妊娠中期(16週~27週ごろ)の過ごし方
安定期に入りましたね。おなかの赤ちゃんとの絆を深め、ゆったりとした気分で過ごし、無事に出産を迎えられるよう、体を整えていきましょう。
妊婦健診の目安
- 妊娠0週~23週:4週間に1回
- 妊娠24週~35週:2週間に1回
また、次のときは、次の妊婦健診まで待たずに医療機関へ連絡し、相談しましょう。
- 性器出血
- 腹痛(横になって休んでも治まらなかったり、頻繁な場合)
- 破水(膣から温かい羊水が流れる)
- むくみ(まぶたや手がはれぼったくなったり、足のすねや甲を指で押すとへこんだままになる、急に体重が増える、尿量が少なくなった)
- 発熱(38度以上)
妊娠中期の過ごし方
家事
妊娠中は、反射、瞬発力が低下します。おなかが大きくなり、バランスが悪くなります。滑りやすい風呂場の掃除や階段には注意しましょう。
運動
妊娠中期は軽度の運動や旅行に適した時期です。散歩や妊婦体操など軽い運動は安産のための体づくりになります。体調に合わせて体を動かしましょう。
姿勢
おなかが大きくなり、重心が移動するので姿勢が悪くなりがちです。腰痛の原因にもなりますので、正しい姿勢を意識しましょう。
食事
つわりが治まってくる妊娠中期は、赤ちゃんの成長のためや、妊娠高血圧症候群、貧血予防のためにも、塩分は控え、たんぱく質、カルシウム、鉄分、ビタミン類の豊富なバランスのとれた食事を取りましょう。
便秘予防のために、食物繊維の多い野菜・果物・海藻などを多く食べましょう。
休息・睡眠
おなかが張ったときは無理をせず休みましょう。おなかが大きくなるため、寝るときは横向きの姿勢や枕・クッションを利用して、楽な姿勢で休みましょう。
ストレッチやマッサージをすると体の緊張がほぐれ、リラックス効果があります。また、好きな音楽を聴きながら、ゆったりとした気持ちで過ごす時間をつくりましょう。
便秘
便秘になりやすいため、適度な運動やバランスの良い食事を心掛け、便秘を予防しましょう。
清潔
- 熱すぎる湯や長湯は避けましょう
- 衣服はゆったりした清潔なもの、下着は吸湿性の良い木綿のものを選びましょう
- 胎動を感じたら(妊娠20週過ぎごろ)、乳頭のお手入れを始めましょう。入浴の時など1日1回2分~3分くらい乳頭を親指と中指で圧迫してマッサージします(おなかの張りがある人、張り止めを内服している人はやめましょう)
歯
安定期の今のうちに歯科の検診や治療を受けましょう。受診時は妊娠していることを必ず伝えましょう。
性生活
妊娠5カ月~9カ月(16週~35週)は、比較的母体が安定している時期ですが、この時期は子宮が大きくなり、腹部の膨らみも目立ってくるころです。胎動も始まりますから、あまり刺激しないようにして、腹部への圧迫は避けましょう。
性交による感染症は早産を招くこともあるので、コンドームを使用するなど、感染予防に努めましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
こども相談課 母子保健・相談担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-736-1112
ファックス:048-737-3680
お問い合わせフォーム
更新日:2021年12月09日