特定外来生物

更新日:2023年05月24日

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特定外来生物とは

もともと日本にいなかった外来生物であって、生態系や人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼす可能性のあるものの中から、特に影響が大きいものを特定外来生物として指定し、飼育・栽培・保管・運搬、輸入、販売・譲渡、野外に放つことなどが原則として禁止されています。

  • アライグマ
  • カミツキガメ
  • セアカゴケグモ
  • クビアカツヤカミキリ
  • ヒアリ
  • オオキンケイギク
  • アレチウリ

アライグマ

北アメリカに生息する生物で、かわいらしい外見から人気が高まり、1970年代以降にペットとして輸入が増えました。しかし、飼育が難しく飼い切れなくなった飼い主が放したり、逃げたりしたものが日本各地で増えています。また、繁殖力が強く、餌であるカエルや昆虫、生活環境の近いタヌキなど、生態系に与える影響が大きいことから、特定外来生物に指定されています。
春日部市では、平成19年(2007年)ごろから市内の北西部を中心に捕獲されており、果物など農作物を食べたり、天井裏に入り込みふんや尿をしたりするなどの被害が報告されています。

檻の中にいる二匹のアライグマが愛くるしい瞳でこちらを見つめている写真
夜の茂みにいるアライグマが威嚇しているかのように下半身を持ち上げている様子を捉えた写真

アライグマの特徴

  • 尻尾が長く、5本~10本のしま模様
  • 指が長く、5本指
  • 鼻から眉間にかけて黒いスジ
  • 白いひげ
  • タヌキよりしっかりした目の周りの黒いマスク模様

アライグマの被害を受けている人へ

市では、埼玉県アライグマ防除実施計画に基づいて、アライグマによる生活被害、または農業被害などがある場合に、箱わなを設置し捕獲を行っています。アライグマの被害を受けている人は、リサイクル衛生課までお問い合わせください。

カミツキガメ

北・中央アメリカに生息する大型のカメで、1960年代以降にペットとして輸入されていましたが、飼い切れなくなった飼い主が放したり、逃げ出したりしたものが自然に繁殖しています。夜行性で深い水場を好みますが、路上での目撃も報告されており、餌となる魚類など生態系に与える影響が大きいことから、特定外来生物に指定されています。

春日部市では、平成18年(2006年)ごろから市内の南西部でカミツキガメが捕獲されています。被害の報告は入っていませんが、素早く首を伸ばしかみつく場合があるので、見掛けても近づいたり、餌を与えたりしないでください。

アスファルトの上で甲羅から少しだけ頭と手足を出しているカミツキガメの全身を捉えた写真
アスファルトの上で口を大きく開けてこちらを威嚇するカミツキガメの写真

カミツキガメの特徴

  • 大きな頭部
  • 鋭い爪とゴツゴツとした腕
  • 3条の隆条がある扁平 (へんぺい)な甲羅
  • ギザギザの尾

セアカゴケグモ

オーストラリアが原産で、メスは毒を持っており、かまれると脱力感、筋肉痛、頭痛などの全身症状が現れることがあるため、特定外来生物に指定されています。
セアカゴケグモは攻撃性のない大人しい性格ですが、毒をもっているため注意が必要です。

クビアカツヤカミキリ

中国・朝鮮半島・ベトナム北部などが原産で、サクラ・ウメなどのバラ科を中心とした多種の樹木に寄生し、樹木を弱らせ、倒木や枯死させる危険性のある特定外来生物です。
サクラや果樹など、被害が拡大するのを防ぐには早期発見・早期防除が重要です。

ヒアリ

ヒアリは南米原産の体長2ミリメートル~6ミリメートル(大きさにバラつきがあります)の赤茶色のアリです。刺されるとやけどのような激しい痛みと水ぶくれ(水泡)ができるため注意が必要です。本来、日本には生息しないアリで特定外来生物に指定されています。国内では港湾関係施設やコンテナなどの関連施設で確認されています。海外からの輸送船を介してコンテナや貨物に付着して侵入してきたと考えられます。

市民の皆さんへ

春日部市内ではヒアリは確認されていません。これまでの国内のヒアリ発見場所は、港湾関係施設、コンテナなどの物流関係施設です。住宅街など人の生活圏では発見されていません。

疑わしいアリを発見したら

環境省は、正確な情報発信および不安解消のため、ヒアリ相談ダイヤルを開設しています。

ヒアリ相談ダイヤル

  • 電話:0570-046-110(一部機種では利用できないため、その場合は、電話:06-7634-7300)
  • 受付日:月曜日・水曜日・金曜日・土曜日・日曜日・祝日(ただし12月29日から1月3日を除く)
  • 受付時間:午前9時~午後5時
  • 通話料は、相談者負担

ヒアリは極めて攻撃的なので、刺激したり素手で捕まえたりしようとせず、熱湯や市販のアリ用殺虫剤(成分:フィプロニル)をかけるといった方法で殺虫してください。詳しくは下記の外部リンクを参考にしてください。

オオキンケイギク

北米原産の多年草で、5月から7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。強靱でよく生育することから、在来の野草の生育場所を奪い、生態系に重大な影響を及ぼすおそれがある植物として、特定外来生物に指定されています。
オオキンケイギクを見掛けたら駆除をお願いします。

アレチウリ

北米原産の1年草で、8月から10月にかけて花を咲かせます。長く伸びるつるが他の植物に巻き付き枯らせてしまうことから、生態系に重大な影響を及ぼすおそれがある植物として、特定外来生物に指定されています。

アレチウリを見掛けたら駆除をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

リサイクル衛生課 リサイクル衛生担当
所在地:〒344-8577 春日部市中央七丁目2番地1
電話(直通):048-797-8028
ファックス:048-737-3683
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