 4,000,000円 26.7パーセント
表:資本的支出
区分 令和3年度 令和2年度 増減額 増減率
資本的支出 1,371,439,330円 1,434,527,592円 -63,088,262円 -4.4パーセント
建設改良費 879,331,430円 973,280,356円 -93,948,926円 -9.7パーセント
企業債償還金 492,107,900円 461,247,236円 30,860,664円 6.7パーセント

資本的収入額が資本的支出額に不足する額881,826,687円は、当年度分消費税および地方消費税資本的収支調整額57,976,357円、建設改良積立金228,883,221円、過年度分損益勘定留保資金594,967,109円で補てんしました。

事業概要

年度ごとの事業概要、財務統計、施設概要、業務統計などをまとめた統計資料です。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道部 経営総務課 上水道庶務経理担当
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ファックス:048-736-1549
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