令和6年2月 定例記者会見

更新日:2024年02月09日

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令和6年2月定例記者会見の様子

目次

開催日時

令和6年2月9日午後2時~

開催場所

市役所5階 市長公室

説明内容

本日は、定例記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。早いもので、本日が年度内最後の記者会見となります。

はじめに、市職員の不祥事とそれに対する懲戒処分について、ご報告させていただきます。
本日付で、公務外非行を行った職員に対し、減給とする懲戒処分を行いました。
全体の奉仕者である公務員にあってはならない行為であり、市民の皆様には、たいへんご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、再発防止に向け、なお一層、服務規律の徹底を図っていく所存でございます。

次に、令和6年能登半島地震への対応について、これまでと現在の対応を口頭でご報告させていただきます。
本市では、春日部市被災地支援対策本部会議を設置し、埼玉県等から要請があった場合に、速やかに人的支援、物的支援が提供できるよう体制を整えております。
1月22日から27日まで、志賀町(しかまち)に上下水道部職員4人および給水車1台を派遣、1月29日から2月5日まで、七尾市に危機管理防災課の職員1人を派遣、さらに、昨日(さくじつ)2月8日から21日の予定で、志賀町に上下水道部職員2人、建設部職員1人、都市整備部職員1人、民間事業者14人を2回に分けて派遣し、水道管の復旧活動を行っております。
加えて、埼玉県からの避難所支援要請に対し、派遣可能と回答しているところでございます。
帰還した職員からは、現地の状況や被災者の様子などについて、「道路が寸断され、断水が続くなど、とても厳しい状況だった。」と報告を受けており、一刻も早い復旧と生活の再建のため全庁をあげて協力していく所存です。また、今回の災害を教訓に、避難所運営体制や被災者支援のあり方の見直しなど、災害への備えを万全にしたいと再認識したところでございます。
義援金につきましては、引き続き市内の13カ所で募金をお預かりしており、1月31日現在の合計金額は 316万3,049円となっており、日本赤十字社を通じて被災地に届けています。

令和6年3月定例会の概要

開会日時につきましては、2月14日(水曜日)午前10時からとなっております。
予定議案は、専決処分が1件、条例の新規制定が3件でございます。

新規条例である「春日部市大凧文化交流センター条例」につきましては、地域の文化的交流を促進し、観光の振興、大凧文化の継承及び郷土意識の醸成を図る施設として、旧宝珠花小学校跡地に、新たに大凧文化交流センターを設置するため、開所時間や休所日、使用料など基本的な事項について定めるものです。
旧校舎の2階部分は、地域の特色ある大凧文化や郷土資料の展示エリアに、1階部分や体育館、校庭は、市民のサークル活動などで利用できる施設になります。令和6年8月のオープンを予定しております。

一部改正が11件で契約の変更が 2件、財産の取得が 1件、市道路線の認定が 1件、廃止が1件補正予算が8件、当初予算が9件、人事案件が2件 の合計39件の議案を予定しております。

議案の件名につきましては、資料にお示しのとおりでございます。
また、議会冒頭においては、わたくしの令和6年度の施政方針を述べさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

令和5年度一般会計補正予算(第10号)について

補正予算(第10号)につきましては、国の補正予算等に合わせて、令和6年度から前倒して事業を実施するほか、事業費の確定などについて対応するため補正予算編成を行ったものでございます。
補正額は、歳入歳出それぞれ 8億7,957万2千円を減額し、補正後の予算総額が、987億1,273万6千円となるものでございます。

それでは、はじめに歳出の主な内容について、ご説明いたします。

1の総務費 1.6億円の減につきましては、避難所となる学校の体育館にエアコン整備をする避難所環境整備事業において、事業費の確定に伴い委託料及び工事請負費を補正するために1億3,200万円を減額、
減債基金積立金において、国が行った普通交付税の再算定により、増額となった普通交付税の一部を令和6年度と7年度の臨時財政対策債の償還に充てることとされたため、その償還額を減債基金に積み立てるために 2億4,943万3千円を増額するものでございます。

2の民生費1.2億円の増につきましては、生活保護事業において、生活扶助費、住宅扶助費及び介護扶助費が当初見込みよりも増となったことに伴い 1億3,145万7千円を増額するものでございます。

3の衛生費 6.4億円の減につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業において、 新型コロナウイルスワクチンの接種者数が当初見込みより減となったことなどにより 4億9,910万円を減額するものでございます。

4の商工費 1.1億円の減につきましては、旧商工振興センター跡地活用事業において、地下埋設物等撤去工事による周辺家屋等への補償額等の確定により1億12万円を減額するものでございます。

5の土木費 3.2億円の減につきましては、通学路安全対策・バリアフリー化事業において、国の補正予算に対応し、令和6年度に実施を予定していた歩道バリアフリー整備を前倒して実施するため、8,008万円を増額するものでございます。
橋りょう整備事業において、本年度事業費の確定に伴い 7,662万8千円を減額するものでございます。
連続立体交差推進事業において、本年度事業費の確定に伴い7,513万7千円を減額するものでございます。

6の教育費 4.8億円の増につきましては、小学校運営事業において、小学校の光熱水費等が当初見込みより減となったことに伴い 1億3,758万7千円を減額するものでございます。
その下の、小学校体育館耐震対策事業 1億5,604万5千円の増 及び 小学校校舎トイレ改修事業 7億9,088万5千円の増は、国の補助金の追加交付に対応し、令和6年度に予定していた事業を前倒して実施するものでございます。

続いて、 歳入の主な内容について、ご説明いたします。

1の市税、及び2の地方交付税については現時点での歳入見込額に増額補正するものでございます。
3の国庫支出金、及び5の市債については、歳出事業において説明した事業の財源となるものでございます。
4の繰入金につきましては、歳出の不用額等について減額補正したことに伴い収支の調整を行うものでございます。

令和5年度一般会計補正予算(第10号)の概要は、以上でございます。

令和6年度春日部市一般会計当初予算

令和6年度一般会計予算は 899億円で、前年度比0.2%、2億円の増となっております。
物価高騰の影響が長期化し、先行きを見通すことが依然として困難な状況でありますが、新庁舎への移転が完了し、まちが劇的に変わる重要な局面でもございます。そのため、総合振興計画における5つの重点プロジェクトである「健幸プロジェクト」を中心に取り組み、本市の目指すまちの将来像「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」の実現に向けた予算編成としたものでございます。
歳出におきましては、中学校施設の長寿命化などの大規模事業の進捗、子どもや社会保障関連経費などにかかる扶助費の増、正風館などの公共施設の改修工事費の増に対応していくものでございます。
歳入におきましては、地方交付税や国庫支出金などの増を見込むとともに、大型事業の実施に伴い基金や起債を適切に活用し対応していくものでございます。

それでは、令和6年度の当初予算の主な歳出事業について、総合振興計画の基本目標ごとに分けて説明いたします。

まず、基本目標1 「子育て・教育」 の分野でございます。1-1の「こども医療費支給事業」におきましては、通院の助成対象を18歳到達後最初の年度末まで支給するよう拡充してまいります。

1-12の「中学校等施設長寿命化推進事業」におきましては、葛飾中学校のリノベーション工事を令和6年度から9年度までの継続事業として実施してまいります。

次に、基本目標2 「福祉・保健・医療」 の分野でございます。2-4の「予防接種委託事業」におきましては、令和6年度から「帯状疱疹ワクチンの接種費用の助成」を実施してまいります。

2-6の「がん患者支援事業」におきましては、がん患者に対し、ウイッグや胸部補整具の購入費用を助成する事業、及び40歳未満のがん患者のターミナルケア在宅療養生活を支援助成する事業を実施してまいります。

次に、基本目標3 「市民参加・文化・スポーツ」 の分野でございます。3-2の「地区センター運営事業」におきましては、公民館に新たな機能として地区センター機能を加え、マイナンバーカードを活用して各種証明書が取得できる行政キオスク端末を設置するなど、「市民の利便性向上」及び「地域コミュニティの活性化」を図ってまいります。

次に、基本目標4 「環境・防災・生活」 の分野でございます。4-6及び4-7の「小学校避難所環境整備事業」及び「中学校等避難所環境整備事業」におきましては、
避難所となっている学校体育館に空調設備を整備することにより、避難環境改善を図ってまいります。

次に、基本目標5 「観光・産業・経済」 の分野でございます。5-5及び5-6の「旧宝珠花小学校跡地整備事業」及び「大凧文化交流センター運営事業」におきましては、先ほど申し上げましたとおり、旧宝珠花小学校跡地に大凧文化交流センターを整備してまいります。

次に、基本目標6 「都市基盤」 の分野でございます。6-5の「春日部駅西口環境事業」におきましては、市役所通りの道路整備を行い、中心市街地の活性化、及びにぎわいの創出を図ってまいります。6-8及び6-9の「子育てふれあい公園リニューアル事業」及び「公園施設更新事業」におきましては、庄和地域の公園のリニューアル、市内4箇所の公園遊具の更新、また大池親水公園の設備工事を実施してまいります。

次に、基本目標7 「行財政」 の分野でございます。7-3の「シティセールス推進事業」におきましては、本庁舎敷地内にクレヨンしんちゃんのモニュメントを設置するなど、本市の地域資源等を戦略的に情報発信することにより、市の知名度を全国的に高めるとともにイメージアップを図ってまいります。

最後に、歳入・歳出の主な増減の要因につきましては、3ページから6ページに記載しております。
以上が、令和6年度春日部市一般会計当初予算の概要についての説明でございます。

「春日部大凧あげ祭りの凧文字決定と文字書き」について

このたび、令和6年春日部大凧あげ祭りで揚げる凧文字が決まりました。大凧文字は、一般応募53件の中から「大凧」「昇龍」に、小凧文字は、市内小学5年生からの応募47件の中から「復興」「未来」に決まりました。
この文字を凧に書き入れる文字書きは、一般公開しており、2月25日(日曜日)に、上若組は旧宝珠花小学校体育館で、下若組は江戸川小中学校体育館で行います。
希望者は文字書きを体験することもできます。体験したことがないという方は、ぜひこの機会に体育館いっぱいに広げた百畳敷きの大凧の大きさを感じていただき、5月の祭りでは空高く駆け上がっていく姿を見届けていただきたいと思います。

かすかべSDGsフォーラム2024(ニーゼロニーヨン)の開催

このフォーラムは、かすかべSDGsパートナーズの協力により、 ステージイベントやワークショップなど、SDGsに関連したたくさんの企画を通じて、SDGsに取り組むヒントが得られるイベントです。
今年は、3月16日(土曜日)に、市役所とララガーデン春日部の二つの会場で盛りだくさんの内容で開催します。企画をまわると抽選会にも参加できますので、ぜひ親子でご参加いただき、楽しみながらSDGsを学んでいただきたいと思います。

「かすかべSAKURAフェスタ」について

市内には、知る人ぞ知る桜の名所がいくつもあります。その桜の名所をより満喫してもらおうと、今年初めての試みとして、「かすかべSAKURAフェスタ」と題し、市と事業者や 団体等がコラボレーションして市内各所でイベントを計画しています。
今年の開花予想は、全国的に平年並みか平年より早い開花となっているようです。イベントの詳細や桜の開花情報については、随時市公式SNSやホームページなどでお知らせしていきますので、ぜひお見逃しのないよう、お願いいたします。

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