ハザードマップを活用してマイ・タイムラインを作成しましょう

更新日:2023年06月01日

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マイ・タイムラインとは、「水害時の自分の行動を時系列で整理した、自分で作る、自分のための計画表」のことです。
台風接近などによって河川の水位が上昇した場合などに、「いつ」「何をするのか」を整理しておくことで、急な判断が迫られる災害時に避難の判断をサポートするツールとして役立てることができます。
ハザードマップでは、直接記入しながら、各家庭の「マイ・タイムライン」を作成できるようになっています。

ここでは、詳しい「マイ・タイムライン」の作り方について紹介します。

マイタイムラインの詳しい作り方がかかれたハザードマップ10~11ページの見開き画像

マイ・タイムラインの作り方

  1. 洪水リスクマップ(14ページ~39ページ)で自宅の浸水の深さを調べる
  2. 最も被害が大きい河川と、その河川の水位観測所(12ページ)を調べる
  3. 自宅の浸水の深さに応じて、適切な避難先を検討する
  4. 避難完了から逆算し、いつ、どんな行動をとればよいかマイ・タイムラインに記入する

1.洪水リスクマップ(14ページ~39ページ)で自宅の浸水の深さを調べる

利根川、江戸川、荒川、そして市内を流れる中小河川の洪水リスクマップを確認し、それぞれの河川が自宅に及ぼす被害の大きさを確認します。おおむね、浸水の深さが0.5メートル以上3メートル未満で一般的な建物の1階部分、さらに3メートル以上となると2階部分も浸水してしまいます。
ここで重要なのは、自宅の浸水の深さを確認し、「自宅での在宅避難が可能かどうか」を判断するということです。

2.最も被害が大きい河川と、その河川の水位観測所(12ページ)を調べる

まず、浸水の深さが最も大きくなる河川について、その河川の水位観測所を確認します。
実際に台風が近づいたら、その水位観測所で、河川の水位がどう変化しているかを確認することができます。
余裕があれば、その他に被害が予想される河川の水位観測所も調べておきましょう。

3.自宅の浸水の深さに応じて、適切な避難先を検討する

コロナ禍における避難の優先順位を参考に、自身の適切な避難方法について検討しましょう。
自宅の浸水深が低く安全な場合には在宅避難。自宅が危険な場合は、安全な場所に住む親戚や知人宅、そして安全な場所への車中泊避難を検討しましょう。
コロナ禍においては、感染リスクを軽減するため、自身で安全な避難先が確保できる場合に限り「避難所に行かない」という選択も重要です。

4.避難完了から逆算し、いつ、どんな行動をとればよいかマイ・タイムラインに記入する

自身の避難先が決まったら、レベル3あるいは4の段階で確実に避難を完了させられるよう、取るべき行動を時系列で考えていきます。
まず、「避難完了」のタイミングをマイ・タイムラインに記入し、さらに、そこから逆算しながら、いつ、どんな行動をとるかを記入しましょう。
また、その際、家族に合わせた備蓄品や必要な持ち出し品、それぞれの役割分担などについても話し合っておきましょう。

「マイ・タイムラインプロジェクト」推進中

現在、危機管理防災課では、「マイ・タイムラインプロジェクト」と称し、市民の皆さんへマイ・タイムラインの普及啓発を行っています。
ハザードマップを使ってマイ・タイムラインを作成する際、不明点や疑問点があれば、気軽に危機管理防災課までお問い合わせください。その場で、マイ・タイムライン作成のお手伝いをします。
また、市内のショッピングモールなどを会場とし、危機管理防災課の職員が皆さんと一緒に「マイ・タイムライン」を作成する「わが家の浸水診断」の開催も予定しています。
「わが家の浸水診断」では「浸水ナビ」を活用し、より詳しい浸水リスクを調べることができます。「浸水ナビ」の活用方法は、下記のリンクを参照してください。
ぜひ、一緒に「マイ・タイムライン」を作成し、水害が発生する「その日」に備えましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理防災課 危機管理防災担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-739-6830
ファックス:048-736-1974
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