食べて美味しく、食べた後も元気になれるハンバーガーを「The goodies(ザ グッディーズ)」
春日部駅東口から徒歩2分。路地裏にたたずむハンバーガー専門店「The goodies(ザ グッディーズ)」。2022年12月に創業し、わずか数年で全国110店のグルメバーガー店を紹介したガイド本に掲載されるなど、名店の仲間入りを果たすほどに成長されています。30代の夫婦が二人三脚でお客様を温かく迎える、オーナーの権田良平さん・響さんを訪ね、春日部で開業した理由や店のこだわり、今後の展望などを伺いました。
2026年3月にリニューアルしたお店の前で、にこやかな権田良平さん、響さん
美容師、アパレル業からの転身。決断から2年半でオープン
良平さんが、都内の店でグルメバーガーと出合ったのは高校生の頃。以来、美味しい店を探して食べ歩くのがライフワークになりました。その後、美容師となり、美容室に勤務。しかし、30歳になった時に、将来、自分のサロンを持って美容師を続けていくイメージが湧かなかったといいます。
良平さん「自分の店を持つなら、ハンバーガー店をやりたいと思い、7年勤めた美容室を退職し、都内のハンバーガー店で経験を積みました」
一方、アパレル業に従事してきた響さん。飲食業は未経験でしたが、開業を考えていた良平さんを後押しし、共に歩んでいくことを決めました。
響さん「私のほうが楽観的な性格なので、やりたいことをやりなよ!という感じでしたね」
出店するにあたり、良平さんの地元である岩槻や越谷、浦和などのエリアも候補としていましたが、響さんの「地元、春日部を盛り上げたい」という思いが、理想の物件を引き寄せました。
居抜き物件で、繁華街よりも落ち着いた雰囲気のロケーション。さらに春日部市の「かすかベンチャー応援補助金」の対象エリアでもあったのです。
良平さん「決断から2年半でオープン。補助金を活用できたことは大きかったです。内装もほとんど自分たちでやったので、初期費用を抑えることができました」
アメリカのおもちゃなどがディスプレイされたカウンター。店舗デザインは、良平さんが留学後に過ごしたアメリカ・ポートランドの記憶から生まれた、温かみのあるオシャレな空間
ハンドチョップ製法、無添加バンズなど、こだわりが詰まった絶品バーガー
コンセプトは「見た目で楽しく、食べて美味しく、食べた後も元気になれるハンバーガー」。
こだわりは、牛の塊肉から筋や脂を取り除き、食感に合わせて部位ごとに切り分け、再形成する「ハンドチョップ」というパティの調理法。挽き肉に比べ、手間もコストもかかるが「これだけは絶対に譲れない」と良平さんは言い切ります。
良平さん「挽き肉は空気に触れる面が多いので劣化が早い。油も出てしまうので肉の旨味が失われてしまうのです。当店はパティにソースを使わず、味付けは塩コショウのみ。初めてハンドチョップのバーガーを食べた方はその違いに驚かれます」
バンズは、宮代町のベーカリー「アムフルス」のドイツパンを使用。コレステロールフリー、トランス脂肪酸ゼロで、体にも優しい。
響さん「この個性あるバンズを使っているのはおそらく当店だけ。フランス産と北海道産の小麦を使っているので、香りが良く、表面はパリッと、中はふわりとした食感を楽しむことができます」
良質なたんぱく質と鮮度の良い野菜からしっかり栄養が摂れるThe goodiesのハンバーガーは、ジャンクなイメージの強いハンバーガーとは対極にあり、「アスリートの方にも食べてほしい」と良平さんが言うほどヘルシー志向。
メニューは常時、約20種。人気のハンバーガーは、アボカドを使った定番の「ABCバーガー」や、自家製ベーコンのしょっぱさと素揚げしたバナナ、メープルシロップの甘さを組み合わせたスペシャリティの「エルビス チーズバーガー」。
フルーツなど旬の食材を使った期間限定のハンバーガーもあり、行くたびに他では味わえない新しい味を発見できるのも魅力です。
“甘じょっぱさ”が一度食べたらやみつきになる「エルビス チーズバーガー」
他にも見た目に楽しい、食べて美味しいハンバーガーやこだわりのサイドメニューが並ぶ
地域のイベントにも積極的に参加。新しいつながりが生まれている
The goodiesの客層は幅広い。モデル・俳優の内田理央さんやインフルエンサーが来店し、SNSで紹介したことでグルメバーガーのファンが春日部市外からも増加。
2026年3月のリニューアルオープン後は客層も変化し、20〜30代の若い世代やこども連れのファミリーも増えているといいます。
また、「桜咲くマルシェ」や近隣の美容室「ami」が主催する「Beets」など地域のイベントにも積極的に出店。
良平さん「イベントでの出会いから新しいお客様だけでなく、異業種の方とのつながりも多く生まれています。東口エリア、春日部全体を一緒に盛り上げていきたいですね」
参加者の笑顔がまぶしい「Beets」での一コマ
こどもたちの食育や職業体験の場としても貢献していきたい
イベントの他、今後やってみたいことを聞くと、「こどもたちの食育・職業体験の場として地域に根ざした活動も広げていきたい」と話す、良平さん。
良平さんの英語力を活かし、現在、英語教育に力を入れる市内教育機関と「ハンバーガー作り教室」の企画が進行中とのこと。
また、こどもたちへの想いは響さんも強く、こう話します。
響さん「私たちにもこどもがいますが、外食時、ベビーカーで入店できる個人店が少なくて困った経験があります。だからこそ、当店はお子様連れでも気兼ねなく入れるお店でいたい。当店のバーガーがこどもの頃の思い出の味になれたら嬉しいし、大きくなってからまた来てくれる。そういう循環が生まれたら素敵だなと思っています」
「グッディーズキッズプレート」(小学生以下のお子様のみ)
ベビーチェア、椅子を高くするクッションも用意されており、通路も広く、ベビーカーでの入店も可能
春日部で開業・起業を考えている方へメッセージ
明るく人柄の良さが滲み出ている、良平さんと響さん
最後に、創業から4年間の歩みを振り返るとともに、春日部で開業・起業を考えている方へメッセージをいただきました。
良平さん「ゼロから始めた私たちを、春日部の皆さんが温かく受け入れてくれたことに感謝しています。リニューアルオープンのお知らせを常連のお客様にした時に、こんなに多くの方に支えていただいているのかと改めて実感しました」
響さん「人づてに、『当店ができてから東口の流れが変わり始めた』と言ってくれたお客様がいたことを聞き、とても嬉しかったです。春日部をもっと良くしたい欲がすごくあるので、頑張っていきます!」
また、ここ10年ほどでオープンした個人店のオーナーたちは横のつながりが強く、業者の紹介や情報共有を自然に行い合う文化があることも開業・起業する上での利点だといいます。
良平さん「互いにライバルという感覚は全くなく、助け合っています。自分たちさえ壁を作らなければ、必ず受け入れてもらえる土壌が春日部にはある。これから同じ世代の仲間がもっと増えて、一緒に春日部を盛り上げていけたら嬉しいです」
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更新日:2026年06月25日