地域の陰の立役者たち

更新日:2025年08月12日

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令和7年7月13日、この日は日曜日でしたが、多面的機能支払交付金を活用している6組の活動組織が、草刈り、植栽、道路・水路の点検、農村文化の伝承を行いました。

多面的機能支払交付金…農業・農村の有する多面的機能(洪水や土砂崩れなどの防止、環境保全、美しい風景の形成など)の維持・発揮を図るための地域の共同活動を支援しています

雑草が最も成長する夏!暑さに気をつけて各地で草刈り

夏は日照時間が長く、雨も多くなるため、雑草が最も伸びる時期。水路や道路法面の雑草は、水の流れの阻害、通行の妨げ、不法投棄の原因となるため、地元ではまめに草刈りを実施しています。

芦橋アグリ倶楽部

暑さ対策のため活動開始時刻を午前6時30分へ変更。早朝スタートにもかかわらず、いつものメンバーはほぼ全員出席。全員が草刈り機を使って道路脇に生えている雑草を勢いよく刈り進め、道路幅・見通しを確保しました。

草刈りで道路幅を確保
活動組織名が入ったヘルメットを被って草刈り
通行の支障になる草を刈る様子
草刈りで通路を広げていく構成員たち

神間・緑と水の会

暑さ対策のため「時短」に重点を置きました。メンバーが一定の間隔を空けて水路の両側に並び、手慣れた様子で黙々と草刈りを進め、あっという間に水路の法面(斜面)がきれいになりました。8月に草刈りをした所にコスモスの種をまき、10月ごろに見頃を迎える予定です。

水路法面の草刈りを進めていく構成員
組合名が入ったヘルメットを被って草を刈る構成員
スピーディに刈り進めていく構成員たち
集合写真

活動組織名入りの揃いのヘルメットで集合写真

小平農地環境保全組合

暑さ対策のため、午後4時から草刈りを開始。早く終わった班が未完了の箇所へ応援に入り、最後は30人を超える構成員が集結。伸びすぎた草は刈るのが大変なこともあり、5月~9月は毎月一斉に大きな水路の草刈りを実施しています。土地改良区とのタイアップも大きなポイントです。

根用水路の法面に集まる構成員たち
約5メートル幅の大きな用水路法面の草刈り
草を刈るすぐ後ろには江戸川堤防
草刈りを終えて帰って行く構成員

草刈りを終えて帰って行く構成員の皆さん

遊休農地を花畑に

金崎区環境整備会では、遊休農地を活用し、環境整備としてコスモスを植栽。令和7年度はコスモスに加えてソバの栽培にも挑戦。この日は、機械力と人力を駆使して種をまきました。ソバは水捌けを良くすることが重要だそうで、くわで畑に溝を掘る作業も実施。コスモスとソバの花は10月ごろに見頃を迎え、自治会と共催でコスモス祭りを開催予定です。

植栽場所を耕耘するトラクター

トラクター

手押し車で種をまく様子

手押し式種まき機

手でソバの種をまく様子

手まき

水捌けをよくするためクワで溝を掘る様子

溝掘り作業

道路・水路を点検して課題を共有

上柳区環境保全組合では、団体営ほ場整備事業により整備された道路や用排水路の維持のため、施設の点検・診断を行いました。この日は、水が入りにくい水路や水があふれてしまう水路、ひび割れた道路などを役員が回り、結果を地図に落とし込みました。地域の課題を全員で共有し、補修計画を検討して解決を図ります。

水路の点検をする様子
要望内容をみんなで確認する様子
道路のひび割れを点検する様子
要望箇所を地図に落とし込む様子

点検・診断結果を地図に落とし込む

農村文化の伝承

赤沼農水里環理組合では、「農村文化の伝承を通じた農村コミュニティの強化」として赤沼の獅子舞の伝承に取り組んでいます。この日は木漏れ日の下、夏の例大祭(豊作祈願祭)において、無病息災・五穀豊穰などの願いを込めて奉納舞が行われました。子ども獅子舞では最年少は3歳。会場は温かい拍手で包まれました。農作物が豊かに実りますように。

太夫獅子による舞
三頭の獅子が舞う様子
子どもたちによる獅子舞

子どもたちによる舞

獅子舞デビューの3歳児

獅子舞デビューの3歳児

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農業振興課 農地担当
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