春日部市民憲章

更新日:2022年01月25日

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市制施行15周年を記念して、さらに市民の連帯感やまちに対する愛着を深め、「住んで良かった」と思えるまちを実現するため、市民憲章を制定しました。
春日部市民憲章とは、春日部市のより良い理想の姿を掲げ、それを市民全員で実現するための道しるべとなるものです。

春日部市民憲章

わたしたちのまち春日部は 古利根川と江戸川が流れ
豊かな自然のなかで 伝統 文化 産業を育んできた歴史のあるまちです

わたしたちは この先の時代に想いを馳せ
だれもが住み良い 魅力あるまちを目指して
ここに 市民憲章を定めます

一 環境にやさしく かけがえのない自然を守りましょう
一 心と体を健やかに 良識ある行動を心がけましょう
一 お互いを尊重し ともに助け合い 心かよう信頼を築きましょう
一 伝統と文化を大切にし 次の世代に引き継ぎましょう
一 広い視野で世界に学び 平和で夢のある未来をつくりましょう

そして
このまちで
ともに生きましょう

解説文

春日部市民憲章は、前文、本文、結びの3つで構成されています。全体として、一文を短くし、分かりやすく、覚えやすくなるように配慮しました。

市民憲章とは、時が移り変わっても色あせず、その時代の人々が受け入れられるものと考えました。そのため、現在の「春日部らしさ」や、「春日部の個性」については、将来の春日部市民が抱く思いとの間にかい離が生まれないよう、過度に盛り込まずに案文を作成しています。

また、読んだ人や聞いた人が美しく感じ、心に染み入るような言葉を慎重に選びました。中には、漢字や表現が、子どもたちには難しい部分もありますが、市民憲章の言葉に触れることで、子どもたちの語感が磨かれるということを期待しています。

前文について

一段落目では、わたしたちのまちについて説明しています。市内を流れる代表的な河川である「古利根川と江戸川」が、春日部の自然を形作っているとともに、その恵まれた豊かな自然のなかで、先人たちが育んできた伝統、文化、産業といった歴史が脈々と受け継がれているまちであることを表現しています。

二段落目では、市民憲章を定める目的を明らかにしています。「理想の春日部」を聞いたアンケートでは、18歳以上の市民も、小学生・中学生・高校生も、「安心・安全なまち」を回答した人が最も多い結果でした。このような理想の春日部を、「だれもが住み良い」「魅力あるまち」とし、これを目指すことを目的としています。

同時に、今を生きる私たちのためだけではなく、私たちの子や孫、その先のまだ見ぬ子どもたちの時代がどのようになっていくかよく考えることで、この住み良い「春日部のまち」を、よりよい形で将来につなげていく決意を表しています。

本文について

一 環境にやさしく かけがえのない自然を守りましょう

1条目は、身の回りの環境についてです。

前文で示した豊かな自然のなかに、多くの生き物たちも共生しています。一人一人が「環境」に配慮した生活を送り、その積み重ねで私たちを取り巻く大きな「自然」を大切にすることを呼びかけています。

一 心と体を健やかに 良識ある行動を心がけましょう

2条目は、わたしたち自身についてです。

自分自身の健やかな「心」と「体」を養うとともに、「良識」を持つことで、一人一人が物事の良しあしを見分け、自発的に行動することを呼びかけています。

一 お互いを尊重し ともに助け合い 心かよう信頼を築きましょう

3条目は、他者との関係についてです。

安心して暮らせるまちにするためには、まず相手を認めることが大切です。そして、人それぞれの多様性を受け入れ、互いに助け合い、表面上だけではない「心かよう信頼」で、つながりを深め、双方の絆を築いていくことを呼びかけています。

一 伝統と文化を大切にし 次の世代に引き継ぎましょう

4条目は、これまでの春日部についてです。

これまでの人々が、途切れることなく培ってきた「伝統」と「文化」に敬意を払い、将来につないでいくことを呼びかけています。

一 広い視野で世界に学び 平和で夢のある未来をつくりましょう

5条目は、これからの春日部についてです。

春日部はもとより世界にも広く目を向け、さまざまな分野について学び、将来世代へ向けた持続可能で希望のある未来をつくることを呼びかけています。

結びについて

結びでは、このまちで一緒に暮らしていくことを呼びかけ、春日部市民の一体感が醸成される願いを込めています。ここでいう「生きる」とは、今を一緒に過ごすことを意味しており、たとえこのまちで過ごす時間が一時であっても、その短い時間をともに分かち合うことを呼びかけています。

また、短い文章をあえて3行にすることで余韻を残し、深く印象付けられるようにしています。

市民憲章(多言語版含む)をダウンロードして、資料への掲載などにご活用ください。

市民憲章PR動画を制作しました

春日部市民憲章を市民の皆さんに広く知ってもらうため、市内の小学生・中学生に協力してもらい、市民憲章PR動画を制作しました。ぜひご覧ください。

関連リンク

制定経過

春日部市市民憲章市民会議

市民憲章の制定にあたっては、平成30年12月に、有識者や地域活動に携わる方等15人からなる春日部市市民憲章市民会議を設置しました。
市民から共感を得られる市民憲章にするため、小中学生をはじめ、議会や幅広い市民の皆様の意見を取り入れながら、12回の会議を開催し、市民憲章に関する意見交換を行いました。

春日部市民6人のほかアドバイザーなどで構成された春日部市市民憲章市民会議の写真

春日部市市民憲章市民会議の様子

第12回市民憲章市民会議にて撮影された石川良三市長や出席者による記念写真。市長は春日部市民憲章(案)を手にしてこちらに向けて広げている。

春日部市民憲章(案)の市長提出の際の様子

市民憲章に関するアンケート

市民の思いや考えを市民憲章に取り入れるため、18歳以上の市民と小中高生に市民憲章に関するアンケートを行い、18歳以上の市民1,248人、小中高生1,317人から回答がありました。

市民憲章に関する小・中学生ワークショップ

子どもたちにも親しまれる市民憲章にするため、市民憲章に関するワークショップを行い、参加者66人から春日部に対する思いや考えを聴きました。

令和元年8月3日に勤労者会館ライムにて開催された、市民憲章に関するワークショップの写真。小学5年生と中学2年生のほか、その保護者たちが午前と午後に分かれて参加した。

ワークショップ会場の様子

令和元年8月3日に勤労者会館ライムにて開催された、市民憲章に関するワークショップの写真。写真に撮影されたチームは、良いトコロと、もう少しなトコロというテーマについて話し合っている。

話し合いの様子1

令和元年8月3日に勤労者会館ライムにて開催された、市民憲章に関するワークショップの写真。大きなテーマが書かれた模造紙にコメントが書かれた付箋を小さなテーマごとに分けて貼っていく作業をおこなっている。

話し合いの様子2

市民意見提出手続

市民憲章に関するアンケートや小学生・中学生ワークショップをもとに春日部市市民憲章市民会議で話し合い、作成された市民憲章(案)について、広く市民の皆さんの意見を聴きました。

この記事に関するお問い合わせ先

市民参加推進課 市民参加・国際担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-736-1127
ファックス:048-733-3825
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