女性の健康づくり

更新日:2025年06月11日

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女性は、生涯を通じて、ホルモンバランスが大きく変動し、その影響で心と体に様々な変化が生じます。そのため、世代によって注意したい症状や病気も異なります。自分のからだの変化や不調を見逃さないようにすることがとても大切です。

女性のライフステージと健康

女性は思春期、成人期、更年期、老年期といったライフステージごとに、エストロゲンなどの女性ホルモンの状態が変化します。また、結婚や妊娠・出産、育児、介護などのライフイベントによっても男性とは異なった心身の変化をしています。

各ライフステージの特徴に応じた健康づくりのポイントを知り、充実した日々を過ごしましょう。

思春期

「思春期」は子どもから大人へ変わってゆく移行期全体を指す言葉です。この時期には女性ホルモンが上がっていくことによって、「第二次性徴」と呼ばれるからだの変化があらわれ、こころにも大きな変化がある時期です。

成人期

成人期は、女性の生涯にわたる健康の基礎を築く大切な時期です。また、就職・結婚・出産など様々なライフイベントにより生活や環境が大きく変化します。

普段からの健康管理とがん検診などの定期検診を習慣にしましょう。

更年期

閉経(1年間月経がない状態)の平均年齢は50.5歳ですが、これを挟んだ前後10年間を更年期と呼びます。卵巣から分泌される女性ホルモンは、40歳に入ったころから急激な低下が始まり、それに伴ってさまざまな身体的、精神的症状が現れるのが更年期障害です。また、生活習慣病のリスクが上がってくるのもこの時期です。

ホルモンが乱れやすい更年期の女性の病気やケアは、早めの対応が重要です。

気になる症状は自己判断せず専門医に相談しましょう。

老年期

更年期を過ぎた50代半ば以降を老年期といいます。老年期を迎えると、女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの分泌量が少なくなります。

更年期を過ぎて体調が安定する一方で、閉経以降は生活習慣病のリスクが高まります。また、エストロゲンの減少によりうつ症状が現われることがあります。

定期検診の受診や持病の管理、生きがいづくりなど、できることから始めましょう。

女性と骨粗しょう症

骨粗しょう症は、骨密度が低くなり、骨折しやすくなる病気のことです。

閉経後の女性高齢者に多い病気ですが、最近では「やせ」による栄養不足から、若い女性が発症するケースも増えています。

春日部市では、超音波による簡易骨密度測定を実施しています。

女性のメンタルヘルス

 女性のうつ病患者数は男性より多く、どの年代でも女性が男性を上回っています。

 女性ホルモンの急激な変化によるものだけでなく、ライフイベント(結婚、妊娠・出産、育児、介護など)による 環境・役割の変化がきっかけになることもあります。 

不調を感じたら、早めに専門家に相談しましょう。

女性のがん検診

がんは、早期発見・早期治療が重要です。症状のないうちに検診で見つけて治療につなげるために、がん検診を受けましょう。

春日部市では、子宮がん検診は20歳以上、乳がん検診は40歳以上の女性が対象です。定期的に検診を受け、自分の体と向き合いましょう。

女性の健康週間

厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。

女性の健康についての情報提供サイト

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