市役所を名乗る詐欺に注意!
詐欺や被害は固定電話からだけではない!
8月21日(木曜日)、藤塚公民館で開催された「シニア向けスマホ教室」において、特殊詐欺被害・消費者被害防止のための講話を行いました。
最近被害が急増しているSNSを使用した警察官騙りの事例や、通信販売トラブルの相談事例等を伝え、スマホを利用した手口や被害についての対策等をお話ししました。
固定電話を使わない家庭が増えていることから、スマホをキッカケとする詐欺やトラブル等が増加しています。正しくスマホを活用していきましょう。

還付金詐欺の実例を紹介

訪問販売お断りうちわについて説明
スマホにも詐欺電話はかかってくる!
市役所の窓口で、実際に相談があった事例を紹介します。
このような詐欺の手口があると知ることにより、詐欺だと気付くキッカケを増やすことができます。
実際に相談があった事例
ある日、固定電話ではなく、スマホに電話がかかってきます。
犯人「春日部市役所福祉課の○○です。緑の封筒を○月に郵送しましたが、届いていますか?」
犯人は、市役所の職員になりきり、優しい口調で話してきます。保健課等を名乗ったり、青や水色等別の色の封筒と話すこともあります。
“届いていないです。”と答えると、
犯人「還付金が○○,○○○円(1円単位まで具体的な金額を提示)、あなたに戻りますので手続きをしてください。期限が迫っていますので、手続きしないと損しますよ。」
犯人は、期限が近い・迫っている等と言い、焦らせて冷静な判断ができないようにしてきます。また、犯人は「このままお電話をおつなぎしておいてください。今から手続きをしていきましょう。」等、誰にも相談をさせないようにしてきます。
このあとのよくあるパターンは、
1:ATMに誘導され、お金を振込させてだまし取る
2:自宅に訪問し、キャッシュカードをだまし取る
といった2つがあります。
騙されないために
電話でお金の話は詐欺です!
電話でお金・還付金・キャッシュカード・暗証番号・ATM等の言葉が出たら危険です。担当者の課名・名前・連絡先を聞き、すぐに電話を切って誰かに相談をしましょう。
また、市役所から電話でATMに誘導したり、キャッシュカードを自宅まで取りに伺うなんてことは絶対にありません!
かかってきた電話番号を調べてみると、詐欺だと気がつくこともできます。
知らない番号は出ない→検索して調べる、を徹底することで詐欺だと気付けるよう、日頃から心がけることが大切です。
埼玉県警察本部特殊詐欺対策室公式Xの特殊詐欺被害・不審電話速報についてのポストでも同様の内容を動画にて確認できます。詳しくはこちら
春日部市消費生活センターからのお知らせ
春日部市消費生活センターに寄せられている消費者トラブルの現状として、60歳以上の方からの相談が全体の約45%であり、その中でも、通信販売と点検商法に関する相談が半数以上を占めている現状をお伝えしました。
また、「スマホで突然表示された広告や、実生活における突然の業者の訪問など、相手方からの一方的なアプローチに気を付けてください」と注意喚起しました。
なお、誤解をされやすいですが、通信販売にはクーリング・オフが無いため(返品は規約に従う)、スマホやインターネット経由で買い物するときは慎重に行うよう説明したところ、皆さん熱心にメモを取っていたのが印象的でした。
お配りした令和7年度啓発品のマグネット付きリーフレットも「消費者トラブルに巻き込まれないための対処法が分かりやすく書かれている」と好評でした。
消費生活の相談事例はこちら


この記事に関するお問い合わせ先
くらしの安全課 交通防犯担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-736-1126
ファックス:048-733-3825
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更新日:2025年09月09日