糖尿病を予防するために

更新日:2024年10月17日

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糖尿病とは

人間のからだの中には「インスリン」というホルモンがあります。「インスリン」は 血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓などへ取り込み、血液中のブドウ糖の濃度を下げる機能があります。

糖尿病とは、「インスリン」の分泌が少なくなったり、働きが悪くなることで、血糖値が上昇する病気です。

糖尿病は、1型糖尿病・2型糖尿病・妊娠糖尿病・その他に分類されます。

1型糖尿病

自己免疫等でインスリンを分泌する膵臓のβ細胞が壊され、自分でインスリンを作ることができなくなる病気です。

2型糖尿病

生活習慣や遺伝的影響によって、インスリンが効きにくい、インスリンが作りにくい状態になる病気です。糖尿病の多くはこの2型糖尿病です。

 

糖尿病になるとどうなる?

糖尿病により、血液中に糖が多すぎる状態が続くと、喉が渇く、尿の回数が増える、疲れやすくなるといった自覚症状を生じます。また、血管が傷つきやすくなり、合併症を引き起こすリスクが高まります。

糖尿病の三大合併症 神経、目、腎臓の頭文字をとって「しめじ」と呼ばれています。

この他にも、歯周病や脳血管疾患、心疾患、認知症と関連があります。

2型糖尿病の予防・重症化予防

2型糖尿病は生活習慣と関連があり、予防ができます。また、早期に発見し、生活習慣の改善や適切な治療により、重症化を予防できます。

食事

食生活は、毎日の積み重ねです。できることからはじめてみましょう。

  • 栄養バランスのとれた食事
  • 炭水化物の多い丼物や麺類には野菜を+1品
  • 食事の時間は規則正しく
  • 夜遅くや寝る前には食べない
  • 食物繊維が豊富な野菜をたくさん食べる
  • 飲酒はほどほどに(男性は純アルコール量40グラム以上、女性は純アルコール量20グラム以上摂取した場合、生活習慣病のリスクが高まるとされています。)

すでに糖尿病や腎臓の疾患などの治療で、食事指導を受けている場合は、指導内容を優先しましょう。

運動

運動には、エネルギーを消費して血糖値を下げる効果が期待できます。

  • ウオーキングやジョギング
  • 水泳
  • 筋力トレーニング

また、普段歩くときにちょっと速く歩いてみる、テレビを見ながらスクワット、といった、日常生活の中で体を動かすことを意識してみましょう。

健診と定期受診

糖尿病は、自覚症状が表れる頃には重症化している場合があります。また、早期発見のために、定期的に健康診断を受けましょう。春日部市では、毎年6月~10月に特定健康診査・健康診査を実施しています。

すでに糖尿病の診断を受けている方や高血糖を健診で指摘されている方は、医療機関を定期的に受診し、血糖コントロールの状況を確認しましょう。

糖尿病と関連する検査値

  • 空腹時血糖値/10時間以上何も食べていない、空腹状態で測定した血糖値のこと。
  • HbA1c(ヘモグロビンA1c)/ 糖と結びついたヘモグロビンの割合を示す値。過去1~2カ月の 血糖コントロールの状態がわかります。

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