令和5年11月 定例記者会見

更新日:2023年11月22日

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画像:令和5年11月定例記者会見の様子

目次

開催日時

令和5年11月21日午後3時~

開催場所

市役所2階 全員協議会室

説明内容

本日は、定例記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。

現庁舎での記者会見は本日が最後でございまして、次回1月は新庁舎での開催となります。慣れ親しんだ庁舎とも、あと1カ月あまりでお別れと思うと感慨深いものがございます。

春日部市長の給料減額の終了

わたくしの給料の額につきましては、令和3年12月定例会 及び令和4年12月定例会に、「春日部市長の給料の額の特例に関する条例の一部改正について」を提案し、令和4年1月1日から令和5年12月31日までの2年間にわたり50%減額しているところでございます。

市長給料の減額期間の終了条件といたしまして

  1. withコロナの生活様式が構築されていること
  2. 市内の医療提供体制が円滑に運営されていること
  3. 市内経済が安定した状況にあること

以上の3点を市議会にお示しさせていただきました。それぞれの概要についてご説明申し上げます。

1点目 withコロナの生活様式が構築されていること

ウィズコロナの生活様式の構築とは、令和3年12月市議会定例会においての私の答弁において「県から示されている行動制限が解除され、市民生活が落ち着いている状況にあること」としております。

現在、ウィズコロナ、ポストコロナとしての様々な生活様式の構築が図られております。さらに5類への移行がコロナ対策の大きな転換点となり、様々な行動制限が解除されており、市民の生活は落ち着いている状況にあると判断しております。

2点目 市内の医療提供体制が円滑に運営されていること

市内の医療提供体制が円滑に運営されていることとは、令和3年12月市議会定例会においての私の答弁において「市民が春日部市立医療センターをはじめ、市内の医療機関に必要な時に必要な医療を受けることができる状態にあること」としております。

現在、市内の医療機関におきまして、新型コロナウイルス対策だけではなく、市民が通常に受診できる体制の整備が進んでおり、医療提供体制の状況から総合的に判断すると、市民が市内医療機関において、必要な時に必要な医療を受けることができる状態になっていると判断しております。

3点目 市内経済が安定した状況にあること

市内経済が安定した状況とは、令和3年12月市議会定例会においての私の答弁において、「市内事業者が、通常の事業活動を営めている状況を指すもの」としております。

各種統計調査の結果や市内の法人市民税、有効求人倍率、倒産件数など総合的な見地から検討を行った結果、市内経済が安定してきたと判断でき、市内事業者が通常の事業活動を営めている状況にあると判断しております。

以上の内容について、市議会 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会において3度ご報告をさせていただき、ご意見もいただいた上で、新型コロナウイルス感染症が一定の収束を迎え3つの条件が満たされているとの判断に至りましたことから、11月6日の各派代表者会議において私自らご説明をさせていただき、春日部市長の給料の減額につきましては、令和5年12月31日をもって終了させていただきたいと考えております。

なお、市民の皆さまへは、令和6年1月1日発行の「広報かすかべ1月号」において周知してまいります。

12月市議会定例会の概要

開会日時につきましては、令和5年11月27日(月曜日)、午前10時から、予定議案は、合計50件の予定となっております。

内訳としましては、条例は7件、そのうち新規制定が2件で一部改正が5件でございます。

新規条例である「春日部市地区センター条例」については、現在市内に16館ある公民館のうち8カ所の公民館を「地区センター」として新たな機能を加え、地域まちづくりの拠点として、さらなる活用を図っていくため、業務内容や開所時間、休所日など基本的な事項について定めるものです。

私が自治会活動の場などで地域の方々とお話をする中で、新型コロナウイルス感染症の影響や高齢化の進行により、地域コミュニティは活動の低下や担い手不足など深刻な状況になっていると感じており、たいへん危惧しているところです。

行政の資源には限りがある一方で、地域コミュニティには防犯や見守り、環境美化など、たいへん重要な役割を担っていただいております。

このようなことから、地域の持続的な発展を考えたときに、地域コミュニティの活性化を図るとともに、地域の様々な団体と協働の取り組みを強化していくことが必要だと考えております。

そこで、地区センターを設置し、自治会活動、防災及び防犯活動など、地域住民による主体的なまちづくり活動を支援してまいります。

また、子どもの居場所づくりとして、小学生、中学生、高校生などを対象とした学習スペースを設けるほか、施設の一室をこどもの遊び場に開放します。

このほか、地域住民の利便性向上のため、キオスク端末(マルチコピー機)を設置してまいります。これにより、お住いの近くで、市職員のサポートを受けながら、マイナンバーカードを利用して、住民票の写しなどを受け取ることが可能となります。

地区センターは、条例制定を経て、令和6年4月の開所を予定しております。

もう一つの新規条例である「春日部市こども・子育て支援審議会条例」は、令和5年4月1日に施行された「こども基本法」に基づく「市町村こども計画」の策定・推進、その他こども及び子育ての支援に関する事項を調査審議する機関を組織するため制定するものです。

なお、「市町村こども計画」は、国が策定中の「こども大綱」を勘案し、令和6年度中に策定する予定でございます。

一部改正のうち、「春日部市こども医療費の助成に関する条例の一部改正」は、こども医療費の通院助成対象年齢を18歳まで拡大するものでございますが、これにつきましては後ほど改めて説明させていただきます。

ほかに、契約の変更が1件、財産の取得が1件、指定管理者の指定が6件、予算が8件、人事案件が27件となっております。

令和5年度春日部市一般会計補正予算(第6号)

この補正予算(第6号)につきましては、こども医療費の通院助成対象年齢拡大の実施に伴う準備や、地区センターの開所準備など新たに発生した事業費、及び扶助費や繰出金等の増額に対応するため、補正予算編成を行ったものでございます。

補正予算額は、歳入歳出それぞれ15億7,783万8千円を増額し、補正後の予算総額は、965億1,421万9千円となるものでございます。

まず、歳出の主な内容についてご説明いたします。

総務費 0.4億円の増につきましては、徴収事務において、法人市民税の還付金が増えたため1,011万2千円を増額、防災事務において、災害時の避難場所である藤塚小学校の敷地内における避難経路改善に伴う修繕を行うために990万円を増額、地区センター運営事業において、地区センターの開所準備のために958万3千円を増額するものでございます。

民生費 12.4億円の増につきましては、介護給付費・訓練等給付費 給付事業において、各種障害者通所サービスの利用者などが当初見込みよりも増加したことに伴い3億1,698万3千円を増額、国民健康保険特別会計繰出金において、国民健康保険特別会計の収支調整により、一般会計から繰り出しをするために3億1,354万1千円を増額、生活保護事業において、医療扶助費が当初見込みを上回っていることなどにより2億6,089万8千円を増額、こども医療費支給事業において、こども医療費の支給件数が当初見込みよりも増となること、及び通院助成対象年齢の拡大に向けた準備のために1億2,114万円を増額、障害児通所給付事業において、各種障害児通所サービスの利用者などが当初見込みよりも増加したことに伴い1億1,547万4千円を増額、後期高齢者医療 広域連合負担金において、広域連合における療養給付費が当初見込みを上回っているため5,854万7千円を増額、地域介護・福祉空間整備等 施設整備補助金において、災害による停電対策として非常用自家発電設備を整備する市内の2事業所に対して補助金を交付するため1,537万8千円を増額するものでございます。

衛生費 1.3億円の増につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業において、新型コロナウイルスワクチン予防接種 健康被害救済給付金及び個別接種促進事業の延長に必要な経費、また令和4年度の国庫補助金の精算に伴う返還金として1億2,645万2千円を増額するものでございます。

土木費 0.4億円の増につきましては、公共下水道事業会計負担金(雨水)において、道路下に埋設している雨水管の修繕費用として、2,156万円を増額、道路整備事業において、旧商工振興センター北側道路整備に必要な工事費として1,980万円を増額するものでございます。

人件費 1.2億円の増につきましては、定期人事異動等に伴う人件費の増でございます。なお、この中には年末年始の新庁舎への移転に伴う超過勤務手当等が含まれております。

次に、歳入の主な内容について、ご説明いたします。

国庫支出金、及び県支出金につきましては、歳出の民生費で説明した各事業の特定財源となるものでございます。

寄附金 0.4億円の増につきましては、ふるさとかすかべ応援寄附金において、新本庁舎クラウドファンディングでの寄附金増加分を増額し、本庁舎整備事業の特定財源とするものでございます。

繰入金 8.1億円の増につきましては、財政調整基金繰入金において、 収支の調整を行うものでございます。

諸収入 1億円の増につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種対策費 負担金 過年度収入において、令和4年度負担金の精算に伴う国からの追加交付として5,207万円を増額、後期高齢者医療 広域連合 負担金返還金において、令和4年度の精算に伴う広域連合からの返還金として4,781万円を 増額するものでございます。

令和6年4月から拡充する、子育て支援、こどもへの支援

まず1点目の、こども医療費の拡充についてです。

埼玉県による補助金対象年齢の拡大を受け、本市においてもこども医療費の通院助成対象年齢を、これまでの15歳までから、18歳までに拡大することを検討しております。

新たに対象となる16歳から18歳までのこどもの数は、令和5年10月1日現在で約6,000人でございます。

議決が得られれば、令和6年4月1日診療分から助成の対象となります。

2点目は、児童育成支援拠点事業の実施です。

児童育成支援拠点事業とは、改正児童福祉法において創設されたこどもの第三の居場所のことです。

中高生のための都市型児童センターとして指定管理による運営を行っている、春日部第2児童センター「グーかすかべ」に、来年度以降、SNSによる相談窓口を創設するとともに、こどもたちの相談に応じる社会福祉士などの支援員を配置し、こどもたちの成長をしっかりと支えてまいりたいと考えております。

第26回かすかべ押絵羽子板と特産品まつり

春日部の年の瀬の風物詩「押絵羽子板と特産品まつり」は、 春日部の伝統的産業を改めて見直し、地元への愛着と誇りを再確認していただくとともに、広く市内外にPRする機会として開催しています。

令和5年12月22日(金曜日)と23日(土曜日)の二日間、場所は、鉄道高架工事の関係で春日部駅東口駅前ではなく、春日部駅東口から徒歩3分の「ぷらっと広場」に場所を移しての開催となります。

同じく年の瀬に、浅草の浅草寺(せんそうじ)で開催される「(とし)(いち)羽子板(はごいた)(いち))」は有名ですが、その羽子板市に出展している職人たちも登場し、製作実演やジャンボ羽子板の展示もございます。

ほかにも春日部の特産品である桐箱や桐製品などが購入できる絶好の機会となりますので、寒い時期ではありますが、暖かくしてお出かけいただき、職人手作りの一点物と巡り会っていただきたいと思います。

「カスカベWAON(ワオン)」発表会

イオンリテール株式会社が、本市のご当地WAONとなる「カスカベWAON」の販売を令和5年12月8日(金曜日)から開始いたします。

そこで、販売に先がけて「カスカベWAON」の発表会を開催します。

このカードは、本市の子育て応援キャラクターである「クレヨンしんちゃん」をデザインに用いたもので、利用金額の一部が春日部市に寄附されるものでございます。

また、本市では、令和6年1月4日に開庁する新庁舎において、入退室管理用のセキュリティーカードとして、この「カスカベWAON」を使用してまいります。

発表会は、令和5年12月1日(金曜日)午後3時30分から、イオンモール春日部 風の広場 特設ステージでの開催となります。

「クレヨンしんちゃん」は、世界的に人気のあるキャラクターでございますので、是非、多くの方にご購入いただき、春日部市を知っていただける機会となることを期待しております。

「新庁舎完成式典開催」についての資料提供

新庁舎の完成を祝し、令和5年12月16日(土曜日)の午前10時から、新庁舎完成式典を開催いたします。

式典では、感謝状贈呈に引き続きかすかべ親善大使の平井さんによるトークショーやテープカット、内覧会を、「まちのコモンスペース」オープニングイベントでは、かすかべ親善大使のあえかさんによる音楽ライブやキッズダンスなどを予定しております。

現庁舎の閉庁式

現庁舎での執務はあと1カ月あまりとなりました。

閉庁は令和5年12月28日(木曜日)ですが、前日の12月27日(水曜日)の夕刻に、ささやかながら閉庁式を執り行いたいと考えております。内容につきましては改めてご案内させていただきますので、こちらも取材いただけますと幸いでございます。

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