春日部市公共施設マネジメント

更新日:2022年03月04日

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春日部市公共施設マネジメントは、公共施設の老朽化の進行と更新時期の集中に対応するための取り組みです。今後、見込まれる人口減少と財政規模の縮小を見据え、公共施設のあり方を検討するとともに、施設の再配置や有効活用などに取り組み、公共施設を総合的かつ計画的に管理します。

現状と課題

1.老朽化が進む公共施設

本市には、合計で287(令和2年度末時点)のハコモノ施設があり、延床面積は約50万平方メートルになります。これは、東京ドーム10個分に相当する広さです。このうち、小学校・中学校が約半分を占めています。さらに、インフラ施設は、道路が約1,060キロメートル、橋が約4キロメートル、上水道管が約880キロメートル、下水道管が約600キロメートルにもなります。これらの公共施設の多くは、急激に人口が増加した昭和40年代~昭和50年代に建設されており、これから一斉に建て替え・更新の時期を迎えます。

2.人口減少・少子高齢化の進行

本市の人口は、昭和40年代以降急速に増加してきましたが、2000年(平成12年)の240,924人をピークに減少に転じています。2015年(平成27年)時点では236,969人となっていますが、現状のまま推移した場合の将来人口は、2040年には190,257人まで減少すると予測されています。また、年齢構成では年少人口や生産年齢人口の割合が低下する一方で、高齢者人口の割合が上昇しています。今後もその傾向が一層顕著となり、2020年には高齢者人口比率は30パーセントを超える予測となっています。そのため、このような人口構成の大きな転換と市民ニーズの変化に対応した、適正な公共施設の総量規模や配置を検討していく必要があります。

3.厳しい財政状況への対応

今後、人口の減少に伴い、市税収入など一般財源の減少が予測される一方で、少子・高齢化に伴う扶助費などの義務的経費の増加が見込まれます。そのため、投資的経費など、公共施設の維持管理の財源確保がこれまでどおりできなくなることが懸念されます。こうした厳しい財政状況の中で、公共施設の管理・運営に掛かる費用を抑制しつつ、将来に渡り必要な機能の維持を図っていくことが大きな課題となります。

春日部市公共施設マネジメント基本計画

公共施設に関わる課題に対応するため、平成27年度から平成28年度にかけて「春日部市公共施設マネジメント基本計画」を策定しました。この計画は、平成26年度に策定した「春日部市公共施設等総合管理計画」を取り込み具体化したもので、長期的な視点に立った公共施設の適正な維持管理や、より良い施設再編に向けた検討の指針となるものです。

春日部市公共施設マネジメント基本計画策定などに関する取り組み

これまでの計画策定の経過などは以下のリンク先をご覧ください。

春日部市公共施設マネジメント基本計画(追補版)を策定しました

総務省から発出された通知「令和3年度までの公共施設等総合管理計画の見直しに当たっての留意事項について」を受け、令和4年3月に「春日部市公共施設マネジメント基本計画 追補版」を策定しました。

この記事に関するお問い合わせ先

公共施設事業調整課 公共施設マネジメント担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-736-1452
ファックス:048-734-5516
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