歴史に触れる
かすかべウオーク「宿場町ウオーク」
日光街道・奥州街道は、江戸時代の五街道の一つです。粕壁宿は、江戸日本橋から数えて4番目の宿場町でした。かつて松尾 芭蕉(まつお ばしょう)も歩いた道です。
歴史の面影を探しながら歩いてみませんか。
1.春日部情報発信館「ぷらっとかすかべ」
春日部市の観光・イベント情報などは春日部情報発信館「ぷらっとかすかべ」で入手できます。開館時間は午前9時~午後4時30分で、休館日は月曜日(ただし月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始です。
2.加藤楸邨(かとうしゅうそん)旧屋跡標識
加藤 楸邨(かとう しゅうそん)は日本の現代俳句を代表する俳人の一人で、旧制粕壁中学校(現在の春日部高等学校)での教師時代、俳句と出合います。
3.郷土資料館(教育センター内)
江戸時代の粕壁宿推定模型があります。今の町並みと比較してみてください。開館時間は午前9時~午後4時45分で、休館日は月曜日(ただし月曜日が祝日の場合はその翌日)、祝日、年末年始です。
4.八坂 (やさか)神社
八坂神社は牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)とも呼ばれ、粕壁宿の市神(いちがみ)としてまつられた神社です。八坂神社の祭礼は、現在の春日部夏まつりの起源です。
5.東陽時(とうようじ)
元禄2年(1689年)「奥の細道」紀行で、松尾 芭蕉(まつお ばしょう)は粕壁宿に一泊しました。「曾良 (そら)旅日記」からの一文が碑に刻まれています。泊まった場所は小淵山観音院の他、諸説あります。
6.国立薬用植物栽培試験場跡
日本初の国立薬用植物栽培試験場がありました。大正11年に開設され、昭和55年につくば市へ移転しました。現在はミニ薬草園になっています。
7.碇(いかり)神社のイヌグス
推定樹齢600年、この地では珍しい南方系の樹木で県指定の天然記念物です。江戸時代には、大落古利根川を通る船にとって下喜蔵河岸(しもきぞうかし)を探す目印になっていました。
8.変電ボックス
宿場町当時の10の町名と特徴が絵巻風に描かれています。表と裏で違う絵が楽しめます。
9.日光道中の道しるべ
旧商家東屋田村本店前の道しるべ。天保5年(1834年)のもので、日光・岩槻・江戸の三方面の方角が刻まれています。
10.土蔵造りの建物
江戸時代、間口が狭く奥行きが長い地割に沿って、土蔵が連なっていました。
11.古利根公園橋
県鳥シラコバトをデザインした風見鶏に、麦わら帽子をイメージした弓型の梁(はり)があります。光と風を主題にした全長79メートルの橋上公園です。ここに千住馬車鉄道がモチーフになったテト馬車のレリーフがあります。
12.粕壁宿の案内板
案内板付近は、問屋場(といやば)(宿場の業務を行うところ)跡ともいわれています。
13.新町橋
江戸時代前期には、大橋、粕壁大橋などと呼ばれていました。橋のたもと付近には、船着き場である上喜蔵河岸(かみきぞうかし)があり、今も石垣の一部が残っています。
宿場町ウオーク マップ
日光道中・奥州道中は、江戸時代の五街道の一つ。
粕壁宿は、江戸日本橋から数えて4番目の宿場町でした。
かつて松尾芭蕉もあるいたみち。
歴史の面影を探しながら歩いてみませんか。
【かすかべウォーク】宿場町ウォークマップ (PDFファイル: 519.6KB)
かすかべウオーク「いにしえウオーク」
古隅田川は、かつて隅田川と呼ばれる大河川で、武蔵国(むさしのくに)と下総国(しもうさのくに)の境目でした。この川沿いには歴史を物語る史跡が残されています。いにしえに思いをはせながら、古隅田川の流れをたどってみませんか。
春日部市の観光・イベント情報などは春日部情報発信館「ぷらっとかすかべ」で入手できます。開館時間は午前9時~午後4時30分で、休館日は月曜日(ただし月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始です。
この辺りは江戸時代、渡船場でした。明治時代に橋がかけられ、渡り賃が十文でした。春日部駅方向から橋を渡り約20メートル先左手に、十文渡し跡の碑があります。
春日部重行公(かすかべしげゆきこう)は、南北朝時代に後醍醐天皇に味方して戦った武将です。その活躍により、下総国下河辺荘春日部郷などの地頭職を授かりました。また、最勝院は明治時代に粕壁小学校や粕壁税務署などにも利用されていました。
「名にしおはば いざ言問はん都鳥 わが思ふ人はありやなしやと」という歌のいわれを刻んだ碑です。寛永6年(1853年)に建てられました。都鳥の歌は、在原 兼平(ありわらの なりひら)が遠く都を離れ東国を旅している時に、隅田川(現在の古隅田川)に遊ぶ都鳥(ユリカモメ)を見て、ふるさとを懐かしみ詠んだものです。
元弘年間(1331年~1334年)ごろ、春日部氏が鎌倉鶴岡八幡宮を勧請して築いたという神社です。八幡公園とその付近で発掘された堀跡や建物跡などは、その館跡の一部だと考えられています。
古隅田川が謡曲「隅田川」の舞台であったことにちなみ、能の世界をデザインしたパネル、波の模様の高欄、鈴をイメージした照明が橋を飾っています。
お葉附きイチョウは実が葉の付け根に実ることからその名が付けられました。枝の付き方も特長があり、水平か下向きに伸びています。推定年齢350年、県の天然記念物の樹木です。
謡曲「隅田川」で有名な梅若丸(うめわかまる)の伝説が伝えられています。京都の貴族の子、梅若丸(うめわかまる)が人買いにさらわれて、隅田川のほとりで命を落とします。梅若丸(うめわかまる)を追ってきた母がそのことを知り、池に身を投じてしまうという悲劇です。梅若丸(うめわかまる)をまつる梅若塚が残されています。
古隅田川の氾濫を防ぐために築かれた堤防跡です。約1.5キロメートルにわたる遊歩道になっています。野鳥の森などを含む古隅田川公園として整備されています。
元文2年(1737年)に、岩槻城主永井氏の命により古隅田川に架けられた県内でも最も古い石橋のひとつです。自然石板18枚を組んた橋で、古来から「やじま橋」と言われてきました。昭和59年に公園内に移築されています。
住宅地の中の森です。鳥たちのおしゃべりに、耳を傾けてみてください。
大宮・粕壁間に県道開通後、明治時代に架けられた橋ですが、もとは100メートル上流にあったものです。付近に在原 業平(ありわらの なりひら)の舟塚があったといわれています。
いにしえウオーク マップ
古隅田川は、かつて隅田川と呼ばれる大河川で、武蔵国(むさしのくに)と下総国(しもうさのくに)の境目でした。
この川沿いには歴史を物語る史跡が残されています。
いにしえに想いをはせながら、古隅田川の流れをたどってみませんか。
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更新日:2024年03月04日