5月20日 地域の田んぼを活用して赤米の田植え体験が行われました

更新日:2025年06月05日

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令和7年5月20日、赤沼農水里環理組合と豊野小学校が連携して赤米の田植え体験が行われ、5年生55人が参加しました。この活動は多面的機能支払交付金を活用し、農地や水路などの地域資源が持つ教育の場としての機能増進を図っています。

昨年までは地元農家の筒野さんが自主的に豊野小学校と藤塚小学校との田植え体験を行っていました。今年から地域でこの取り組みを守っていこうと、筒野さんもメンバーの一員となっている多面的機能支払交付金の活動組織「赤沼農水里環理組合」の活動に位置づけました。

多面的機能支払交付金…農業・農村の有する多面的機能(洪水や土砂崩れなどの防止、環境保全、美しい風景の形成など)の維持・発揮を図るための地域の共同活動を支援しています

田植え体験の様子

始めに、筒野さんより田植えのやり方について説明がありました。説明の中で、「いねのいは命のい。いねのねは根っこのね。稲という言葉は命の根が語源となっています。今日は、命をつなぐ大切なものを植えます」という言葉があり、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。

田植えのやり方について説明を受ける生徒たち
一カ所に植える量を説明する赤沼農水里環理組合の構成員

苗箱から一人一人にひとつかみの苗が配られ、田植え体験がスタート。おそるおそる田んぼへ入ると、子どもたちからは普段では体験できない土の感触に歓声が上がりました。

等間隔に印が付いたロープを目印に、その真下へ稲を埋め込み、一列になって田植えを進める子どもたち。田んぼにはまった足を引き抜こうとして転び、泥だらけになる姿もありました。

苗代
苗代から一人一人に苗を配る様子
初めて田んぼに入る子どもたち
泥の感触に盛り上がる子どもたち
横一列に並び、田植え体験の準備万端
田植え位置の目印を目掛けて苗を植える子どもたち
田植え位置の目印が付いたロープを移動させる構成員
黙々と苗を植えていく子どもたち

田植え体験の後は、水路で手足の泥落とし。水路に足を突っ込むと「冷たくて気持ちいい!」とあちこちから聞こえてきました。

今回植えたのは古代米の一種「赤米(あかまい)」。苗の時点では白米と見た目が変わりませんが、稲穂の先や玄米が赤くなる品種です。豊野小学校と藤塚小学校(別日に田植え体験)では稲刈りもする予定とのことで、成長後の稲の姿が楽しみですね。

田んぼの中心から外側へ向かって2列になって田植え体験
田植えの後は水路で泥を落とす

給食で赤米を食べる

昨年度、豊野地区の小学校では、前の年に田植え・収穫体験をした赤米を給食で食べました。

令和7年10月1日に春日部市が市制施行20周年を迎えることを記念し、今年は10月1日に市内全小・中・義務教育学校と公立保育所で「新市施行20周年記念お祝い給食」を実施。献立の中で昨年収穫した赤米を使った「赤米ごはん」が提供される予定です。

地元で採れる新鮮で安全・安心な農産物を給食へ

筒野さんは学校給食に使用する野菜・果物の提供生産者に登録しており、給食に赤米を提供しています。

学校給食課では、提供生産者の登録を受け付けています。詳しくは学校給食への野菜・果物の提供生産者を募集しますをご覧ください。

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